見出し画像

思いをつないでいくことは大事です

ご家庭の報恩講のお参りに行ってきました。住職ではなかったときに一度だけ父と一緒に呼んでいただいていたお宅です。その時のことを調べてみたんですが、2014年1月で、ちょうど10年前のことでした。当時は本膳料理を家族に伝えておきたいということで、伝統的な本膳料理が用意されていました。そのときのことがすごく印象に残っていて、写真をあるブログに残し、またしばらくして別のブログにも残すといった不思議なことをしています。それだけ印象深い出来事でした。

料理もすごく美味しかったんですが、それよりも伝統料理を伝えようと様々な準備をしてこられたお話が印象に残っています。思いの深い人がこうやって周りの人に働きかけることがあって初めて伝統や文化は受け継がれていくんだと、みなさんの様子を見て感じたことを今でも思い出せます。

こうやっていろんな人の思いがつながって今がある。そう考えること、そう考えられることはすごく大事なんですよね。命はつながっているとかいろんな言い方がありますが、今ここにいることのつながりを想像するのはすごく大事です。でも日々の生活の中ではなかなかできないです。仏教はそれを意識することができて、そこに役割があると思っています。

今日は本膳料理を伝えていきたい思いが印象に残っている話、思いをつないでくれた人たちのおかげで今があることなどを話したんですが、まだまだ勉強が必要だと痛感した時間でした。


そろそろ庭園墓の工事がスタートします。庭の形を大きく変えることになるので、その様子を定期的に記録していきたいと思います。工事をしながら形が決まっていくことになるのでまだ最終形はイメージできていませんが、楽しみです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?