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個人店のオーナーはほぼ休みなし
お疲れ様です!
megです。
続きまして軌道に乗るまでにどれぐらい
働いたかを書きます。
その前に
元々このnoteを始めたきっかけは
最近卒業して間もないトリマーさんが
経験は浅いが若くして独立し成功した
キラキラで華やかトリマーさんに影響受け
自分も独立しようと考えている人に向けて
少しでも役に立てばと言う思いで書き始めました。
たしかに世の中には
すごい才能を持った人はいますし
私もそんな人を見てはすごいなと思いますが
そんな人は少数派だと思います。
今回は辛口になると思いますが
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
軌道に乗るとは?
人によって大きく変わるとは思いますが
家賃、借り入れの返済、仕入れなどの支払いが滞りなく払えて
一定量の収入が定まってきたって感じだと私は思います。
では私なりの軌道に乗るまでのお話しをします。
オープン1年目
当然収入より支出の方が多かったです。
トリミングがない日もあるし
かといって全く暇な訳ではない。
オープン前は広告の為のチラシや HP制作に追われ
オープンしてからも時間ができては
ポスティングに行ったり
無料でできるサイトに HPの掲載を依頼したり
入荷した商品のPOPを作ったりなどなど
まだ自分の店のペースに慣れていない為
全部のすることに時間がかかる
あれこれしたいことの準備にも追われていたので
お店の営業時間は9時〜19時でしたが
閉店後も22時ぐらいまで仕事をしていることが多かったです。
閉店して1時間後に帰れるようになるまでには
3ヶ月ぐらいかかっていたような気がします。
さらに
週1回の定休日には掛け持ちしていたサロンへ働きに行っていました。
2年目以降
前回の記事でも書いていたように
ありがたいことにオープンして1年が経ったあたりから
毎月80匹ほど安定して来てくれるようになり
軌道に乗ってきたように思います。
それでも
元々トリミングのスピードは速い方ではないので
休憩時間が取れない日も多く
営業時間目一杯使ってトリミングをしていたので
定休日以外の週6日
(掛け持ちしていたサロンはもう辞めていました。)
毎日10時間ほど働いていました。
貴重な定休日も仕入れやハサミのメンテナンス
日頃トリミングに追われているので
たまっている事務仕事などすることは多く
休みといった休みはほぼなく
それから
開業3年目で結婚をしました。
nobは私が仕事をしたいことに対して
理解をしてくれる方だったので
結婚しても勤務時間を減らす訳でもなく
妊娠半ばまでほぼ同じようなペースで仕事を続けました。
同じ仕事ペース+家事が追加されました。
個人店のオーナーだからこそ
営業時間も定休日も価格設定も全て自由にできます。
がしかし
個人だからこそ
休めば休んだ分だけ収入は無くなる
努力を怠ればすぐに自分に返ってくる
一度失った信頼は取り戻せない
なんの保証もないんです。
自分が頑張り続けるしかないんです。
だって自分で決めて自分が作ったお店だから。
続けるのも辞めるのも全部自分次第。
いつまでも長く続けたいと思っていますし
もし辞めなければいけない日が来ても
後悔がないよう辞めたい。
そう思って
私はオープンしてから10年経った今でも
頑張り続けているのだと思います。
覚悟を持つ
確かに早くから成功している人はすごいと思います。
でもそんな人たちもSNSでは苦労をほぼ見せていないと思いますが
悩んで苦労して努力し続けているはず。
トリミングサロンは他の業種に比べると
開業資金も少なめでいけますし
資格も国家資格がある訳でもないですし
開業しようと思えば
ハードルは低く開業できると思います。
なので
簡単に開業してしまう方もいるかもしれませんが
何かを存続して続けるということは
そんなに甘いことではないです。
ただでさえ専門職は長く続ける人がとても少ないと言われています。
トリマーもそうですが
私の知っているだけでも
美容師さん、ウエディングプランナーさんなど
専門職はまず学校を卒業した時点でも
1割ほどが辞め
3年目にもなれば半数が辞めます。
私は今、トリマー16年目になりますが
同期でトリマーを続けている人は
5本の指で数えても余るほどです。
若くして独立することを批判している訳じゃないんです。
そんな業界で長く続けるということの大変さ
覚悟はしっかり持たないと
経験の浅いまま若くして開業をしていくトリマーさんを見ると
せっかく夢を叶えて開業したのに
ツライ形でお店を閉めないといけなくなってしまうんじゃないかと
心が折れて深い傷を負ってしまうんじゃないかと
心配になります。
予告
決して怖がらせたい訳ではないんです。
独立を考えること、頑張ることを楽しんでくれたらいいなって思います。
厳しい書き方をしてごめんなさい。
でもSNSなどの普及でいろんな人を見れるようになり
キラキラな面に目が行きがちなこの時代だからこそ
「普通のトリマー」が存続していく為の現実も
知っておいて欲しかったんです。
さて、
次回は独立のタイミングの話をしたいと思います。
今回はいつも以上に長文になり
失礼いたしました。
次回も読んでくださると嬉しいです。
ありがとうございました!