【ル・コルビュジエの世界遺産ホテル⁈】 サント・マリー・ド・ラ・トゥレット修道院
いつになるかは分からないけど、次にヨーロッパを訪れるときに行きたいと思っているホテルリストを整理しつつ、ちょこちょこ記事に。今回は、ホテルというわけではないけれど、建築界の巨匠 "ル・コルビュジエの泊まれる建築" について✨
Couvent Sainte-Marie de La Tourette(1960年落成)
フランスのリヨン郊外にある修道院。シャルル・エドアール・ジャンヌレ・グリさん(長い!ル・コルビュジエの愛称が好まれるのも分かる。けど、敬意を表して一度は呼んでおきます)の手がけた、世界遺産にも登録されている貴重な建物。
ミサはもちろんのこと、ミニコンサートが開かれたりアート作品の展示会が催されたり、地域の人が集まることができるコミュニティーセンターとしての役割も担っている修道院。
建設当初から資金難で何度も頓挫しそうになりながら何とか完成、その後も何度か閉鎖の危機がありながらも支援者に恵まれ、地域のオアシスであり続けているとか。施設内には教会はもちろん、図書室や食堂のほか50ほどの僧房が。
”分かち合いのための場” でもあるということで、建物の見学も受け付けているし、僧房に宿泊できる修道僧体験も歓迎。トップの写真にしたのがその独立した僧房で、小さな窓の前に机と椅子が置かれ、細長い、文字通り ”房” な居室には床に直接マットレスが置かれた寝具があるのみ。朝食つき60ユーロで泊まれます。
食事はひとつある食堂で、みんなで。ディナーもランチも19ユーロ、ワインこみというのが修道院ぽくて気分はケン・フォレットさんの物語世界。集会に参加して徹底的に内省を深める1週間のリトリートプランもあって、お寺に住み込むプチ修行なんかの文化がある日本人には馴染みやすい⁈
長い歴史の中で大勢の聖職者による祈りが捧げられた空間だけに、ものすごく清々しい氣が漂っていそう。子どもの頃からお寺に通って護摩会や行に参加して、イギリスに住んでいた頃は教会に通っていた私にとっては、宗教というより自分が自分らしくあるために必要な場(ホテルの瞑想ルームも)。
いつかリトリートプランで滞在してみたいと思っているのだけど、フランス語の集会はハードルが高そう💦(それでも参加したい)
・トップの写真は公式サイトのものを利用しています
新たな視点がもてたり、世界が広がったり、楽しい気持ちになりますように・・✨