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御正忌法要が終わりました

御正忌の法要を行いました。御正忌とは親鸞聖人のご命日こと。親鸞聖人のご生涯に思いを馳せながら改めて仏法を聞かせてもらうのが御正忌法要です。

今までは主要な法要を11時〜14時で行ってきました。お勤め、法話、食事、法話の計3時間です。これだと午前も午後も別の用事を入れにくくなり、お寺にお参りしにくくなるのではと考え、住職を交代してからの法要は10時〜12時30分とし、内容もお勤め、法話、食事と変えました。午前中で全て終わる形です。

当然こうなると物足りなさがあったりするかもしれませんが、そこは中身の工夫でなんとかなるんじゃないかと考えてます。今はまだ工夫できていませんが。それよりも考えるべきなのは、今の人が少しでも参加しやすいあり方を見つけ、変化させていくことではないかと思い、時間の変更を試しているところです。

内陣の様子

もしも浄土真宗の始まったときの世の中の働き方が現代と似ていたら(そんなことはあり得ないので考えてもしょうがないんですが)、それぞれのお寺で行われている行事のあり方は違っていたんじゃないかと思います。昔の実施方法には当然良さがあるし、その実施方法の中に身を置かないと伝わらないこともあるんじゃないかとは思っています。でも仏法を伝える、広めることが目的だとすると、人がアクセスしやすくなる工夫は必要で、だからこそ大枠から外れないよう気をつけながらいろいろと試してみることに意味はありそうです。

試しながらこれといった形を見つけられず、ずーっと同じことを言ってるかもしれませんが、やりながら改善することを繰り返していきます。こんなチャレンジができるのは意外と楽しいことなのかもと思えてきました。

記録として食事の写真も載せておきます。食事は父と母が考えて、ある時から「お寺ごはん」と名づけて一汁一菜の食事を出しています。御正忌のときは建長汁(けんちんじる)を続けていますが、この地域の伝統というわけではないようです。でもなぜかうちのお寺ではこれを出していて、子どもの頃からずっと食べています。どんな料理をどんな意味で出すのかも、法要の内容と合わせて考えるとおもしろそうです。

けんちん汁

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