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気持ちって不思議

突然ですが、お正月ってすごくよくできたシステムだなぁと改めて感じました。
今年は元旦が日曜日だったこともあり、なんとなくいつもと変わらない週末な感じで年末を過ごしていました。
実家には帰省しましたが、喪中であることもあり、恒例の年始のご挨拶もなく。
弟家族と両親と温泉旅館で元旦を過ごすことになりました。
コロナで2kgほど落とした体重も、年末年始の暴飲暴食によりすっかり戻し、トレーニングも1週間以上お休みする中で本当にグダグダと過ごしていたわけですが・・・
年が明けていつものようにニューイヤー駅伝を見て、箱根駅伝を見て、とやっぱりお正月なんだな、という実感と共になんだか新しい年を迎える気持ちというか、年末にひきづっていた諸々のことを一気にリセットさせて、2023年新しい気持ちで迎えるぞ!という気分になったんです。

気持ちのスイッチって突然入りますよね。
そのスイッチって何がきっかけになるかわからず、本当に不意にやってきたりするものですが、お正月っていう節目ってスイッチ入れるには本当にいい機会なんだな、と今更ながら実感しました。

そして、気持ちが新たになると本当に不思議なもので、カラダが動くようになるんです。
わたしは年末年始で戻した体重を減らす方向に向かうのはなく、年明けから筋量アップに向かうモチベーションに変えました。
このnoteも、もう一度自分なりのペースと感覚で前向きにチャレンジしたいと思えるようになりました。

昨年末、コロナに感染して10日間の自宅療養が強いられたのですが、それまで本当にいろんな予定に追われてしまい、正直気持ちに全く余裕がない状態になっていました。
もう、このまま年末まで走り続けるしかない・・・と。

そんな状況の中で、感染がわかり、全ての予定をキャンセルし自宅に引きこもる。
その時間がわたしにとってはとても良い時間となりました。
わたしは基本的に自分がやりたいことしかしたくありません。
でも、やりたいことがありすぎてついつい活動過多になりがちです。
やりたくてやっていることなのに、いつの間にかスケジュールに追われてなんだかこなす日々。
ひとつのイベントが終わると、次はなんだっけ?
と段々気持ちに余裕がなくなって行きました。
その上、仕事で色々な問題が浮上してきて、対応に追われる日々です。
仕事の多問題で頭がパンパンになっているのを、好きなことをやり尽くすことで切り替えているつもりが、いつの間にかスケジュールに追い立てられる日々に。

それが突然予定をたたれて、自宅でひとりですることもなく時間を過ごす中で、ものすごく気持ちが穏やかになっていくのを実感しました。
ずっと家の中も荒れ放題で、いつ年末の大掃除に取り掛かれるんだろう・・・
年末、姪っ子を泊める約束しちゃったのにな、とどうやって時間を作り出すか考えていたところに、突然与えられた時間。
しかも、症状が軽症で、割と元気だったので、ひたすら荒れまくった家の中を片付け始めました。
なにしろ時間があるので、元々片付けが苦手なのでわたしでも、自分のペースで好きなように片付けられます。
この自宅療養の期間の中で、改めて、わたしは時間と人に支配されるのが苦手だったんだと気付かされました。
こんな性質のわたしがよく20年以上も大きな組織の中で働けたな・・・と我ながら感心します。
人と会わずに完全に閉じこもる生活も全くストレスにならず、むしろ毎日毎日幸福度が高まります。
そこで、改めて、あぁ、こういう時間が必要だったんだと実感しました。
なんの予定もない、ただひたすらぼーっとする時間が。

ところが、年末からのこの流れを受けて、年が明けたらまたやりたいことが沸々と!
活動過多気味のわたしが戻ってきています。
こうしてまた後半戦は予定に追われていくことになるのだろう、と思いつつ、自分の中の心の動きを面白く感じました。

目の前の現実は何ひとつ変わっていません。
年が改まろうがなんだろうが、仕事上の問題が消え去ったわけでもなく。
時間そのものは、昨日の延長にあることに変わりません。
でも、わたしの内側で起こることに変化があっただけで、こんなに世界が違って見えるものなんだなぁと、人の気持ちとは不思議なものだと実感しました。

でも、今回のコロナ療養を教訓に、スケジュールに追い立てられている感じがしてきたら、なんの予定もないただひたすらぼーっとする時間を取り入れる!ということをして自分の心の中をリセットさせて行きたいと思います。

カラダの休養もココロの休養もどちらも大事ですね。
休んでいる間に感じたあの幸福感、なんとも言えない幸せな気持ち。
あの感じを大事にしたいな、と思います。

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