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もらう側から与える側へ

世の中はギブアンドテイク。
ギバーとテイカーがいて、

まず、ギブから始めよう

とか

テイカーには気をつけよう

とか、いろいろ言われる。
テイカー(もらう側)が悪者扱いされたり、ギバー(与える側)が賞賛されたり、時には馬鹿にされたり。
ギブしかしない、テイクしかしないということは少ないと思うが、まあ、そんなふうに扱われる。

「ゼロ100ではない」ということは前提として、もらう側の立場は、もらったものに対して満足または不満足を示す。(この解釈について批判意見はいろいろあると思う)
場合によっては、「もらわない」という選択もあり得る。

一方で、与える側は「与えるか与えないか」あるいは「誰に与えるか」を選択できる。厳密に言うと、「与えない」を選択した時点でギバーではないわけだが。
また、与えたものに対する他者からの評価に晒される。(無視することも、受け入れることもできる)

こうしてみると、ギバーの方が損な気がする。
そういうこともあって、前述したような扱いを受けるのだろう。

自分自身を振り返ってみると、意識的ではないが、以前はテイカーの気質が強かったように思う。
子どもの頃は当然のように親や学校から様々なものを与えられ、社会人になってからも上司や先輩から与えられた。
そうすると、「うちの親は〜」とか「会社は現場のことを分かってない」とか、そんなことばかり言っていた。

最近は、子どもが生まれて親の立場になり、会社での立場も上がってきた。
自然と与える側にシフトしてきて、徐々に考え方が変わってきた。
子どもに対しては、無償の愛とまではいかないが、与えるのに躊躇はないし、多少は不満を漏らされても気にならない。
会社でも指導・助言することが増えたし、愚痴っている人を見ても「文句言いたくなる気持ちもわかるよー」という感じ。

もちろん、まだまだもらう側でもあるが、そういったときに、納得できないことがあっても、「こういった意図があったのかな」とか「そうせざるを得ないよね」と思えるようになった。

「立場が人を変える」というけど、立場が変わると気質も変わるんだなと気づいたというお話。
これからも、ギブの機会を増やしていきたい。

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MEGAウニちゃん
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