日本画家の大家だった父が育てた天然エンターテイナー〜朝丘 雪路〜
皆様、いつもありがとうございます✨グリーンビューティ®専門家の青木恵と申します。
ここでは、貴族、王族、名を残した方々の生涯、成し得たことをアップしています。聖書にある「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、さらに多く要求される」(『ルカによる福音書』12章48節)をベースにしています。
先人がどのような環境で生まれ、何を学び、どんなことを残したか、そんなことを書いていけたらいいなと思っています。火曜日・木曜日にまとめて投稿しています。該当する偉人がいない場合はお休みです。
長文につき、時間があるとき、興味がある方をご覧くださいね。
楽しんでいただけたら、嬉しいです。
7月23日は、歌手そして女優であった朝丘 雪路が生まれた日。(1935年7月23日- 2018年4月27日)
日舞の深水流家元として、
深水 美智雪の名を持つ。
夫は津川雅彦、娘は真由子。
東京都中央区築地生まれ。
元宝塚歌劇団月組娘役。
父は日本画家の伊東深水、
母は、築地の料亭の女将。
溺愛され、深窓の令嬢として育てられた。
そのため、家事は一切できず、
結婚するまでお金を払って買い物をしたことがなかった。
その原因となった父親の過保護には、
こんな理由もあったそう。
「妾との間の子であったために
『芸がなければ、体を売る娘になってしまう』と
将来を心配し、ほかのことを一切やらせず、
徹底して芸能人への道を歩ませたらしいんです。」
テレビのバラエティー番組などで、
その「浮世離れしたお嬢様」のキャラクターは遺憾なく発揮されたが、
その反面、女優という仕事に向き合う姿勢は真剣そのものだった。
「たまのお休みで自宅にいるときには、
母は悲しそうな顔をしていました
『ママ、どうしたの?』と尋ねたら、
『ママ、お休みになっちゃった。何したらいいのかわからないの』
と言われました。母はそれぐらい仕事が命でした」
2018年、アルツハイマー型認知症のため
夫と娘に看取られながら亡くなった。享年82歳。
娘の真由子がデパートの屋上で
「ジュースを飲みたい」と言ったところ、
朝丘は、ていねいに自販機に向かって
「朝丘です。あ・さ・お・か・です」とあいさつ。
名を名乗れば商品が出てくると思い込んでいたようで、
幼かった真由子は「ママ、お金入れないと買えないよ」と
教えてあげたことを笑いながら明かしている。
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