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【報告】保育施設見学ツアー@鹿児島

先週は保育施設見学ツアー@鹿児島が行われました。小学校設立に向けて動いている真っ最中の話や、保育園以外の様々な取り組みの話を聞ける機会だったこともあってか、全国各地からの参加がありました。そらのまちほいくえん、ひより保育園、日当山無垢食堂、そして2026年4月の開校を目指す私立新留小学校と、様々な取り組みを見て学ばせてもらいました。


◯そらのまちほいくえん

そらのまちほいくえんでは、保育園を作った思いについて代表の古川さんから話してもらいました。7年前はシャッター街だった通りが、そらのまちほいくえんができて毎日の送迎の2往復が発生したことで賑やかになっていった話や、多世代との日常的な交流をいかにデザインしていくかといった話など、興味深い内容ばかりでした。

古川理沙さんの思いをたっぷり聞かせてもらいました

その後は活動の見学です。この日は商店街の中にある行きつけのお店での買い物と、園内での味噌作り。地域との積極的な交流と食育は当園が大事にしていることで、その柱の活動を見せてもらいました。園で使う味噌は全部自分たちで作っていたり、ごはんを炊く活動は全て子どもが行っていたりと、食の取り組みはものすごく充実しています。

途中のお店でも会話を楽しんでいます
ときちゃんのお店(鰹節屋)で買い物。会話も楽しんでいます。
園内では味噌作り。蒸した麦に麹をつける作業です。写真の左側では蒸した麦を子どもたちが少しずつ味わっています。この後作業に加わっていました。
お麩のラスク作りも行われていました


◯ひより保育園

鹿児島市から霧島市へ移動して、今度はひより保育園の見学です。昼食の終盤という時間だったため食事の様子をじっくり見ることはできませんでしたが、どのようなことを大事にして食事をとっているか、食育活動をどのように行っているかの説明をたっぷり聞かせてもらいました。

取り組みの説明を聞いています

ここには調理室が見える位置に食育ルームがあり、毎日ここで食の取り組みが行われています。炊飯器、ミキサー、樽、ざる、保存用の瓶など、子どもたちが日常的に使っているたくさんの調理器具が置かれていて、日々の活動が目に浮かんでくるようです。

いろんな調理器具が置かれている食育ルーム
これを見ながら魚もさばきます


◯日当山無垢食堂

昼食はひより保育園の近くにある日当山無垢食堂です。古川さんたちが運営している食堂です。旬の食材を使っていて、2週間を目処にすべてのメニューが入れ替わるそうです。いつ訪れても新鮮な気分で食事を楽しめるよう工夫されています。ここで使う味噌も保育園と同じで手作りのものです。今回いただいたのは副菜全部盛りセット。どれも美味しかったです!

どれも美味しそう!
副菜全部盛りセット
今週のメニュー


◯新留小学校

最後は姶良市へ異動して2026年4月の開校を目指している新留小学校です。ここでは現在の校舎を見せてもらい、今後の構想についても聞かせてもらいました。そして今回の見学ツアーの振り返りです。

新留小学校の校舎内の見学
全体を通した質問や振り返りの時間

今回のツアーでは地域との関わり、食の取り組み、食堂の運営、小学校開設準備など、かなり幅広い取り組みを見せてもらいました。多くの刺激をもらったわけですが、刺激を受けただけで満足するのはもったいないです。刺激を受け、その刺激を自分たちの次の行動につなげていく、そんな動きが各地で起こっていくことを期待しています。もちろん私自身もどんどん動いていきますよ。

新留小学校で記念撮影

◯参加者の感想

今回も参加者のみなさんから感想を届けてもらいました。ありがとうございます!

地域との関わり方と食育について学ぶために参加しましたが、実際に見ることで、実際のお金で買い物をするというお金の使い方、商店街との関り方など学ぶことが多くありました。 また、食育に関しても、ただ食育を大事にしているだけではなく、発達に関して説明ができる理念で食育に取り組む姿勢を知れて大きな学びとなりました。 なによりも、古川代表はじめとするスタッフのチャレンジするエネルギーには学びというよりも、勇気を頂きました。 学校が開校した際には再度、見学させて下さい。

二つの保育園、日当山無垢食堂、新留小学校設立への取り組み、その全てに通じるイズムを感じた。実践力、発信力の力強さは、そこに集うスタッフはもちろん関係する人々に共鳴し、人と人のフラットな関係性は、居心地のよさや互いへの感謝を生み出していると思った。
今回のツアーには、自分自身の迷いを前進させてくれる景色がありました。2日間に渡り大変お世話になりありがとうございました。

今回、初めて見学ツアーに参加させて頂きましたが、色々な学びの機会があり、とても有意義な機会となりました。 そらのまち保育園とひより保育園では、保育園活動での新たなる可能性を知ることができ、できることから自園で取り組んで行きたいと考えています。 古川代表をはじめとした見学ツアーの受け入れをしてくださった皆様と、主催と段取りをしてくださった相山先生に深く感謝を申し上げます。 機会がありましたら、是非また見学ツアーに参加させて頂きたいと思います。

今回は様々な分野の方々との交流となり、とても充実した時間となりました。今回の見学では保育とはまた少し違った視点での取り組み(食育、レストラン、小学校)に触れ、さらに新鮮でした。古川さんを中心にたくさんの方々が集まり、自信を持って仕事と向き合っていく姿勢に感銘を受けました。また、古川さん自身の発信力は見習うべき姿だと感じました。
GTメンバーとの交流は毎回の刺激となっており今後も積極的に参加したいと思っております。
余談ですが、帰り際にみなさんとお別れすることが辛かったです。温かいお人柄の方々ばかりでしたので、私も心穏やかに過ごす事ができました。

たくさんの学びのある研修でした。皆さんの話す一言一言に気付かされることも多く、熱量とパワーにたくさんの刺激を頂きました。とっても楽しかったです。ありがとうございました。

視察全体を通して練られたプランを提供いただきありがとうございました。
随所で勉強になることが多く、参考にさせていただきたい箇所もたくさんでした。カッパが全部もっていった感は拭えませんので、どこかでリベンジできればと思います。笑

そらのまち保育園もひより保育園も、とても居心地の良さを感じました。子どもだけでなく、大人ものびのびしていて素敵でした。でもそこに至るまでには沢山の葛藤や話し合いがあったことをお聞きして、誰かがしてくれるのを待つのではない、自分たちで作っていくんだと改めて気付かされました。そして、小さなことも認め合い、良かったことを言葉にするのも大事ですね!
小学校を再開するという取り組みも、学校だけでなく地域のコミュニティの再生だったり、その地域に合った園児の活動をされていたり、回りの環境の中にある生きている場になっていると思いました。
どうしようか悩んでいるより、やっていこう!と力をもらえた一日でした。ありがとうございました。

このたびは見学ツアー@鹿児島に参加させていただきましてありがとうございました。交流会でみなさんと会う直前まで、初参加でしたので、ドキドキして緊張していたのですが、遠くから参加して良かったと心から思っています。
地域のために何か事業を、と漠然と思っていたのですが、そらのまち保育園さん、日和保育園さんの視察で、誰のため、何のためにと深く考える機会をいただきました。思い描く実態のぼんやりした輪郭が徐々に形を成したように思います。そして、「迷ったときは積極案」という言葉が刺さりました。これから頑張る勇気が出ます。
そして、たくさんの素晴らしい園の先生がたと知り合うことが出来たことも収穫です。また、参加させてください。ありがとうございました。

福祉でも教育でもどんななりわいでも、企てて事業を営むという意味では同じです。そこには情熱と知恵と仲間が必要です。それを古川さんとそのお仲間に学びました。もっと優しい社会を作るために、もっと賢くなりたいと願う。それを叶えるためのツアーだったと思います。いつも本当にありがとうございます。

園運営だけでなく「ふつうの学校」作りや薩摩会議など幅広く活動されてる中、古川さんの「暇だから」と笑いながら答えてくれた姿に、震えが来ました。とても話しやすく、また各園の皆さんも非常に爽やかで感じが良く心地よさを感じるとともに、ポジティブな力をいただくことが出来ました。 このツアーは、ほんとにおもしろい!絶対次も参加します!いつもありがとうございます。

保育参観ではなく、保育ツアーというネーミングにしたのはなぜか、やや疑問に思いながら申し込んだ。子どもたちが暮らす日常を非日常として覗き込む。その際、園と園の「間」を複数台の車でつないでもらったが、この「間」が保育ツアーの醍醐味だったように思う。「間」の空間で話し合った保育に対する様々な思いは、間(ま)を真(ま)に変える不思議な力であったと感じている。改めて保育ツアー関係者の皆様に感謝申し上げます。


◯ツアー情報のお知らせ方法について

今後も様々な課題に向き合っておられる保育施設の見学をさせてもらうことを継続していきますが、運営者が変わります。今までは社会福祉法人花の村が実施をしていましたが、次回からは「合同会社ひともじ」が実施します。

今後のお知らせは、ひともじのnote、このnote、LINEのオープンチャットを使って発信していきます。オープンチャットへの参加を希望される方は下記のフォームから申し込んでください。保育関係者であれば役職等は全く問いません!

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