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今日の偉人・貴人(更新終了)

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貴族、王族、名を残した方々の生涯、成し得たことを投稿しています。先人がどのような環境で生まれ、何を学び、どんなことを残したか、そんなことを書いていけたらいいなと思っています。 …
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#ピアノ

ピアニスト界の功労者〜ロジーナ・レヴィーン〜

3月29日は、ユダヤ系ロシア人のピアニスト、ロジーナ・レヴィーンが生まれた日。(1880年3月29日 - 1976年11月9日) 5歳年長のヨゼフ・レヴィーンと結婚。 夫より前に出ることなく、ひたすら裏方にまわる。 ロジーナは夫と1919年にアメリカに亡命してから、夫の勤めるジュリアード音楽院ピアノ科への進学を希望する青少年のために、進学塾を開いてピアノの指導をしていく。 転機は夫との死別だつた。1944年に夫が急死すると、その後任を32年間亡くなるまで続けた。 7

ピアノの獅子王〜ヴィルヘルム・バックハウス〜

3月26日は、ドイツ出身のピアニスト、ヴィルヘルム・バックハウスが生まれた日。(1884年3月26日 - 1969年7月5日)「鍵盤の獅子王」と称された。 ドイツ系ピアニストのエリートの中のエリート。 1966年にオーストリア共和国芸術名誉十字勲章を受け、またベーゼンドルファー社から20世紀最大のピアニストとしての意味を持つ指環を贈られる。 【生い立ち】 ライプツィヒで誕生。幼い頃から母親にピアノの手ほどきを受け、7歳で入学したライプツィヒ音楽院でアロイス・レッケンド

詩人が描いた愛の交響曲〜フレデリック・ショパン〜

3月1日は、ポーランド出身のピアニストであり偉大な作曲家のフレデリック・フランソワ・ショパンが生まれた日。(1810年3月1日または2月22日 - 1849年10月17日)今日クラシック音楽を聴かない人でも夜想曲やワルツなど、ショパンの曲はよく知られている。ピアノの詩人と謳われた。 【生い立ち】 フランス人の父、ニコラと、ポーランドの没落貴族の娘だった湯スティナの間にワルシャワで生まれる。 父ニコラはフルートとヴァイオリンを演奏し、母ユスティナはピアノに長けており、一家で

ドイツのピアニスト、クララ・ヨゼフィーネ・シューマン

9月13日は、ドイツのピアニスト、クララ・ヨゼフィーネ・シューマンが生まれた日。(1819年9月13日-1896年5月20日) 19世紀に活躍した女性ピアニストであり、作曲家ロベルト・シューマンの妻として知られる。 ザクセン王国ライプツィヒ出身。 父は、ピアノ教師フリードリヒ・ヴィーク。5歳で父からピアノを習い始める。プロデビューは9歳。 12歳の頃にはヨーロッパ各地で演奏会をし、リストなどと同等に評価され、当時のオーストリア皇帝フェルディナント1世は、18歳のクララ