見出し画像

まわる と まざる

まわる と まざる。
まざるとおもしろい化学反応が!!

全国の保育施設や学校を見学させてもらう企画を行っているんですが、そのテーマは上に書いた「まわる と まざる」になります。言葉がシンプルすぎるので、どのような意味なのかを説明します。


◯まわる

全国各地の保育施設や学校に足を運び、見せてもらってお話も聞かせてもらう。これが「まわる」です。見せてもらうのは、地域の課題に目を向け、その課題解決のためにできることに取り組んでいる施設です。保育の質の向上に取り組んでおられることはもちろんですが、地域課題を園の課題と考えているところにおもしろさを感じているからです。

特に人口減少地域において、そこの地域課題に対して保育施設が様々に取り組んでいる事例は、なかなか表には出てきていない印象があります。でも私が知りたい、学びたいのはそういった事例です。ネットや書籍で取り上げられることが多いのは、都市部の素晴らしい園だったり、かなり尖った取り組みをしている園だったりします。一見地味に見えるけど、地域課題の根本部分に淡々と働きかけているような園の取り組みにはなかなか触れることができません。だから自分で調べて実際に訪問することが有効なわけです。そんなことから「まわる」を続けています。

◯まざる

保育施設を「まわる」のは一人ですることが多かったんですが、複数の目で見て、それを共有する機会があると学びが深まる体験をしました。自分だけでは思いつかないアイデアをもらうこともあったり、一緒に取り組もう!と盛り上がることが次の行動の後押しになったり、そんな体験です。

見学で気をつけていることは、見ただけで何かを学んだ気にならないようにすることです。たくさん見てわかった気になり、自分では何も行動しない、そうはならないよう気をつけてきました。自分の行動を変えるために学ぶわけで、見学も同じです。見てお終いにするのではなく次の行動をいかに作り出していくかを目的にすべきです。だからどこの施設のどんなところを見せてもらうかは重要ですし、複数で見て学びを共有する方法は有効だと感じてます。これが私が考える「まざる」です。

また、全国各地の人とつながると、さらに情報が得やすくなります。一緒にこんなことやあんなことをしようと盛り上がり、新しい行動がたくさん生まれてきました。地域の課題はそれぞれ違うけど、微妙に似た事例があったりして、その取り組みの過程や考え方が参考になります。いろんな人とつながるメリットは多く、それも「まざる」と捉えています。

◯見るだけではなく、次の動くことが目的

見て、なんとなく学んだ気になって終わるのは、もったいなさすぎます。学んだことから次の自分行動を作り出していかなければいけません。「まわる と まざる」で目指すのはそこです。「まわる」で終わるのではなく、「まざる」で終わるのでもない。「まわる と まざる」ことで自分に化学反応を起こし、そこから次の動きを作っていく、動きを促進するエネルギーにしていく。それがねらいです。

そんな思いに共感してくれる人に集まってもらい、一緒に楽しく見学して学ぶ。そんなツアーを企画しています。現在は社会福祉法人花の村が主催者ですが、近いうちに別法人の主催となる予定です。そのお知らせは後日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?