
レンタルスペース初めての利用者が!
2023年5月から、サービス付き高齢者向け住宅「もりハウス」の相談室をレンタルスペースとして貸し出すことを始めました。地域の中に学校以外の居場所を作ることを目的として、中学生・高校生(12歳〜18歳)を対象としてレンタルスペースです。希望者はもりハウスの入居者に提供している日替わりランチを食べることができますし、スタッフの「てご(石見地方の言葉で手伝いの意味)」をしてもらうことで昼食代が割引になるシステムも用意しました。
そんなに利用希望者はいないだろうな、でも1人くらい利用してくれたら嬉しいんだけど。。。なんて思っていたら、なんと利用者はゼロ!アピールも十分ではなかったことを考えると当然です。そのことを反省し、内容を見直してアピールし直そうと思っていたら、遂に先日初めての利用がありました!いやー、嬉しい!!
利用してくれたのは中学1年生が1人。冬休みになかなか勉強が進まなかったため、集中できる環境を求めて利用してくれました。最初に施設のことを知ってもらうために、スタッフから施設の説明を受けながら、一緒にホールの掃除を行ったようです。知らない施設に来て、いきなりレンタルスペースに籠もってしまうのは、利用する人にとっても施設側にとってもいいこととは思えません。最初に案内を対話を兼ねて「てご」からスタートするのがいいのかもしれません。
その後はレンタルスペースで集中して勉強できたようです。定員を4名と設定していましたが、4名では狭いので2名がいいのではとの意見をもらったので、さっそく見直します。
昼食時には入居者さんに食事の配膳をしたり、話し相手になったり、片付けや掃除をしてもらったりと、かなり「てご」をがんばってくれたようです。調理員が調理をしている様子を見て、調理の仕事にも興味がわいたようです。高齢者と触れ合うだけでなく、そこで行われている仕事にも触れることができる、なかなかおもしろい機会になりそうです。
ということで、中高生の居場所作りだけでなく、高齢者と触れ合う場、いろんな仕事に触れる場として、もりハウスのレンタルスペースのあり方を見直してみることにします。子どもは減っていますが、ゼロにならない限りは法人の施設を積極的に開放していくつもりです。
楽しかったです。初めて話したけど、みんなと楽しく過ごせてよかったです。調理を見ていたら、興味がわきました。静かで集中してできました。2人までしか無理!
中学1年生 9時〜13時の利用