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エリザベート@帝国劇場観てきた

帝国劇場にミュージカル『エリザベート』を観に行った。
本当はエリザーベトらしいのだけど、日本ではエリザベート表記なんだって。全然よくわかっていないのだけど、かなり人気の演目らしいということと、主演の井上芳雄はミュージカル界のプリンスなんだそうな。

オーストリア=ハンガリー帝国の皇后エリーザベトの生涯を描いた、ウィーン発のミュージカルで、ブロードウェイとは違うミュージカルを作りたいというコンセプトで作られた作品。確かにブロードウェイのエンターテインメント!な感じよりはより耽美でロマンチックな作風。例えるなら昭和の耽美形少女漫画見ている感じだった。

姑との折り合いが悪く、家を飛び出て放浪の旅に出て、旅先で暗殺された人なんだけど、死に愛された女という設定になっていて、死の王トート(=井上芳雄)に見初められ、周囲には不幸が相次いで起きる。最大の不幸は晩年に王子ルドルフが自殺したこと。その後彼女は一生喪服を脱がなかったんだそうな。

ルドルフの死は情死と伝えられているが、暗殺説もあるそうで、真相は不明。本作では父との確執の末の自殺ってことになっている。(マイヤーリンク事件など参照)

暗殺者にして物語の狂言回し役だったルイジ・ルキーニ役、見に行った時は成河という人がやっていたのだけど、これがとても良かったなぁ。ユーモアとアイロニーを併せ持ったこれぞ狂言回しという感じのキャラクター。

劇中でgrand amourって言葉が出てくるのだけど、これは真の愛、みたいな意味。僕にとってはStan Getzの素晴らしい演奏が思い浮かぶ名曲。


こんな動画見つけた。

いちばん好きなバージョンはこのアルバムの名演。
いわゆるモダンジャズのライブを堪能したい。今っぽいジャズはたまに聞いてて疲れちゃうんだよね。歳かな。


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