2024年11月旅行記3日目:シェムリアップ→ルアンパバーン
シェムリアップ3日目の旅行記です。
1,オールドマーケットへの道すがら
前日の13時間ツアーの疲れもありましたが、シェムリアップ最終日ということで、私たち夫婦は「今日できることは、やりきりたい」と居ても立っても居られず、朝7時過ぎにはホテルから歩いてオールドマーケットへ!
カンボジアの朝は本当に早いです。
暑い国だからか、学校は朝7時から開始するそうです。
なので、夜が明けていない早朝から、お母さんたちは買い物をし、朝食の準備を始めるんだそうです。
カンボジアの平均月給は3万円。電気代が高くて冷蔵庫は使えないので、お母さんたちは1日2回は買い物へ行くそうです。
よく考えたら、この旅行の間、ずっと、野菜や卵が新鮮でおいしかったんですよね。
冷蔵庫という文明の利器がないからこそ、新鮮な料理が食べられるのでは、と、先進国に住む良しあしをひしひし感じたものです。
また、ホテル付近では、朝食の屋台も出ていて、利用される現地の方も多かったです。
写真のように通勤・通学のバイクが。
そして、たくさんの人が乗っている。
お父さん・お母さん・小さな子供3人の、5人乗っている様子をみたときはたまげました。
みんな、バイクに慣れすぎて、体幹が鍛えられすぎ…!
とかいう風景を見ながら、ホテルからオールドマーケットまで5分もせずに到着したと思います。
2,オールドマーケットぐるぐる
オールドマーケットの中心部は、食堂になっています。
地元の方が朝食を召し上がっておられました。
お顔が移ってしまうので写真は撮影していませんが、
・カレーっぽいの
・ご飯とおかずワンプレート
・米麺スープ
・米麺まぜそば
を、新鮮食材とともに召し上がっておられ、とても美味しそう。
ここでの雰囲気で、やっと「わー、カンボジアに来たんだわ!」と一番実感できました。
なぜなら、クメール語が飛び交っているから。
ここまで、観光スポットでは英語が多かったです。昨日は日本語ガイドさんでしたし、クメール語を聴く機会が少なかったんですね。
とても、interestingで、一生懸命(失礼がない程度に)動画を撮影しました。
ものすごく地元の朝食を食べてみたかったけど、英語が通じなさそうだし、注文の仕方がわからず断念。
再び、マーケット内を見て回ります。
目標は、
①食材を見て、現地の食文化を垣間見ること
②珍しいフルーツがあったら食べてみること
③お土産エリアでお土産を物色すること
まず、野菜。
想像していたよりも、日本で見慣れた野菜があって少しびっくり。
もっと、「独特な野菜があるのかなー?」と勝手に思っていたのです。
でも、やっぱり、立派な姿のものが多いですよね!
まだ水滴がついていたりして、見ただけでも新鮮さが伝わってきます!
エビやカニなどの魚介類も豊富。
シェムリアップは内陸のほうですが、海で獲れたものなのか?
近くの湖や川で獲れるのか?
その辺がわからなくて、気になりました。
マーケット内の食堂の外で、炭火焼のお魚。
縞々があって、これこそ、その辺の湖とか川で獲れたのかな?
いかにも日本には無いお魚の感じで、わくわくしました。
食べてみたかったのが、虫料理。
思ったより、見た目では美味しそうですよね。
一口味見がしたかったけど、大量注文しかできなさそうだったので断念。
お米の種類がたくさんあったのも、面白かった!
お肉をソーセージにしたり、魚を干したり、加工したものもたくさん売っていました。
右に見えるのは、お坊さんの托鉢の様子。
店先にお坊さんが止まると、店員さんがそこで売っている何かを鉢の中に入れる。お坊さんがお経を唱え、店員さんは手を合わせて拝む、という托鉢スタイルでした。
動画にとりたかったけど、さすがに控えました。
その後、珍しいフルーツを求めて夫婦でさまよう。
夫はガイドブックで調べていたジャックフルーツが食べてみたいとのこと。
ただ、時期的に無いみたい。
写真を撮り忘れましたが、マンゴー・スイカ・メロン・ドラゴンフルーツが多かったように覚えています。柑橘系のものもあります。
日本でもよく見る姿の柿が、たくさん売ってあったのも印象的でした。
柑橘系の珍しそうなフルーツが食べてみたかったので、店員さんに訊くと、最低でも1㎏で販売している、と。
長期滞在であれば購入して、毎日食べられたでしょうが、日本に持ち帰ることもできないので断念。
地元の市場で新鮮なフルーツが食べたかったけど…。
最終的には、近くの観光者向けフルーツショップでジャックフルーツとシュガーアップルを購入し、ホテルに戻っていただきました!
ジャックフルーツは、シャクシャクした食感で、だいたいがマンゴーっぽいが、柿の味も感じる。
シュガーアップルは、食感がトロリと滑らかさがあるが、トロピカル味が入った柿のような味。
どちらも想像よりあっさりしていて、食べやすかったです!満足!
ホテルに戻って食べたものもう一つ。
緑豆ゼリー(?)に黒蜜、すりごまをかけたスイーツです。
このビジュアル、なかなかちょっと…(気持ち悪い)ですよね。
夫婦で探求心が働き、1000リエルで2人分を購入。
緑豆ゼリー(?)は不思議な味わいでしたが、黒蜜とすりごまが…。
黒蜜の濃厚な甘さが疲れた体にしみわたり、すりごまはすりたてで薫り高く、その部分で美味しかったです!
強烈な甘さが疲れを取り除いてくれて、暑い国ではこうやって夏バテ対策をしているんだろうな、と感覚でわかりました。
前後しますが、ホテルに帰る前に、ローカル食堂で朝食をいただきました。
印象的だったのは、右下の川魚のスープ。澄んだ味わいと、魚がめちゃくちゃ脂が乗っていて美味しかった…。
もうひとつ、中央左にジャーキー的なものがありますが、お魚の干物です。
日本で言う、お魚のみりん漬けみたく、これも美味しくご飯が進みました。
冷蔵庫に置かずに、外のディスプレイに並べてあるおかずですので、ブロッコリーとお肉の炒め物はすこし古くなっている味わいもあり、リスキーさも感じました (´∀` )
その後、お土産エリアで、
・イ草のキーケース(SALASUSUにて購入。2日目後半の記事→https://note.com/megabya/n/n056e829f3f84)
・イ草の草履(SALASUSUにて夫が購入)
・イ草のブックカバー(SALASUSUにて夫が購入)
・カンボジアンパンツ×2枚
・黒コショウ(ちょっと質の良いもの)×3袋
・ジャックフルーツのドライフルーツ
・各種お茶
を購入。家族へのお土産もひととおり買えたので大満足。
で、思ったよりも、客引きがすごいです。
日本語で「見て行ってー」は普通。
ある女性店員さんは、「行ってはいけない!」と言って通行を止めようとしてくる。
実はお土産エリア3周まわって物色していたので、最後には、その店員さん「行ってはいけない!3回目!!」と言って笑っていました!
私も「No,No」とか言いながら、「ははは、3回目ですね~!!」とか笑って( ´∀` )
なんか可愛らしい方だったんですよ。最後まで店の中を見ずに通り過ぎましたけど…。
意外だったのは、お土産エリアではクレジットカードが使えました。
3,両替に
実はまだ、ATMでクレジットカードのキャッシングしたことがないんです。
過去に1回海外でしましたが、うまくいかずエラーになったため、怖くてできない…。
よって、両替派です。
実は前日、日本語ガイドさんに、
「オールドマーケット付近でお勧めの観光スポットはありますか?」と相談したところ、
①アンコール国立博物館
②APOPO Visitor Center(地雷を探すネズミの実演を見学できるセンター)
③トンレサップ湖
を紹介いただきました。
時間があれば全部行きたかったのですが、観光スポットで遊覧船に乗ることが好きな私たちは、③を選択することに。
ガイドさんが「知人のタクシードライバーに頼めますよ」と。
「ホテル→空港は通常35USDですが、知人なら25USDにできますよ。その道中、湖に寄るなら、35USD。湖のボートは、別途20USD必要。どれも現金支払い」とのことで、その話に乗ることにしました(シェムリアップ到着時のタクシードライバーさんは『ホテルから空港に帰るとき、湖に寄るなら50USDにできますよ~』とおっしゃっていたので、こちらのほうが良いかと夫婦で相談しました)。
現金が尽きていた私たちは、両替をする必要がありました。
オールドマーケットやパブストリート周辺は両替場がたくさんあります。
でも、私たちは評価の高い両替所があったので、そこで。
レートは比較的良かったように思います。
4,トンレサップ湖へ!
ホテルをチェックアウトし、ホテルスタッフと「オークン」(ありがとう)と言って手を合わせてお別れ。
ドライバーさんは、ガイドさんと予め打ち合わせた待ち合わせ時間より前にロビーで待っていてくださっていました。
ここから40分程度、ドライブして湖へ。
ドライバーさん、結構スピード出すし、運転は荒いですが…これが通常運転のよう(やっぱり1日目のドライバーさんは通常ではなかったよう)。
カンボジアはバイクやトゥクトゥクも走っているので、2車線が実質3車線になっているんです。
バイク等を追い越すため、対向車線が来ていなければ、すぐに真ん中の道なき道を走って追い越していました。
これはちょっと怖かったけど、異文化interestingな経験でした。
湖までの最後の道は、赤土で土埃がすごかったのが印象的でした。
湖へ到着すると、ドライバーさんと時間の確認。
フライトのために、滞在時間は1時間半しかありません。
そのあたり、ドライバーさんがきちんとボートスタッフへクメール語で打ち合わせてくださり、時間はきちんと守ってくださったのが大変助かりました。
性格的に時間はきっちりしたい派。絶対にフライトを逃したくないので…。
ドライバーさん、クメール語で代わりにチケットも購入してくださって。
そして、彼も一緒にボートに乗り込みました。
ドライバーさんが、クルーズの間にどっか別のところに行っていたら、フライトを逃すのではと冷や冷やするので、近くにいてもらい安心。
一緒に乗りながら、彼もちゃっかり水上家屋の動画を撮影しておられたので、彼は彼で同乗できてラッキーだったのかもしれません( ´∀` )
水上家屋は思ったより広い範囲に建っています!
病院や学校、お寺も見えました。
大きな中州(?)のようなところには住居と学校とお寺。
写真は撮っていないですが、自転車とバイクで中州を走っているのがなんとも面白い!
地上と中州と両方で使うために、ボートでバイクやなんかを運んでいました。
水上家屋の町が過ぎると、大海原のように一面がひらけます。
本当に、海にいるんじゃないかと思うくらい、大きな湖でした。
琵琶湖の約3倍だそうです。
クルーズは40分くらいで終了したと思います。
実は、下調べの中で、湖のクルーズでぼったくり(途中下船されせられ、この先に行くには○○USD支払って等)に遭ったと聞いていたので、不安だったのですが、地元ドライバーさんの手配のお陰でそんなことなくて良かったです。
本当にクルーズだけで、ガイドはないし、見て回るだけでしたが、シェムリアップ最後の滞在地で、独特の文化を肌で感じることができて満足。
5,空港~ばいばい、シェムリアップ~
無事にドライバーさんに空港に連れてきてもらい、残っていた少額リエルをチップ代わりに渡して、お別れ。
クールなドライバーさんでしたが、的確に仕事のできる方でした。
※この時にお釣りがなくて、ドライバーさんに迷惑をおかけしました(1日目の記事をご参照ください)(-_-;)
出国審査を通る前は、レストランが3軒ほどしかありません。
コンビニが1階にあったので、のぞくと、カンボジアのビールがたくさん…。
アンコールビールの黒ビール、飲んでみたかったな…。
ここで、夫と一時お別れ。
夫は仕事のために帰国。
私は一人でルアンパバーンに向かうためです。
フライト時間は2時間差があり、私のほうが早かったので、最初に出国審査へ。
平気だろうと思っていたけど、なんだか急に寂しくなったものでした。
出国審査を通ると、素晴らしいモニュメントもありました。
シェムリアップ国際空港は1年前に新しく移転したので、とても綺麗です。
出国審査後の空港内には、吉野家もあったり、カフェやレストラン系が多かったです。
女子トイレの標識が、なんとも言えず可愛い…。
カンボジア文化の象徴ですね。
6,ルアンパバーンへ飛行
17:05 シェムリアップからルアンパバーンへの1時間ほどのフライト。
ベトナム航空です。機内では、お菓子と飲み物のサービスがありました。
東アジア人はほぼ見かけず(おそらく日本人だろう方は1人しか見かけなかった)、欧米諸国の旅行者が多い印象で、英語が飛び交っています。
こういう時に「日本を離れている!外国に来たわ~」と実感させられて、わくわくするんですよね。
フライト中、ラオス入国審査時に提出する書類が配られます。
パスポートを見ながら、必要事項を記入しなければなりません。
・日付
・行く都市
・名前
・生年月日
・性別
・職業
・国籍
・パスポート発行国、発行年月日、期限
・ホテルの住所
・サイン
だったと記憶しています(ラオ語と英語で表記あり)。
隣に座っていたインドの方、「どうやって書くんだ?」と少しパニックになっておられます。
わかる範囲で説明しました。ボールペンも貸して差し上げました。
「ありがとう!」とおっしゃられた後に、一生懸命書いて、後ろの席の仲間(5人くらいおられました)に見本として渡していました。おそらく英語の苦手な仲間の分も代わりに記入したりして、インドの方の団結力を目の当たりに。到着までてんやわんやだったのが印象に残っています。
なんだか忙しいフライトでしたけど、個人的には、英会話の勉強になってよかったし、こんな経験めったにできないので、interestingでした。
7,ルアンパバーンへ到着~サバーイディー~
無事に到着!
短期旅行であれば、日本人はビザが必要ないので(ありがたい!)、すっと入国審査へ。
7割くらいの方が、ビザ申請のため申請書の記入をされていました。
ここまで順調でしたが、2つトラブルが!!
①夫と連絡が取れない。
そろそろ夫のフライト時間。まだ飛んでいないはずなのに…ラインで電話してもなぜか繋がらない。既読にもならない。身を案じてすごく不安になる…。
②ぼったくりにあう。
ルアンパバーン国際空港は小さな空港で、お店等少ないです。この時間、両替所がすでに閉まっており…相談したタクシー手配の職員が「両替できるよ」とのことで、してもらったのですが、ぼったくられました。
ホテルに帰って計算したら、たぶん3千円くらいだまし取られたと思います(´;ω;`)
冷静に考えてみれば、配車アプリもあるので、クレカ支払いでホテルまで行き、そこから市街地の両替所へ行けばよかったのですが、この時、疲れと夫と連絡の取れない不安でいっぱいだった私には余裕がありませんでした。
誰かが一緒にいたら助け合えたかもしれませんが…。
一人旅で、大変おっちょこちょいの私…痛い勉強ですね…。
ぼったくられた職員に予約してもらった乗り合いタクシーでホテルまで。
空港は市街地からとても近いので、20分ほどで着きます。
乗り合いのアメリカの旅行者が同じホテルで、ありがたいことに道案内してくださいました。
チェックイン後、それでもビールの飲みたい私は、ホテルから歩いてすぐのナイトマーケットで、焼き鳥・生ビールを飲んで、一息。
その間に夫と連絡も取れ(ラインしてくれていたのに、シェムリアップ空港の電波が悪くメッセージが届かなかった。夫、ハノイ到着後やっと届いた)、無事を確認!安心して、この日を終えました。
次回は、旅行記としては4日目。ルアンパバーン一人旅1日目を綴ります。