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皇族の血を引く芸術家〜イリナ・ユスポヴァ〜

3月21日は、ロシアの公女、イリナ・フェリクソヴナ・ユスポヴァが生まれた日。(1915年3月21日 - 1983年8月30日)ロシア最後の皇帝、ニコライ2世の姪に当たる。

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グリーンビューティ®研究家の青木恵と申します。

ここでは、貴族、王族、名を残した方々の生涯、成し得たことをアップしています。
聖書にある「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、さらに多く要求される」(『ルカによる福音書』12章48節)をベースにしています。

先人がどのような環境で生まれ、何を学び、どんなことを残したか、そんなことを書いていけたらいいなと思っています。

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【生い立ち】

ロシア名門貴族フェリックス・ユスポフ公爵とロシア皇帝アレクサンドル3世の孫娘イリナ・アレクサンドロヴナ公女の間にサンクトペテルブルクにあるモイカ宮殿で生まれた。父は、ニコライ2世に仕えたラスプーチンを暗殺したことで知られる。

イリナと彼女の両親、祖父母、曽祖母らはロシア革命により、フランスに亡命した。

【結婚と死】

イリナは1938年6月19日にニコライ・ドミトリエヴィチ・シェレメーテフ伯爵と結婚し、二人の間には唯一の子供クセニア・シェレメーテヴァが生まれた。

【数奇な出会い】

結婚生活はギリシャで送り、そこでギリシャのオランダ大使夫人であるロシア人女性と知り合い、無二の親友になった。彼女は別れが訪れた時に初めて、自分がラスプーチンの孫娘であることを明かした。イリナも彼女に自分がラスプーチンの暗殺者の娘であることを話したという。

【絵を遺す】

イリナは1983年8月30日に68歳で亡くなるまで、溢れる才能と創造力で夢のような絵を描いていた。今は、フランス、サント=ジュヌヴィエーヴ=デ=ボワのロシア人墓地に眠っている。


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