愛と優しさを求め続けた”美男子”フランス国王ルイ15世
2月15日は、ブルボン朝第4代のフランス国王ルイ15世が生まれた日。(1710年2月15日 - 1774年5月10日)
先の国王ルイ14世は76歳という高齢まで国王を務めたため、世継ぎの息子である王太子も、その息子で王の孫も早世し、残ったのは5歳の曾孫(ひ孫)がルイ15世だった。
ルイ15世は歴代フランス国王の中でも最も美男子で、幼少のころから輝くばかりに美しく、その整った容姿を誰からも愛され「最愛王」と呼ばれた。
2歳になる前に母を失なったルイ15世は、フランス王家の伝統に則って7歳から男性によって養育されることになり、心から慕っていた養育係のヴァンタドール夫人と涙を流して別れた。
ルイ15世は、母がもっと長生きしていれば受けられたはずの愛情、ひいては「優しさ」をポンパドゥール夫人、デュ・バリー夫人を始めとした公妾、愛妾に生涯追い求めつづける。
また、肖像画とは違い、実際は内気で、曽祖父と違って政治にも関心を示さず、3,000人もが暮らすヴェルサイユ宮殿で常に衆目にさらされる生活はストレスだったよう。
フランスの財政、外交に関心を持たずもっぱら趣味の狩猟に興じる日々を送り、結果としてフランスの弱体化を招く。この15年後にフランス革命が勃発した。
天然痘で崩御。享年64歳だった。
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