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クリムト展に行ったら、クリムトのフィギュアがあったから買ってきた。
クリムト展に滑り込んできた。
朝から行ったから、15分待ちくらいで入れたけれど、出る頃には大行列になっていてビックリ。日本の美術展好きってすごいよな、と改めて思う。
クリムトの人気もものすごいって事なのかもしれないけど。
現代美術史を遡ると、クリムトたちのウィーン分離派に行きつく。フランスではアール・ヌーヴォー、ウィーンではウィーン分離派、旧来のアカデミックなスタイルへのアンチとして出てきた表現。Art Since 1900をベースにした講義が無料公開されているのだけど、まさにその第1回がウィーン分離派なんだな。
「Art Since 1900」は現代美術史の決定版で、実は最近ようやく邦訳された。ちと値が張るけど、クリムト展見て改めて読んでみたくなったなぁ。
クリムト展は結構グッズも面白くて、思わずハンドタオル買ってしまった。
ご覧いただければ分かる通り、何かとクリムトのポートレートが元ネタになっている。
そして極め付けがこれ。
クリムトフィギュア!1500円なり。
ソフビ製なのだが日本の工場で作られたこだわりの一品。
造形が細かすぎても型から取れなくなってしまうので、その微妙なバランスが重要。ソフビ製作は高い技術力を必要としており、その技術力は日本が随一。今回のフィギュアも彩色用のマスクは11枚。つまり11回も手作業で色を吹き付けているという事!!
東京のソフビ製造技術は世界に誇れる文化なのだと解説されておりました。
知らなかった~。
ふと思ったんだけど、展示会の図録に物販でどんなグッズ売ったのかも収録しといて欲しいなぁ。クリムトフィギュアがそんなに高い技術力の結集だなんてパッと見ただけじゃわからないもんね。
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