女子校育ちの私が考える「女子校ならではの良さ」

皆様ごきげんよう。

今回は「女子校育ちの私が考える、女子校ならではの良さ」というタイトルで書いていきます。今まで書いてきた事とは全く正反対なジャンルの記事になりますが、悪しからず。

私は高校〜大学の7年間を女子校で過ごしてきました。高校は県立の女子校、大学は私立の女子大です。なぜ女子校に行ったのか、理由はたった一つだけです。

親戚のお姉さんが卒業した女子校に行きたい、という単純な理由です。後輩になりたかったのです。会うたびにその学校の話を聞いて、イメージを膨らませていました。合格した時は心から嬉しく、同じ学校に行けて、同じ制服を着ることができると考えただけでわくわくしたのを今でも覚えています。

私が卒業した女子校は、県内で最も古く歴史と伝統のある学校でした。以前は県内にもたくさんの女子校があったそうですが、全て共学化されてしまいました。現在では県内にある県立女子校は僅か2校となってしまいましたが、女子校の草分け的存在として今もあり続けています。

私が女子校で7年間過ごした中で身についたこと、それは「直向きに物事に取り組む姿勢」です。一見普通のことのように捉えられてしまいますが、そうではありません。

もちろん女子しかいないわけですから、体育祭や文化祭などの行事の準備をする時は全員で協力しなければ成立しません。力仕事も全部自分たちで分担してこなします。重い物を持つのも平気です。仲間がいればまさに百人力です。どんなに大変でも、協力して自分たちで何とかしちゃうのが、女子校育ちの人間の性なのです。

困ったときには互いに助け合います。授業でわからない部分があれば、わかる子が一生懸命に教えてくれます。私の高校時代には、情報の授業でパソコンが苦手な子に対して、得意な子が教えてあげるという場面をよく見ていました。

また、これは女子校あるあるなのかもしれませんが、体育祭や球技大会、文化祭などの学校行事には本気で挑みます。体育祭の棒引きや騎馬戦では本気の戦いになります(私も体育祭の棒引きでは友人に足を踏まれましたが)。たとえ相手が先輩であろうとも、後輩であろうとも、友達であろうとも、負けてたまるかと本気でやり抜きます。

私も女子校で過ごす中で、今でも付き合いのある友人と出会えたり、部活動に真剣に取り組んだり、学校行事に積極的に参加したりと、とても充実した時間を過ごすことができました。社会人になった今でも、大切な思い出です。中学時代まではよく体調を崩して学校を休んでいましたが、高校時代は1日も休まずに学校に行くことができ、人生初の皆勤賞をいただきました。

社会人になって仕事をするようになり、ふと思うことがあります。掃除をしていて重い物を運ぶときに助けを借りずに1人でやったり、周囲の人に対して気配りや心配りができたり...。全て女子校で培ってきたことです。自分を大きく成長させてくれた母校に感謝しかありません。子供ができて女の子が産まれたら、必ず女子校に行かせよう...なんて今から考えています。女子校育ちということを誇りに思い、これからの日々の生活を過ごしていけたらと思います。

以上で今回の記事を終わりにします。

それでは、ごきげんよう。




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