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気が向いたときにやるのにはそれなりの合理性があるんです
自分は、何事もあまり計画を立てずに実行するタイプだ。
どうせ計画通りには進まないし、だったら最初から計画はざっくりでいいと思っていた。
「思っていた」というのも、最近は、そういったスタンスを見直そうと工夫を重ねていて、計画をしっかりめに立てるようになりつつある。
とはいえ、根っこのところは変わらないので、「まあ、そのうち気が向いたらやるか」となることもある。
「気が向いたときにやる」と聞くと、怠惰な感じ、結局やらなさそう、適当な感じ、とネガティブなイメージがある。
先延ばし界隈の末端を構成する者の一人として、詭弁を弄しながら、ネガティブな印象を払拭してみたい。
1.機が熟すのを待っている
まずは詭弁その1。
「やるべき時が来たら自然とやる。その気にならないということは、まだやるべき時ではないのだ」ということ。
初っ端から詭弁らしい詭弁を放り込んでみた。
この理由で積ん読している人もいるのではないだろうか。ちなみに自分はその一人だ。
ただ、「機が熟していない」というのは、先送り人間の口癖みたいなものだが、仕事でこの考えを適用しすぎると地獄を見ることになる。
実際問題、やらざるを得ない場面では誰だってやる気になるので、間違っているとも言い難いが、常にタスクに追われる人生になるので、精神的にはかなりしんどい。
また、プライベートも含めて適用すると、一生やらなくて、将来的に後悔する可能性もある。
なぜなら、プライベートの場合、やらなくてもなんとかなるし、他の人からリマインドされることもないタスクが多いから。
年をとったり死ぬ間際に「〇〇をやっておけばよかった」と後悔する人が結構いるらしいから、自分もそうなるんじゃないかとビクビクしている。……ウソだ。案外なんとかなると楽観視している。将来の自分に今から謝っておく。マジでごめんなさい。
とはいえ、気が向かないならしょうがない。
舞台が整わないのが悪い。
いずれ、来たるべき時が来るのを、爪を研ぎながら待っているのである。
2.義務感ではなく自発的になる
次の詭弁は、自主性を重んじているということである。
計画を立てると、「計画通りにやらなければならない」という義務感が生じて、嫌々やることになる。
一方で、気が向いたときにやるのであれば、やる気になってから実行するのだから、必ず自発的に実行しているのだ。
外発的動機づけよりも内発的動機づけの方が良いって聞いたことがあるから、自発的にやるのを待つのは良いことに違いない。強制されるのなんかまっぴらだ。
まあ、これも先送り癖がある場合は人生が詰むので注意が必要。
3.成功率が上がる
最後の詭弁は、やる気になっている時の方がモチベーション高く、本腰を入れてやるので、必然的に成功率が上がるということだ。もちろん、根拠はない。
まあ、嫌々やる時と比べれば成功率は上がる気がするが、機を逸するリスクの方が大きいと思う。
でも、しょうがない。気が向かないんだから。
おわりに
詭弁が過ぎたので、最後に、気が向いたときに必ずやるためのポイントも紹介する。
先送り人間だけど、こういうことを考えるのは先送りしていない。しかも、一応それらしいことをちゃんと考えているから心配いらない。
一つめは、「気が向いたときにやることリスト」を作ること。
気が向いたときにやろうと思っていても、気が向く前に忘れてしまっては意味がない。
だからリスト化しておいて、たまに見返すようにしたい。
二つめは、気が向いたときにやれるように、準備しておくことである。
いつ気が向くかわからないので、気が向いたときにすぐ実行できるように、必要なものは持ち歩く等の準備はしておきたい。
「気が向いたときにやる」というのはメリットもあるが、リスクも多い諸刃の剣なので、リスクを最小化できるようにしている。と思いきや、リスクを抑える方法は考えているけど、実行は先送りしているので、気が向いたときに実行したい。
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