かみなりさまと戦うばあちゃん
引き続きばばばあちゃんシリーズを読んでいる。
シリーズものは読んでいく中で気づくことがあるから楽しい。
「あめふり」はかみなりさまとばあちゃんの戦い。
雨が嫌になったばあちゃんは、暖炉やストーブに薪を沢山くべて、こしょうやとうがらしを入りのからい煙を作って雲の上にいるかみなりさま達を攻撃! 大きなくしゃみで雲がちぎれて落っこちてきて晴れました的な展開。
ばあちゃんの強気で頑固な性格が良く出たお話なんだけど、「いそがしいよる」に比べると随分空想的な話になってるなぁ、と。それが悪いってことではないし、より子供は喜びそうな気はするのだけど、そういう展開を読めば読むほど、「いそがしいよる」は凄いな、と唸らされる。
ばあちゃん1人しか出てこないし、地味な話なのに寓話としての完成度が超高い。
一番最初に読んだのがシリーズ最高傑作かもしれないなぁ、と思い始めた今日この頃です。
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