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推しに会いに長崎へ行った話。

1.イベント決定から旅行の手配

3/28夜、友人からyoutubeのTOPANGAのチャンネルで定期配信されている【勝ちたがりTV】で3日後から始まるEVO Japanについての話をしている、と聞き、冒頭から流し聞きをしつつ情報を集めてました。

目当てのSFVは海外勢のDQ(dis-qualified=不参加による失格的な意味)が多くトーナメント表を再構築している、というお話しで、翌日のお昼くらいには最新のものが出ます、という情報にトーナメント表の再チェックをTodoリストに入れつつ仕事をしながら最後まで眺めていたところ、Redbull playerのボンちゃんさん(以下ボンちゃん表記で失礼します)が久々にロードトリップを開催する、という話に。

昔ときどさん目当てに群馬に行こうか…と検討して、最後までいると帰宅出来ないとわかり諦めたのを思い出しつつ、日程は4/8に長崎、4/29に静岡とのことで、長崎は無理だけど静岡ならワンチャン、さわやかでも食べつつ…なんてぼんやり考えながら、この時点で番組は終わっていたので10秒ずつ飛ばして見ていた一瞬、ワイプに映るボンちゃんの口が「ぷ」の形になっていたのに止めて急いで戻したところ、長崎のゲストに推し(=Good 8 squad所属のぷげらさん)が決まったとの告知。リアルに口から「は???」って言いながら友達に鬼のような勢いで行っていいと思う??と連絡。

なにしろ私は格ゲー見る勢で、プレイしたのはストリートファイターリーグ(SFL)のグランドファイナルで試遊させてもらったスト6を15分と、PSNでフリープレイだったSFV(ストリートファイター5)をPAD(コントローラーのこと)で5分くらいというにわかもにわか。しかしボンちゃんのロードトリップはプロゲーマー相手に試合が出来るよ!がウリのイベントで、正直行った所でやることなくない?邪魔にしかならなくない?なんのために来たんだお前みたいな目で見られない??と不安しかなく、しかも修学旅行でしか行ったことのない長崎!!かつてないアウェー感を感じながらも一応各種トラベル系サイトでパック旅行を探していたら、友人がボンちゃんのこのツイートを送ってきてくれまして。

SFVはほぼ出来ないがもし機材に余裕があれば練習などしてみたい。そして推しと推しのバイソン(SFVのキャラ。ボクサー。金と女と酒が命でかわいい)を見たい!!という気持ちは消えず、ボンちゃんがそう言ってくれるなら最悪片隅で丸くなってればいいか…と覚悟を決めて予約。羽田↔長崎一泊二日、出発10日前とあってお高めではあったけれど、全国旅行支援で5000円割引が使えたのと推しを撮るために買ったレンズ分のポイントが5桁あったので楽天トラベルで3万くらいでした。助かる。

2.自分の属性と出演者のみなさんへ報告と相談

神奈川住み、自分の体力に陰りが見えるお年頃。労働環境だけはホワイトな会社にて週5で働きつつWEBデベロッパーしたりカメラマンしたりしてます。格ゲー歴は2021年くらいに別ジャンルの友人にSFLを教えてもらって見るようになり、2021年・2022年グランドファイナルは現地観戦しました。完璧に見る勢。APEXとかモンハンとか友達とのコミュニケーションとしてマルチゲームやるけれど、自分にとってゲームは物語を見るためのものだったので格ゲーには手を付けず。学生の頃ゲームセンターで友達の付き合いにKOFをやった覚えが微かにあるくらいです。

そして元Jリーグ遠征ガチ勢。金曜に推しの選手が土曜の試合に帯同したと現地お見送り勢からこっそり情報を聞いて10分後にはチケット手配しホテルとJR東海のEX予約で新幹線を抑えるくらいは普通にしてましたし、末期の頃は一ヶ月に3回大阪にいるみたいなことを平気でやってました。

とはいえ長崎はちょっとハードル高いしサッカーと違って格ゲーのイベントは有料有観客のものしか行ったことがない…果たしてこの先生きのこれるのか…と不安を抱えたまま、年度末に堂々と有給を取って参加したEVO Japan。

まずは推しに長崎行きます、とご報告申し上げたところ「自分がゲストの時参加者が少なかったらマジどうしようって思っていたのでありがたい」とお言葉を頂き、大分背中を押されつつ、翌日ばったり出会ったボンちゃんに推し目当てで申し訳ないのですが長崎行きますとお伝えしたところ「ぷげを呼んだ甲斐があります」とこれまた心強いお返事頂いて格ゲーマーみんな頭いいな?ってなりました。これで迷いをあらかた吹っ切ることに成功。

また、会場での過ごし方についても確認し、初心者台があること、台数は十分にあるから練習用として1台占拠してても多分大丈夫なこと(混んで来たら直ぐ退く旨お伝え済み)を確認。後は家でSFV予習するのにPS5なので✕が決定でないのが地味にしんどいんだけどどうにかならないか、という相談を申し上げたところ、✕を決定にする方法があり、今日も実は会場のPS4で✕を決定にしてしまっているものがあって直してから使っている、みたいな話を聞いてほうほう、となりつつ長崎での再会をお伝えしてお別れ。

ちなみにPS5でSFVの決定を✕にする方法はありませんでした!!ボンちゃんはPS4の話してたし私もテンパっていてちゃんと確認せず申し訳なかった…。

3.出発準備

出発は土曜ではあったのですが、年度末に休んだツケが絶対に来る4月の第一週、色々手配しておかないと間に合わないので月曜から荷造り開始。

  • 着替え分の靴下と下着(一泊二日なので上モノは着回す)

  • アクセサリーと香水

  • カメラとレンズと電池とCFカードと充電器

  • ボンちゃんと推しにせめてものお土産

  • 化粧道具と基礎化粧一式

  • 渡す用の写真とサイン貰う用の写真とペン

  • モバイル関係充電器セット

お土産は推しの配信でイベントに行きます!と宣言してた方がカステラ好きですか?と尋ねていて(ちゃんぽんよりカステラの方が好きかもって答えていた)、あ、お土産渡していいんだ、と思いあたり横浜で作ってる鎌倉銘菓のクルミっ子を購入しようとしたけどこれがまあ全然売ってない…特に仕事帰りだと本当に手に入らなくて、紅谷の工場近くに住んでいる友人に君の分も買っていいからとお使いを頼み木曜になんとか入手。推しはイベント後実家に戻ると放送で言っていたので、あんまり嵩張らないものを、と思ったらクルミっ子一択だったんです。勿論ボンちゃんにもお渡ししたけどお話聞いたらわりと縁のある場所にお住まいで、流石に食べたことがあるのでは???ってなったんですけど食べたことないっておっしゃってました。しかしケトジェニックダイエット?中だったみたいでご家族やスタッフさんに美味しく召し上がっていただけてたらいいなぁ。

あとは写真。これは自己満足なんですけど、サッカー遠征ガチ勢になる前は大学サッカーを見に行っていて、大サカの強豪校はほんと全国から選手が集まってくるから、自分の子供が出ている試合を見られないご両親が多くいらっしゃったので、撮らせて頂いたお礼にと思って些少ながら年度終わりに撮った写真をプリントしてお渡ししていたのがとても喜ばれた思い出から、推しは31歳だけれどご両親にとっては子供だし…と思って2022のSFLの写真からEVO Japanの写真までを急いでプリントしてアルバムに詰めて持っていきました。あとサイン貰うように自分のも。ほんとに自己満足。いつもヨドバシのプリントに頼むけど時々納期5日とかになるので日曜の夜には注文しました。火曜に受け取りできて一安心。

着替え以外はいつもの遠征用品なのでぱぱっとキャリーケースに入れておいて、前日の22時には出発準備完了してました。えらい。

4.出発から会場まで

朝8時半の便なので始発じゃない分余裕余裕、とるんるんしながら羽田空港に向かったら出発ロビーで横浜高島屋だといつだって行列してるか全部売り切れているAUDREYが催事出店していてしかも5人しか並んでいない!となり、出発まで45分あるし余裕じゃろ、と並ぶも接客がとても丁寧で思ったより時間がかかり、自分の分だけ買って保安検査場に行ったら優先レーンにご案内される時間でした。すまない。グレイシアめちゃくちゃ美味しかったです。次はもっと買う。

羽田から長崎までは検査場で金属探知機で引っ掛かり靴脱いだりApple watch外したりした以外ほぼスムーズ。2時間弱のフライトは前日から関東近郊に吹き荒れていた強い風に煽られて離陸直後結構揺れた為にほぼ眠れなかったけれども無事に到着。初めての長崎空港は海上空港なので降りながら海が見えたのテンション上がりました。

佐世保までは乗り合いのジャンボタクシーを事前予約。長崎空港は羽田や成田や福岡みたいに空港直結の駅がなくて、最寄り駅までバスに乗って電車で行く、もしくは直通バスがメジャーな交通手段とあったものの、+200円で高速使って行くジャンボタクシーを知り、あんまり急いで行きたくはなかったんだけど乗り換えないし降りそびれもないから楽そうでそちらに。乗り場に向かったところ運転手のおじさまにJetstarが遅れているので出発地が15分程遅れますと言われてむしろ好都合。支払いが現金のみだったので万札しか持っていなかった私、空港内のセブンでカフェオレと大きなカニカマを買って朝食を済ませ、お土産を見たりして時間を潰して11時少し前に出発しました。

ちなみに長崎空港から佐世保って思ったよりも遠くて路線バスだと90分。電車だと最寄りの大村駅までバスか歩きで行ってそこからだいたい75分。正直調べて愕然としました。新幹線もなくて福岡からなら特急が出てるけど100分かかるらしい。だけどジャンボタクシーは空港で乗れて60分くらいなので楽!運転も穏やかで早い段階で寝ました。

なお、イベントのスケジュールはこんな感じ。

  • 12:00~13:00 受付/フリー対戦

  • 13:00~15:00 フリー対戦

  • 15:00~17:00 ボンちゃん組手

  • 17:00~19:00 ランダム2on2

  • 19:00~20:00 写真撮影会/サイン会

初見で8時間…と絶句したのがいい思い出です。そんなに長い時間推しと同じ空間にいたら死ぬ、と思って少しでも到着時間をずらしたかったし、なんなら先に佐世保観光して15時にホテルチェックインしてから行こうかな、とか日和ってたんですけれども、心の中のもう一人の自分がお前何しに佐世保来たんや観光か?と煽ってきたので、12時ちょいすぎに佐世保駅の裏手についた後会場に向かいました。

途中で見かけたものすごい階段の上にある教会。格好いい。
佐世保の東京国際フォーラムアルカスSASEBO。構造がいい!上の方もいけばよかった。

会場のアルカスSASEBO!!めちゃくちゃ構造が綺麗!自動ドアくぐってすぐのところにあるイベントホールがボンちゃんロードトリップの場所なのは一目で理解できたんですが、受付で人がもちゃもちゃしてたので心を落ち着かせるために隣でやってた草月流の生花などを眺め、ロビーに誰もいなくなってから突入。この時キャリーケースも持ってて相当目立ったし場違い感あったな…。受付の強面お兄さん(多分レッドブルのスタッフの人)に「…ゲームとかってします?」って聞かれてちょっと悩んだんですけれども「します!」って答えたらじゃあこれに名前書いて胸に貼ってください、って言いながらシールとコップとレッドブルくれました。LP(SFVにおけるランク分けの目安?ポイントが多いほど対人戦で勝ってる人)の説明しないのは優しさですかね?0だよ?そして服に貼るのもちょっとなーと思ってシールはカバンに入れたまま会場へ入りました。

5.イベント前編

スクリーンに画面を映す関係上わりと暗めの部屋の中、壁をぐるっと囲む感じで机が設置され、PS4とPCが入った箱?みたいなものが置かれてあり、ところどころにレッドブルの缶をドラム缶くらいに大きくしたスタンドみたいなのもあって、ここに様子見のプレイヤー達が集まってました。更に部屋の真ん中にも机が4つ。

天井高くて素敵でした。スピーカーがめちゃしっかりしている

すでに親子連れが席につきお子様たちがコントローラー触っていてかわいいーー!ってなりつつもすぐにボンちゃんと推しを発見。挨拶が終わった後みたいで推しは来場者と言葉を交わしており、ボンちゃんはまだ整わない設営を手伝ったりして忙しそう。まあちょっと空気読みつつ声かけるか…となりながら部屋の隅で立ってたら仕事の電話が入ってちょっとキレつつ、手早く終わらせて戻ったところでボンちゃんが声を!かけて!くれました。

EVO Japanで声掛けたのを覚えていてくれたのか、あの時のー、みたいな感じで思い出してくれて、初心者台はここ、アケコンはあるやつ使っていい、みたいな説明をしてくれました。でもだいたい後ろからコサクさんが教えてくれてた。PADはレンタルだと教えてくれたのもコサクさん。コサクさんありがとう。

一通り教えて頂いて、ボンちゃんまだやることありそうだったのでじゃあ練習します、とお別れし、初心者台に行こうと思ったらもう埋まっていた!その分ガラガラだった中級者用の机に行く途中で推しが一人でいるのを発見、声を掛けてお土産と写真をお渡しし、写真にサイン頂きました。

サインぽく書けた!って仰ってて普段とは違う疑惑が私の中にあります

はー、思い出しても緊張します。ちょこっとお話もさせて頂いた後、PADを借りに行くとお伝えして別れ再度受付へ。カウンターにいらっしゃった方に要件を伝えたところ、そんなこと言ってきたのは私が初めてだったらしくしばらくしてから養生テープが出てきてこれに名前と電話番号書いてくださいって言われて、受付してる人の横で個人情報書くの正直嫌だった…しかし持ってこなかった私が悪いのでささっと記入してレンタル終了。会場に戻り中級者用の端っこの席をお借りして、PS4の設定を✕決定に変更し練習開始!

自宅ではPS Plusで出来るSFVのチャンピオンエディションが入っているのですが、16キャラくらいしか使えないため、SFLで見たあきらさんのクリスマスキャミィが可愛かったからという理由でキャミィ使ってました。が、今日は推しがいるしもしかしたら対戦とかもあるかもしれないし、と欲張って推しの操作する世界で一番強いバイソンの天敵ララを練習することに。とはいえこちとら弱パンチがどのボタンかも判らないど素人ですし、なにを押したらどんな技が出るのかもさっぱりわからず、取り敢えずスマホの画面にララのコマンド表を出しながらトレーニングモードで練習するけれど一体自分がどのボタンを押しているのかさえわからぬ…。

これは詰んだか?と思ったのですがスタヌ(関優太さん)が最近SFV配信しててなんか画面にコマンド出てたのを思い出し、もしかしてモードが違うかも、とメニュー画面に戻ってモード確認してたらQUEST的なものを発見。どうもコマンド入力の課題をクリアするコースっぽくて、なにしていいかわからないトレーニングモード回すよりいいかも、とそちらへ。しかしいきなり1問目で詰まる…。

ジャンプ大キック→中パンキャンセル→クラップ、という流れなんですがまずジャンプ大キックが当たらない。デビルメイクライみたいに先行入力したら勝手によきところで当たるんだろうと思ったらちゃんとタイミング見てボタン押さないと当たらない!!!まずはジャンプ大キック練習をして、10分くらいしたら当たるようになってきたので続いて中パンの練習。これは普通にボタン押せば出た。問題はクラップ(ララが電撃を放つ技。かわいい)で、そもそもクラップの出し方のところにある記号(○の下側から矢印が出て時計の針が動く方向に90度円周に沿ってる表記)の意味がわからん…助けてgoogle先生、と思ったけどなんて言葉で検索したらいいの…ってなり最終的に画像検索しようとしたら右側から「お困りですか」って声が聞こえて凄い勢いで振り向いたら推しでした。心臓に悪い。ありがとうございます。

こうこうこういう状態で困ってます先生、と素人丸出しで説明する私の辿々しい言葉の意味を先生は的確に汲み取ってくださり、そもそもこの課題はキャンセルを練習させるものだという解説からクラップを出す時のスティックの動かし方、そして問題をクリアしないようジャンプ大キックからの中パン、中パンからのクラップの流れを実演してくださいまして…。理解は出来た、ただその通りに出来ない…。不甲斐ない生徒で申し訳ない先生…。ボタンを押すタイミングとかを拍手で教えてくださったりしていたのに…。

なんだかんだ10分くらいやっても出来なくて申し訳なくてちょっと一人で練習しますすみません、とお時間頂いてしまったことを詫びて、ソロ練習すること15分。

できた。

思わずやった!って声が出て隣で対戦していたお兄様を驚かせてしまったけれどほんと出来て嬉しかったーー!もう少し早く出来ていたら先生にも見ていただけたのに、と思いつつも先生と対戦したい来場者めっちゃいますからね。

そのまま練習することなんと120分。気づいたら14時45分くらいになっていて、課題は5まで進みましたが延々クラップを出し続けていたためか左の親指の腹の皮が剥けてしまいましてね…。こんなことなら十字キーでやればよかったのかもしれない…。痛みで上手く動かせなくなってきたので終了したところでボンちゃん組手の抽選(1から50までのクジがあり、1から25だとボンちゃんと対戦、26から50だと推しと対戦、という素敵なコーナー)が始まり、集まってくださーいという声に私関係ないです、という顔をして一旦様子見。もうちょっと練習が上手く行ってトレーニングモードくらい出来てたら対戦ワンチャン…とは思ったのですが、自信もないし手も痛いし(痛みを感じた段階でやめておかなかった私のアホ)、対戦でエキサイトして血が出たら心配されるしな…となって、抽選が終わったのを見届けて、ボンちゃんが配信台、推しが会場壁側のPC、となったのに、張り付いて見るのは難しそうと判断して一旦ホテルにチェックインしてお昼を食べに行くことにしました。

5.5お昼休憩と佐世保港観光

借りていたPADをお返しして、会場から10分と離れていないホテルへさくさく向かい、チェックイン後カメラをキャリーケースからショルダーバッグに移動させて駅前へ。ここでちゃんぽんを食べるか東京でも食べられるシナボンを食べるか迷ってシナボンに行ってしまった自分に何故なのか!!と今でも問い詰めたい。ローカル店に入る勇気が乏しいからってなにもシナボンに行かなくても…でも久々のシナボン美味しかったです。無糖のカフェオレがなければ食べられないけど美味しかったしなんなら半分くらい食べたところで胃と脳がもう糖分はいらないですってなったけど20時までイベントなので全部食べました。

二子玉川でも町田でも食べられるシナボンを長崎で食べる

その後満腹になった胃を宥めるために佐世保港をお散歩。駅の裏にこんな美しい港があるの素晴らしい。映えポイントとかもあったし海の水も綺麗だし素敵が過ぎる。

映えてた

ちな商業施設の2階にあきらってラーメン屋さんがあって推しの絶叫が脳内で再生余裕過ぎました。

ボンちゃんロードトリップは入退場自由なのもいいところ。お腹空いたらご飯食べに出られるし、翌日長崎で予定があった私がホテルを佐世保にしたのはあまりにいたたまれなかったらホテルで寝て写真撮影の時にまた行こうって思っていたからなのでした。幸いなことにそんな事態には全くならなかったんですけれどもね!

6.イベント後編

なんだかんだで1時間半ほど経過した16:30くらいに再度アルカスSASEBOに戻り、もう練習はいいかな、と考えてPADのレンタルはしないまま会場内へ。相変わらずステージ上ではボンちゃんが、部屋の壁際では推しが組手をやっており、これはゆっくり試合を観るチャンスでは、とステージも推しも見られる場所へ移動。ボンちゃんのサガットつえーってなりながら、推しのバイソンのダッスト(ダッシュストレート。しゅばっと殴りかかる技で格好いいエフェクトが出る)が15時のおやつくらいに好きな私、じりじりと推しに近付きました。なにしろモニタが24インチくらいしかないので遠目だと見えないんですよ!!!配信台がもう一つ欲しいところですが無料のイベントなので贅沢は言えない。むしろ課金させて欲しい。そして近付いて判る推しの姿勢の不思議さ。背中めっちゃまっすぐなのにこの足の組み方…ってなりました。

右足を下にして乗せた左足と右の膝にアーケードコントローラーを固定しているのすごい

この段階で推しの斜め後ろ2mくらいで立って見てたのですが、推しの画面を見たい人は勿論沢山いて、前に割り込むのはなかなか心苦しい、しかし画面が見たい…葛藤しながら移動先を探していたところ、推しの隣の机の椅子が空いているのを確認。とはいえ更にその隣で見ている方がいたので、断りを入れてちょっと椅子を引いて見たらいいんじゃないかな、と思い立ち、そそそと近付いて「こちらの椅子お借りしていいですか?」と声を掛けたところ「むしろ自分立つんでどうぞ」と先に座っていた方が去ろうとしていたのでいやいやいやい大丈夫なんで見てくださいと全力で引き止めていたら胸あたりにはられたシールに記載のお名前になにか見覚えが。ていうかEVO Japanでもお見かけしましたこの方、ってなったのは、推しの試合を熱心に見られていたのが推しの鉄拳の先生だったから!!

Bさんですよね?とお声がけして、推しに鉄拳の極意を教えて下さっていたことへの感謝などを話していたら、Bさんから鉄拳とSFの競技シーンの違いやマーケティングの方向性などわりとガチ目なお話をしてくださってめちゃくちゃ楽しかった!

ストリートファイターリーグ(SFL)に友達と一緒に行ってもあの試合良かったねーとかあの時の攻め方やばかったよねーみたいな話をするのが関の山で、この業界を盛り上げていくにはどうしたらなんて考えたこともなかったんですけれども、確かに格闘ゲームのeスポーツって傍から見るとほとんど話題にならないし、私も友達からの勧めがなければ触れることもなかったなぁ、と思って、この旅の間なにか自分に出来ることはないかなー、と考える切っ掛けになりましたし、それがあって今この文章を書いている部分もあります。

そのうち組手が終了して2on2(二人一組でのトーナメント戦。運がいいとプロと組める)のくじ引きに。もうここからは観戦に徹しようと思い、Bさんとお話しながらステージが良く見える場所に移動したら推しがひょこひょこ歩いて来てまたちょっとお話させていただきました。さっきなんか熱い話してましたね、って切り出されたのでBさんとのお話聞こえてたのかもしれない。お恥ずかしい…。そんな会話にBさんも合流し、Bさんのお友達で鉄拳のすごいプレイヤーなCさんもいらっしゃり、推しと3人でお話されているのを遠目から幸せな気分で眺めていました。所詮私は格ゲー界隈の中では燕雀以下の風呂に浮かぶアヒルちゃんみたいなものなので、鴻鵠たちが自らの戦場について話していると思うとドキドキします。勿論どんな話をしてるかなんて聞こえないのでもしかしたら長崎の美味しいものの話とかしてたのかもしれないけど。

そのうち推しが2on2でステージに向かっていったのでスクリーン見てたらボンちゃんが本日3回目くらいに話しかけてくださって…!どんな過ごし方をしてたのか気にしてくれていたので練習ちゃんとしつつ対戦を楽しく見させていただいていることなどお伝えさせていただきました。対戦会がメインのイベントなのに対戦全くメインにしてない私なんかにも優しいボンちゃんほんとありがたかったです。おかげで心置きなく楽しむことができました。ついでに昨年末に秋葉原で会った時の話とかもさせて頂いて、なんとなく覚えていてくれたのも嬉しかったなー。そもそも女子が少ない界隈なので見てくれは女子な私でも覚えてもらいやすいのかも知れない。でも認知厨ではないので…。そのへんに漂ってるルンバくらいの扱いでいいので…。

そして推しの試合が終わり、なんと推しチームvsボンちゃんチームの2on2!ここぞとばかりに推し側に寄り堪能させていただきましたバイソン…!!飛び道具もないしボクサーだから何なら蹴りもないのに推しと一緒だとめちゃくちゃ強いんですバイソン。本当格好いい。しかしボンちゃんのサガットの方が一枚上手で残念ながら推しのバイソンの出番はここで終わり。

ステージの上が一番明るくて撮影チャンスだったので何枚か撮らせていただいたのですが、推しはカメラ見つけるとガン見してくる習性があるみたいで、EVO Japanの時はお邪魔になっているのかも??と思い直ぐやめるようにしていたのですが、全然大丈夫と確認させて頂いたのでこちらも臆せず撮らせていただきました。サッカー選手にも試合中めちゃ見てくる人いるし割と慣れてます。

眼力に負けないようになりたい

その後、ボンちゃんvsコサクさんの試合などを推しと見るという僥倖に恵まれながらカメラの話などさせて頂いて、最後の記念撮影タイムに。

先頭で仕切ってくれるボンちゃんの頼もしさ

カメラ持ってたので撮られる側ではなく撮る側に回ったんですが推し…どうしたの…昔バンドされてたとお聞きしていたのでパンクバンドだったのかな?って考えたりしたのですがどうなんでしょうか。

友達に見せたらギャルなの?って言ってた。ギャル?


集合写真を取り終えた後はボンちゃんと推しとの写真撮影&サイン会。なんという豪華な。そして自然と列が形成される参加者のみなさんのマナーも素晴らしい。ぼやぼやと最後の方に並んでいたら、カメラ持っているのが珍しいのかちょこちょこお声がけもいただきましたありがとうございました!正直誰とも話さず終わる可能性もあったのに、気づけば軽く声が枯れるくらいお話させて頂いて、ほんと楽しかったです。

段々と会場から人もいなくなり、推しにはすでにサインを頂いていて、ボンちゃんにサインをもらうべきものを持ち合わせていなかったため、ボンちゃんと推しのツーショットを取りたいとお願いをしたらご快諾いただき、推しのファンサが終わるのを待って撮らせていただきました。

スマホで撮ってもよかったんですけれども、もし上手く撮れたらやっぱり写真に焼きたいな、と思って一眼構えたんですが、つけてたレンズが70-200mmという望遠レンズで(50mmでだいたい人の視野角と同じと言われています)、70mmに引いても二人が収まらない…。こういう時は物理敵に引くしかないのでガンガン引いていったらボンちゃんを笑かせてしまって申し訳なかった!!

そしてお二人に見送られて私のボンちゃんロードトリップ@長崎は無事に終了したのでした。

F1.8 40mmくらいのレンズ買うか…ってなった一枚

7.イベントを終えて

4月後半に福岡出張(ギャラと夕飯1回おごりはあるけど交通費は出ない)を控えていた私、その前に突然の長崎遠征は今月の出費として結構痛かったのですが、我が家には[行かない後悔より行く後悔]という家訓があるので長崎に行くこと自体はあまり迷いませんでしたし、友達が背中をどんどこ押してくれたりEVO Japanで出演者のお二人が歓迎してくれたのもあって一人参加余裕でした。いや嘘ほんとは誰か一緒にいて欲しかったし、福岡に住んでる友達にはホテル代出すから来てよぉーって甘えたこと言ってたんですけれども、イベント中友達のことを気遣えないかもしれんな、と思い結局一人で参加してしまったのですが、いろんな方々のお気遣いをいただき蓋を開けてみればあっと言う間の8時間でした。

SFVプレイされる方であれば会場に来られた方と試合するのであっという間に時間は溶けるだろうし、プロとオフラインで試合出来たりなんならアドバイスだってもらえるし、と有意義な時間を過ごせると思いますし、私みたいな演者目当てのゲームしないアヒル勢でもやってみようか…という気持ちになったり、無理だなって思っても試合見るの楽しめるならやっぱり8時間余裕では、と思いました。

ただ、今回の長崎についてはスタッフさんもボンちゃんもおっしゃっていたんですけれども、相当参加者は少なかったみたいで、混んでる会場だとどうなんだろうな…とは思います。4/29の静岡ロードトリップはゲーム関係のイベント併設なのでもっと人が多そう。。。

でもでも本当ボンちゃんの気遣いさ半端なかったですし、もし私がSFVプレイヤーだったら色々聞くチャンスだったろうなーって思います。今回のイベントを終えて、取り敢えずSFVIが出たら触ってみて、基本的なところがわかるようになりたいなって思えたのが大きい。出来るようになる、という体験はほんと楽しいので!

30も過ぎると出来て当然という惰性の範囲で日々を過ごしてしまいがちですが、新しい世界に挑戦してちょっとでも思った以上のことが出来る喜び半端ないな、って思いました。なんでもそつなくこなしてしまって毎日がつまらないなーって感じている、まだ格ゲーに触れたことのない人はちょっと触ってみて欲しい。そんなきっかけを求めに行ってもきっと受け入れてもらえるのがボンちゃんロードトリップなんだと私は思います。

あと推しがね…ご自分の配信だとオラオラしてるんですけれども、お話させていただくととても丁寧なやりとりをしてくださるしなにより頭がいい。こちらの状況もちゃんと掴んでくださるし顔もいい。そして何より格ゲーが上手い!!!世界13位のバイソン、SFVが終わっても見たい…SFVIでも出してよカプコンさああああん。

そんなところでこのレポートを終わらせていただきます。心理描写の多い文章を最後までお読みくださりありがとうございました!

翌日は長崎で親族の墓参りした後、念願の軍艦島に上陸出来て、これもボンちゃんロードトリップが長崎であってそのゲストが推しじゃなかったら叶わなかったな…と感謝に絶えません。演者の皆様、そしてスタッフの皆様本当にどうもありがとうございました!

今までボンちゃんがロードトリップを行ってきた場所とメッセージが書いてありました
中にはビッグネームのお名前もあったので現地で見かけたらぜひじっくり見て欲しい

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meg
お読みくださりありがとうございました! 機材購入の足しにさせて頂けたら嬉しいです!