皇帝ヴィルヘルム2世の煙草の灰を撃ち落とした伝説の射撃手 〜アニー・オークレイ〜
8月13日は、アメリカの伝説的射撃名手、アニー・オークレイが生まれた日。
(1860年8月13日-1926年11月3日)
オハイオ州生まれ。
家庭が貧しかったため、
家族を養うために、
8歳で狩猟をするようになった。
捕獲した動物の肉をレストランやホテルに卸し、
生計を立て、15歳で母親の農場のローンを完済した。
15歳からは、射撃コンテストで賞金を稼いだ。
そこでは、結婚相手も獲得した。
夫は、ベテラン射撃手フランク・E・バトラー。
当時、西部開拓時代の幌馬車襲撃や、
射撃がショーとしてバッファロー・ビルにより確立され、
夫婦で出演した。
アニーは身長152cmと小柄であったが、
22口径ライフルで27mの距離から
横向きのトランプカードを分断し、
地面に落ちるまでに5ないし6個の穴をあけることが出来たそう。
「アメリカ初の女性スター」として、
ヨーロッパ巡業ではイギリスのヴィクトリア女王など
多くの王族の前で腕前を披露。
ドイツ皇帝となったばかりのヴィルヘルム2世のリクエストにより、
オークレイは皇帝自身がくわえた葉巻の灰を撃ち落とした逸話もある。
一方で、15,000名以上の女性に銃の使い方を教授したとされる。
オークレイは自己防衛のために
女性が銃の使い方を学ぶことを重要と考え、
「自然に子育てが身に着くように、
全ての女性が銃を使いこなせるようになるのを望む」と語っていたそう。
その生涯は『アニーよ銃をとれ』など
複数のミュージカル化、映画化され、私達に勇気を与えてくれる。
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