陥入爪の手術で、足指へ局所麻酔を打った
9月20日金曜、長年僕を苦しませた陥入爪に終止符を打つことになった。
陥入爪とは爪が皮膚の下に食い込むことで、
炎症し重症となれば膿んでくる。
歩行能力を失う大きな病気だ。
僕はその陥入爪の超重傷患者。
誰が見てもグロい足を持っている。
僕の弱点は注射嫌い。そして病院恐怖症。
地獄のようなコンディション。
「これは手術しなきゃ治らない」
そう言われて僕は絶望の淵に立った。
手術 〜激痛の麻酔を打って〜
そして今日、大きな病院の処置室に通された。
無駄に広い部屋の中央には処置用のブツ。
僕の心は完全に折れる。
ベッドに上がって処置が始まる。
病院にもよるが、最初に説明を受ける。
「ここに麻酔を打ちます」
「こんな流れです」
不安がる僕を完全に見抜いたのだろう。
かなり説明が丁寧だった。
そして麻酔。
麻酔用の注射針は健康診断の時より太い。
注射嫌いな僕は自然と拒否反応が起こる。
看護師2人に押さえつけられて注射。
「ぐぁぁぁぁあ!!!」
足の骨をノコギリで切られてるかのよう…
めちゃくちゃ痛い。
正直言って気絶するのかと思った。
そして麻酔薬が指の中に入ってくる感じ。
気持ちが悪く不快。
30秒ほどで終わったが感覚的には2分。
痛すぎる。
看護師から『30分寝てください』と言われる。
その間に足を動かしてはいけないのだが、
勝手に震えてしまう。
よくアニメで気絶した敵が、
小さく震える事があるがその感じが続く。
手術 〜爪切断の瞬間〜
30分経つと先生が来る。
爪と皮膚の間にハサミを入れて切る。
陥入爪の代表的な手術
局所麻酔とは痛みはなくなるが、
感覚だけは残る。
無理やり親指を切られる感覚が続く。
僕は携帯を見て正気を保つ。
こういう時に推しがいるんさ。
処置方法にもよるが、
爪を切った後は特殊な薬で焼く。
焼くと言っても火で焼くのではなく、
液体薬で塗っていくだけ。
痛くはないのだが感覚が気持ち悪い。
10分後、僕は歩行を許された。
麻酔が聞きながらも無理やり歩く。
包帯で処置されるのだが、
歩くたびに血に染まる。
帰宅後に激痛再臨
終わった。僕は家に帰宅した。
しかしそこで地獄が来る。
麻酔が切れ始め、痛みが増加してきた。
刺すような痛みが襲う。
対処法は仰向けになって、
足先を頭より高く固定する事。
血液が足先に行かないようにするだけ。
これをしてかろうじて耐えられる。
この痛みは1日続いた。夜は寝られず、
トイレに行きたくなると今か!とムカついた。
陥入爪の手術を終えて
痛いしか記憶がない。
だが乗り越えられれば歩行能力を得られる。
今もまだ少し痛む。
そして痛み止めも無くなった。
何も言うことはない。
ただただ痛かった。