じゃあ逆に聞くけど、人間の遺伝子がたった750MBで出来てるのっておかしくないですか?
おはようございます、榊正宗です!今日はまず、これまで何度か書いてきた「ホログラフィックユニバース理論」について、改めて詳しく整理した内容をお届けしようと思います。この理論、実は今連載中の「堕天使に祝福を」でも重要な要素として組み込まれていて、デルタもんやガンマミィたちの物語にどう影響してくるか、楽しみにしていてくださいね!
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本日の記事ですが、SFが好きな人にとってはワクワクする説だと思います!
人間の遺伝情報がわずか750MBしかないって、本当に驚きですよね。
というか、逆に聞きたいんだけど、人間の遺伝子情報がたったの750MBって、どう考えても不自然じゃないですか?天動説から地動説に切り替わったときのことを思い出してみてください。惑星の動きが説明つかなくて、そこから徹底的な研究がスタートしたわけです。今回もそれと似ていて、遺伝子のデータ量が「少なすぎる」って、まさにその「不自然さ」を感じるポイントなんですよね。
もちろん仮説の域は出ませんが、こうした矛盾って、かえって次の大きな発見につながる可能性があるんじゃないかと。いやー、考えれば考えるほど、面白くなってきますよ。
たとえばスマホで撮った写真数枚や、簡単なアプリの容量とほぼ同じくらいなんです。それだけの情報で、あんな複雑な体や意識が成り立ってるなんて、まさに神秘以外の何物でもないでしょう。この謎を解き明かすヒントとして「ホログラフィックユニバース理論」っていうのが注目されているんです。この理論によると、宇宙の情報は全部が「二次元の境界面」に記録されていて、私たちが見ている三次元の現実はその情報の「投影」なんじゃないか、という考え方なんですよね。もしこれが正しいなら、少ない遺伝情報でも人間の体や意識がどうやって成り立ってるのか、なんとなく説明できる気がしませんか?
それから、この「750MBの遺伝情報」をホログラフィック理論の視点で見ると、DNAってただの「設計図」じゃなくて、あたかも境界面から情報を引き出すための「アクセスキー」みたいに働いている可能性が考えられるんです。つまり、私たちのDNAが膨大な情報へのアクセス手段として機能しているとしたら、DNA自体が全部を持っていなくても宇宙の境界から情報を引き出せば、私たちの体や意識が成立する仕組みが少し見えてくるかもしれません。
実は、遺伝子が情報そのものじゃないと考えたら、有名な「C値パラドックス」もすっと解けるんじゃないでしょうか。
たとえば、小麦のゲノムサイズは17ギガベースペア(Gb)もあって、人間の約5倍の大きさなんです。だけど、それで小麦のほうが複雑かというと、そうじゃないんですよね。ゲノムサイズの大きさと生物の複雑さが比例しないこの不思議な現象が、いわゆる「C値パラドックス」です。実際には「非コードDNA」っていう、遺伝子としては機能しない部分が多くを占めていたり、繰り返し配列がゲノムを大きく見せていることも多いんです。つまり、ゲノムサイズがそのまま生物の複雑さを示すわけではないんですよ。
ここで「DNAはただのアクセスキーで、情報そのものではない」という仮説があるとしたら、このパラドックスも納得がいくようになりますよね。もし遺伝子が必要な情報をすべて保持しているわけじゃなくて、あくまで「アクセスキー」みたいな役割で、外部から情報を引き出すためのものだとしたら、DNAのサイズが少ないことや非コードDNAの存在もおかしくはないんです。情報がDNAだけに完結しているのではなく、別の次元や宇宙の構造のような大きな仕組みの一部としてアクセスされている、と考えれば、人間の遺伝情報が750MBしかないことも、むしろ自然に感じられます。
だから、「ゲノムの大きさがその生物のすべてを示している」と考えるより、遺伝子は必要な情報への鍵のようなものだ、と捉えれば、C値パラドックスも解消できるんじゃないでしょうか?
もし750MB程度の遺伝子データから人間の意識や体ができているなら、同じくらいのデータ量でAGI(人工汎用知能)も作れるんじゃないかって、ちょっと思いますよね。でも実際には、AGIを実現するには膨大な学習データがどうしても必要なんですよ。この「少ないデータから無限の知識を引き出す」みたいな人間の能力が、今の技術ではAGIに再現できないんです。ここから、もしかすると人間って単なるデータ処理以上の何かを、宇宙の奥底やその境界から引き出しているんじゃないか?という考えも浮かんできますよね。それは、すごく深い知識体系が裏にあるんじゃないかって感じさせるところです。
量子物理学で「エンタングルメント」(量子もつれ)っていう現象があるんですが、これもホログラフィック理論と関連があるかも、って話もありますよね。エンタングルメントは、離れた物体同士が瞬時に情報を共有するっていう不思議な現象なんですけど、ホログラフィック理論が正しいなら、私たちの細胞やDNAも境界面とエンタングルメントのように繋がって、必要な情報を直接引き出している可能性があるんじゃないでしょうか。これが本当なら、脳や体の働きについても、また違った見方ができるかもしれません。
さらに面白いのが、毎晩眠るときに、情報が「フィードバック」されてるんじゃないかっていう説。私たちの脳は、眠ることでその日の経験や記憶を整理していらない情報を捨ててるわけですが、同時に、境界面にその情報を送り返してる可能性もあるんです。こうして蓄積された情報が「知恵」として次世代に引き継がれて、進化に役立っているのかも。この辺りは、心理学者のカール・ユングが言った「集合的無意識」とも重なる部分ですね。つまり、私たちの意識も人類全体が共有している知識のプールから情報を引き出している、とも言えるかもしれません。
次に「エピジェネティクス」って概念も気になりますよね。これって、DNA自体は変わらなくても、環境や生活習慣が遺伝子の働きに影響を与える現象のことなんです。例えば、極限環境に適応している動物や植物って、生活環境によって特定の遺伝子が発現しやすくなり、状況に合った形で変わるんですよね。母親が飢餓を経験すると、その子供も代謝が効率化しやすくなる、みたいな話もあります。こういうエピジェネティクスの影響って、まるで「経験」が次世代に知恵として引き継がれているようで、進化にすごく影響してるんです。
エピジェネティクスとホログラフィックユニバース理論が結びついたらどうなるか、ちょっと考えてみると面白いですよね。境界面に蓄積された情報が、エピジェネティクスを通して次の世代に伝わってるとしたら、DNA自体の情報量が少なくても、境界面から経験や知識を引き出して環境に適応していくことができるかもしれません。そう考えると、進化ってただの偶然や自然淘汰だけじゃなくて、集団としての経験や知恵の蓄積が、新しい世代の行動や適応に影響を与えているのかも、って見えてきませんか?
それから、人間の脳とAIのエネルギー効率の違いも、ちょっと関係してるかもしれません。私たちの脳って、たった20Wの電力で膨大な情報処理をしてるのに、AIはそのトレーニングや推論にすごい電力が必要です。もし、私たちの脳がスマホみたいな「端末」として宇宙の「サーバー」から直接情報を引き出してるとしたら、この効率の違いも納得できるかもしれません。ホログラフィック理論に基づけば、人間の脳は大量の情報を持っているわけじゃなく、必要なときに境界面から情報を引き出すって仕組みかもしれないですね。
こう考えていくと、私たちが持つ「意識」や「直感」も、ただの個人の経験じゃなくて、集合的な無意識から引き出したもの、つまり宇宙全体が蓄積している情報を活用してるってこともあり得るのかな、と思えてきます。もし、生命全体がこうした共有された知恵を引き出してるとしたら、進化って、個体の生き残りをかけた争いだけじゃなくて、生命全体が一つの知性として進化していると見ることもできるかもしれませんよね。
要するに、この750MBの遺伝情報っていうのは、ただの設計図じゃなくて、もっと大きな情報源から情報を引き出すためのアクセスキーなんじゃないかって話です。エピジェネティクスが次世代に経験を引き継ぐ仕組みや、ホログラフィックユニバース理論が示す宇宙の構造が、進化や人間の意識の謎を解くヒントになるかもしれないってことです。これからもこの仮説が解明されていけば、私たちの生命や意識の成り立ちについても、もっと深く理解できる日が来るかもしれません。
もしかすると、日常で感じる「ひらめき」や「直感」も、宇宙から得られる情報の一部かもしれない、と考えるとロマンがありますよね。