7歳の遊びのプロに出会えた日♫♪トライ&エラー
こどもミュージアムで働いていた日のこと。
7歳の女の子との嬉しい楽しい出会いがありました。
友達のお誕生日パーティでミュージアムに遊びに来ていたその女の子は、軽い足取りでミュージアム内をラララララ〜♫♪と飛び回り、
「いっしょにあそぼうよー!」
と誘ってくれました。
もちろん🤩!!
「何して遊ぶ?」
と聞くと、
「よすみのゲーム!」
「初めて聞いた!どうやって遊ぶの?」
と聞くと、
「今おもいついたんだもん。ためしてみようよ!」
その女の子と、その子の妹と、もう一人のお友達と、私で遊ぶことに。
4人それぞれが小さい空間の四隅に立って、ジャンケンで勝った人がその空間の真ん中に走って行って、その間に、空いた角に一番早くたどり着いた人が勝ちで、そうしてる間に空いてる角にまた別の人が走って行って、の繰り返し。
展開が速すぎて何だか訳がわからなくなってくるけれど、みんな息が切れて大声で笑い出すほど楽しくて。
みんな笑い転げて、勝ち負け関係なく、おしまい。
「たのしかったねー!もう一回!」
と、2回目は更にスピードが上がって、またみんなで笑い転げて、おしまい。
3回目は、始まるや否やみんな笑い出してしまって、訳が分からなくなって、みんなでじゅうたんに寝転がって、おしまい。
「あぁーおもしろかった!でもちゃんとゲームになるようにルールをかえてみようよ!」
👀✨!
作戦会議が始まりました。
空間が小さくて四隅の距離が近すぎるから、めちゃくちゃになるよね。もう少し大きい空間でやってみよう。
それか、走るのはナシにして、歩きだけのルールにしよう。
それか、空いた隅の隣にいる人は、反対周りで空いてるところに行くことにしようか。
一回一回止まってから次の人の番にする?でもそしたらつまらなくなるね。
よし、考えてるだけじゃなくて、試してみよう!!
わぁ。
すごーい。
それから、新しいバージョンで遊んでみて、また新たに新しいルールを取り入れて遊んでみて、と、まさにトライ&エラー!
その間に飽きてしまった小さい妹ちゃんはいなくなってしまいましたが、お姉ちゃんは気にせずに、
「うん、あそんでおいで〜タララ〜ン♫♪」
と。
その後もまた別の場所で新しい遊びを思いつき、いろいろと遊んでみて、の繰り返し。
子どもの遊びは、というより本来「遊び」は、自発的に始まって、ルールもやめ時も自由で、まさにこうでなくっちゃ、と思うのですが、この子は本当に遊びのプロだなぁと感心しました。
たくさん遊んだ後、
「今まで1000いじょうのあそびをおもいついたんだよー。どうやったらもっとおもしろくなるかなぁっていつもかんがえてるのー!」
と楽しそうに話してくれました。
私は遊びと学びのデザイナーとして働いていますが、ときどき頭でっかちになりすぎて遊び心を忘れてしまっていたかもしれない、と、この子から大切なことを思い出させてもらいました。
子どもは遊びの天才!
この日のことを忘れないで、私もこれからもたくさん遊ぶぞぉー!!
最後まで読んでくれてありがとうございました☺︎
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