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2024年11月旅行記4日目後半:ルアンパバーン

ルアンパバーン1日目(午後)の旅行記です。


1、午後の巡り方

手書きでアナログですが、午後の回り方。

★ホテル
①ポーシー市場
②名前のわからないお寺など
③伝統美術少数民族センター(TAEC)
④ワット・ヴィスンナラート(スイカ寺)
⑤ワット・アハム
⑥オールドフレンチブリッジ
⑦Wat Phan Luang(※猛犬注意!)
⑧竹橋(※今は無い)
⑨Wat Aphay
⑩Lost In Baan - Serious Eats & Listening Bar
13時過ぎに出かけて、ホテルに戻ったのは18:30頃。
歩いて、食べて、見て回って、5時間半ほどの所要時間だったと思います。

2、人生初のトゥクトゥク

人生1度きりの訪問かもしれない場所への旅では、ゆっくりしている暇はありません!
キャロットケーキで胃がやられても、落ち着いたら、居ても立っても居られなくて、ホテルを出た私は、『ポーシー市場』へ行ってみようと。シェムリアップのオールドマーケットで、地元の食材が見られて楽しかったからです。

ポーシー市場へは徒歩30分で行けるようですが、行きだけトゥクトゥクに乗ってみようと。
ラオスで主流の配車アプリ『LOCA』を使用。
現在地と行先を(🚩)で設定、支払いはキャッシュ、地元のpay、クレカの3種類が設定できました。
私はキャッシュで支払うことに。

トゥクトゥクの荷台からの景色

おー、荷台に乗って移動する感じ!!
風が気持ち良いです。
道中は、地元の方がたくさんバイクに乗っていたりして、中心地よりも生活に密着した場面が見えてきます。

料金は10分程度で210円ほどだったと思います。
安いのか高いのかは、よくわかりません。

【備忘録】
そういえば、シェムリアップでは、客引きが強めでした。
歩道を歩いてレストランに向かっているだけなのに、「ちょっとでも乗っていかないか!」的に、タクシー・トゥクトゥクドライバーがちょっと強引にも感じる勢いで話しかけてきます。
とても面白かったのは、対向車線にいるトゥクトゥクのドライバーさんが、「おーい、乗ってかないかー?」的な勢いで話しかけられたこともしょっちゅうありました。

ルアンパバーンでも、歩道を歩いているだけなのに、「〇〇に行くなら乗っていきませんか」的な客引きはありましたが、シェムリアップよりは小声で控えめです。

ナイトマーケットを歩いていても、客引きはほぼ無く、みんなお客さんとよりスマホを見ていました。ショート動画やK-popのMVを観ている方が多い印象です。
オールドマーケットのものすごい客引きと、全然違います。

国・地域による客引きの違い、なんだかinterestingでした。

これは、国民性なのか?
そういえば、シェムリアップはとても暑かった(滞在中、最高気温30度超え、最低気温20度下回らない)けど、ここは涼しい(滞在中、最高気温25度、最低気温15度くらいでした)。カーディガンを一枚羽織るほどです。
気候によって、陽気さも変わるのか?
知っておられる方がいたら教えてください(^-^)

3、ポーシー市場(地図①)

ルアンパバーンでどこがおすすめですか、と訊かれたら、
「『地元』を感じるには、ポーシー市場に絶対行って!」
と、私は答える気がします。

旅行する際に私が大事にしたいのは、
有名な観光地を巡ることと、地元の人の暮らしを垣間見ること(「原風景を観る」と言う感じ)のどちらも体験してみたい。どちらも見るというバランスをとることです。

ポーシー市場はまさに後者!
観光客は私しかいませんでした。
おそらく外国人は私ひとり…。
異国の地に迷い込んだ感じ…心細くも、わくわくしました。

ポーシー市場到着!看板があります。
看板の正面から右側に建物部分。こちらのなかに日用品、衣類、靴などが多かった。
写真外れて左側に、食料品の半青空市場が広がります。

ラオ語が飛び交う、ビニールシートが天井の半青空市場(野菜・肉・米が中心)では、地元の方々がバイクで来て、夕食の買い出しをしています。ここから建物の中に入ると、引き継き野菜・魚・肉も売ってありますし、お菓子、シャンプーなどの日用品、衣類、靴などが、それぞれの区画で大量に積み上げられてあります。日本のドンキホーテが、とっても大きくなったようなイメージ。

半青空市の横に様々なお米!
お~これは、日本では見られない!
生魚よりも、干してあるお魚が多い!
ラオ語が飛び交っていたのでお顔が映らないよう一生懸命動画を撮影。
その中のスクショです。お菓子?か何かが積み上げられている。
動画のスクショ。お菓子かなにかは上からも吊り下げられている。
動画のスクショ。業者用のビニール袋みたいなのも売っている。
動画のスクショ。インスタント麺には、中国語や韓国語もよく見えます。
調味料も面白そう。
少数民族の衣装も売ってあります!

面白いのは、食料品スペースの奥のほうに、すけすけ美容室(↓)が3~4軒並んでいて、美容師さんがお客様のシャンプーをしている。
不思議なんですが、この日の午後に歩いた道では、この手の美容室・理容室がたくさんあり、お客さんも結構入っていて、シャンプー以外に髪を染めていたり、ヘアアイロンで整えてもらっている方もおられました。
ラオスの人々は、このように日常的に美容室に行って、ケアを受けるんでしょうか?

動画のスクショ。美容院が並んでいる。

この美容室を過ぎると、食堂が数件。
キャロットケーキが落ち着いてきたので、食堂に入り、昼食をとることに。

食堂の中から見た台所、半青空市。地元感が満載!!
思い切って入って、食べてよかった!!

ここの食堂の店員さんは少し英語ができられました。
メニューの写真が店前にありますので、ラオス北部名物の『カオ・ソーイ』を指さして注文。

ラオス北部名物、カオ・ソーイ。
左上の小皿は甘いお豆のペースト。

これがとっても美味でした!!肉みそは納豆のようなものと一緒にある、というのはガイドブックで読みましたが、まさにその納豆の味がするのです(市街地の観光者向けレストランでもいただきましたが、個人的はこちらのほうが、より納豆臭くて◎)!
糸引きしない納豆とひき肉がいい感じに、『肉みそ』になり、やさしいスープと米麺になじんでいきます。
ハーブ好きなので、生野菜も添えて頂きたかったけど、お水事情によって食中毒になることがあると聞いたので、さすがに食べるのを控えました。
つくねっぽい、のが2つ入っていました。ルアンパバーン滞在中は、このつくねっぽいのを、よくいただきました。
昨日の焼き鳥のラインナップにも何種類かつくねっぽい(お肉ペーストもお魚ペーストもあったと思います)のがあったなー。

テーブルには、魚醤やチリソースなどの調味料。
これなんだろう?おかか?

この、「おかか風なぞふりかけ」が備え付け。
美味しそう~と思ってふりかけたら、唐辛子のふりかけでした…。
しかも、手が滑ってスプーンからスープへ大量投入してしまい、
めちゃくちゃ辛くなってしまった…。
別のお皿へ出し、よけながら食べましたが…「変な日本人」と思われないように、店員さんに隠れるようにして汗と鼻水をティッシュでぬぐいました…(笑)
魚醤をちょこっと入れると、味が引き締まりさらに美味でした!

カオ・ソーイと店内の様子。
青い椅子と青いお花のテーブルクロスが可愛い。

ここでまたおトイレ問題、勃発。
英語で店員さんにおトイレの場所を訊くけど、「ごめん、英語わかんないの」的に手を振ります。
Google翻訳を使い、ラオ語で質問。英語が話せる方が少なめです。
皆さん、仕事の手を止めて、優しく教えてくださいました(;_;)有り難かったです(T_T)
そして、指をさされたところに行ってみるけど、ドンキホーテの大きいバージョンなので、そもそも迷う。おトイレのサインもない。
10分ほどぐるぐる回り、またもや「漏らしたらどうしよう」(汚い話ですみません)と焦りながら、なんとか発見。
おトレイ番のマダムに3000キップ支払って用を済ませました。
ここのおトイレが一番、地元っぽくて個人的には面白かったです!
和式みたいな跨り式で、備え付けのペーパーはありません。
もちろんペーパーは流してはいけないし、水はバケツから桶で汲んで流します。
手は別のバケツの水を桶に汲んで洗います。
おトイレ全体は古臭く物が散らかっていましたが、汚物はきれいに掃除されていたので、そこまで抵抗感はありませんてました。

ポーシー市場は地元の生活を感じるためにはとてもおすすめです。私はトラブルがありつつも行ってよかったですが、言葉とおトイレの面では、観光するにはちょっと難易度高めです。

これは魚醬を作っているのではと思われます。
上2つのバケツから姿を出しているのが縞々の魚。
ラオスは内陸国で川魚の魚醬が特徴的だそうですが、それかな?と思ってパシャリ。
ハエはたかっているけど、興味深い。

4、ポーシー市場から中心街への道すがら(地図②?周辺)

ポーシー市場の強烈な経験を後にし、寄り道をしながら中心街へ歩きます。
(※一人なので、大通りの人目に付く場所を。人がいない小道に入るのは避けました。)

無名兵士を祀っていた公園(Monument to the Unknown Soldier)。
子供たちが学校終わりに遊びに来ている。

帰り道にも、お寺がたくさんあり、2つ寄りました。
Googlemapにも表示が見つけられず、名前も読めなかったので、写真をランダムに。
お堂は閉まっていてはいれませんでした。無料で境内を見て回れます。

ナーガが、銀で装飾されていて面白い!
僧侶が住む家には猫ちゃんも。
このゆるい像を見たときには、もうわくわくが止まらなかった。
なんで、こんなに微笑んでいるんだ!
このゆるい像も…♡
日本にこんなゆる可愛い獅子はいない。
お寺の名前、わからなくてすみません。
お寺の名前、わからなくてすみません。

5、伝統美術少数民族センター(TAEC)(地図③)

次の目的地は、こちら。

私が勉強しているミャンマーは他民族国家です。
ラオスにも同じ少数民族はいるでしょうし、明日、モン族の村を見学に行く予定もあったので、事前学習しておきたかったため、ぜひこちらには立ち寄りたかったんです。
吹田市にある国立民族学博物館が、好きなので、こちらも好きだろうと思って。

大通りから坂道を上ると、サインが。
フランス統治時代の裁判所(?)を改装した建物。

受付の女性は大変英語が上手で、「どこから来られましたか?」等、親切に訊いてくださいます。
日本だと答えると、日本語のガイドブックを渡してくださいました。
やはり母国語の情報は、スッと頭に入ります(すぐに忘れるおっちょこちょいなので、内容はほぼ覚えておらず、なんのレポもできませんが💦)。
ガイドブックいただいてて良かった!

4つの民族についての展示。
各民族の得意とする産業や民族衣装が展示されています。
民族衣装はそれぞれ色も刺繡も違って、美しい、可愛い。これだけ見るだけで楽しい。
明日見学に行く、モン族のこと。
民族衣装を身にまといながらスマホを使う写真が興味深い。
期間限定の特別展では、現代ファッションとの融合も展示されていました。

展示の後には、お土産屋さんとカフェもあります。
中心街の大通りには、このTAECのショップがあり、そちらのほうが多く商品を取り扱っていました。

6,ワット・ヴィスンナラートと、ワット・アハム(地図④⑤)

ガイドブックにも有名だと紹介されている、ワット・ヴィスンナラートは、別名「スイカ寺」とも言われるそうです。
そのすぐ奥には、ワット・アハムがありました。
「どちらも拝観料なしで入場できた」と思っていたのですが、勘違いでした!レシート整理していたら、お堂に入るには、ワット・ヴィスンナラートで20.000キップ支払っていました。

ワット・ヴィスンナラート
ワット・ヴィスンナラートのお堂の中。
大きくて、こちらも静寂に包まれ。手を合わせた後に、しばし休憩。
スイカ、と言われる所以。
どちらのお寺の彫刻かわかりませんが、ヒンドゥーの神であろう
ハヌマーンとナーガが可愛いのがたまらない。
どういう意味かわからないのですが、この縦長の旗は様々なお寺にありました。
奥のおうちの軒先には、僧侶のオレンジ服が干してあります。
ワット・アハム。
灰色シンハ(獅子)と緑・白の神様(鬼?)が独特で思わずパシャリ。
こういうの見ると、仏教ぽくない、ヒンドゥーのほうが強いのではと思ってしまう。
お寺の壁はシンプル。
日本のお寺と同様、屋根にも守り神がいる!
アンコールワットで見たのと同様のデザインの窓の柱。
ワット・ヴィスンナラート横のお土産屋さん。

ワット・ヴィスンナラートから、ワット・アハムに入る道すがら、これに出会ってしまった。
獅子が、麒麟獅子のようで目に留まって。麒麟獅子よりもカラフルな感じ。

麒麟獅子。いわゆる「獅子舞」の神楽獅子とはお顔の形や雰囲気が違います。


獅子文化はそりゃあ各国にあるんだよねーと感動しつつ、

よく見ると、その両横の赤い顔も可愛いではありませんか!!
店員さんに聞くと、銀でひげがあるのが「お父さん」。金のほうが「お母さん」だそうです。
この写真、あとで夫に送ったところ、「可愛い赤のほげ」と。
ポケモンの『ホゲータ』の東南アジアバージョンみたいで可愛いと言うのです。
最終的に、お母さんを日本へお連れしたのですが、私たちは『可愛い大切なあなた』という意味を込めて、『ほげ神さま(母)』と呼ぶことにしました。

ラオスの神様
今『ほげ神さま』は、沖縄のだるま君と、ミャンマーのだるま双子と一緒に暮らしています。

7,Old French Bridge(地図⑥)

こちらも有名な観光スポットと聞いていたので、渡ってみました。
しかし、高所恐怖症の私には非常に怖い!
横の歩行者専用は、一人しか通れないので、余計怖い!

指が入っててすみません。
左側の通路が歩行者専用。バイク、車は真ん中の道路をブンブン走ります!
高さにおびえながら必死で撮影した、橋からの風景。

8,Wat Phan Luang(※猛犬注意!!!)(地図⑦)

Old French Bridgeを渡った先にあった、パンルアン市場にも行こうかと思いましたが、ポーシー市場の強烈体験でお腹いっぱいになったため、そちらには行かず、youtubeで観たことのある「竹橋」(地図⑧)を目指すことにしました。
ただ、「時期によってはやってないかも。そういう時は小船で川を渡れるよー」というyoutube情報もあったので、ひとまず行ってみることに。
その道すがら、Wat Phan Luangというお寺があったので寄ったのですが…。

ここには近づいてはなりません!!
番犬が、大変働き者であるためです。
門をくぐっただけで、それまでお堂前で寝ていた3匹の犬が吠え、1匹の黒い犬(リーダー犬)が私めがけて走ってくるのです!!
犬に追いかけられたことのない私は、一瞬、何が何だかわからず固まりました。
そのあと、「やばい!東南アジアでは狂犬病がいまだ問題になっているからかまれてはならぬ!!!!!」と、必死に逃げました。。
門の外に出れば追いかけてきませんでした。
この旅で初めて命の危機を感じました…。
別の観光客もこのお寺の中には入らず、遠巻きに見ていました。
私の必死の形相も見られていたでしょう。恥ずかしいですが命には変えられません。

裏門から撮影。
この黒い犬に追いかけられ、死ぬかと思った。
犬自体は可愛いのだが、怖かった…。

9,竹橋はありませんでした(地図⑧)

やはり、竹橋はありませんでした。
何人かの観光客がOld French Bridgeへ戻っているのを見ていたので、うすうす勘づきましたが、実際に無いとわかると「あの高いOld French Bridgeを渡って帰れるのだろうか」と怖くなりました。
そこで、ボート乗り場を探し、実際にあったのですが、休業中のようです。
結局、意を決して、猛犬に追いかけられたお寺と高所の橋をおそるおそる通って、ホテル方面へ歩いて帰りました。


10,Wat Aphay(地図⑨)

ホテル方面へ、地図⑩のレストランを目当てに歩きました。
道すがら、Wat Aphayというお寺もあったので立ち寄りました。

紫色の装飾が珍しくて美しかったです。
ほとんど観光客がおらず、ゆったり見て回れました。

11,夕食(地図⑩)


Googlemapで高評価だった、こちらのレストランへ行きました。
めちゃくちゃお洒落…。インテリアもお洒落すぎて、私は日本でもこんなお店に来たら、場違いを感じ、そわそわしてしまう…。
ルアンパバーンビールと、ビアラオダークをいただく。
つまみに、お魚と豆腐のつくね揚げをいただきました。

指が入っててすみません。
ずっと飲みたかったルアンパバーンビール。
ビアラオ社が出しています。
ビアラオダーク。
黒ビールを期待したけど、すっきり系のブラウンビール。
甘辛の南国風大根おろし(?)ソースが美味しい!


12,今日もおしまい、おやすみなさい

夕食のお洒落レストランを出て、結局、最後にナイトマーケットの屋台へ。
生春巻きと、ビアラオを2杯飲みました。
われながら1日で4杯は、飲みすぎ!!

瓶や缶で飲むビールも好きだけど、結局、日本の居酒屋で飲むような、ドラフトビールが好き。
ナイトマーケットには、1か所だけドラフトビールのお店があるんです。
ラオビアともう一つ何かのビールがあって、その場でサーバーから注いでくれます…!!

冷えていて美味しい。しかも、小140円、大210円です。
安い!うまい!そりゃ、毎晩行くよ!

ドラフトビアラオ(小140円)
生春巻きの野菜がめちゃくちゃシャキシャキでうますぎる!!

かなり歩き疲れました。
でも、1日でお寺・少数民族美術館・市場を巡れて大満足!!
食べ物にも大満足!!
ビールを飲んだら、ホテルに帰ってすぐに休みました。

次回ルアンパバーン2日目は、英語ガイドツアーで遠出した様子を綴ります。


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