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主婦でいる時間を減らす。
主婦(しゅふ)
主婦とは既婚の女性を指し、家庭で家事や育児などを中心となって行う人のことを言います。さらに、主婦は専業主婦と兼業主婦に分けられます。
私の職場では、既婚している女性従業員(パートタイム勤務)のことを“主婦さん”、高校生や専門学生、大学生の子達のことを“学生さん”と呼ぶことが多い。
夫の収入に頼る生活から抜け出し、経済的な自立を目指す私にとって“主婦さん”と呼ばれることは少々違和感がある。
世の中の女性の多くが、「稼げる年齢のうちに稼いでおきたい!!」と思っているのに、“103万円の壁”だの“130万円の壁”に行く手を阻まれる。
ここ数年は“106万円の壁”も存在し始めた。
かく言う私も毎年頭を悩ませながら壁と戦い続けている。
パートとはいえ、働いているおかげで自分が自由に使えるお金があり、仕事が息抜きにもなっている。
しかしながら、5時間分程の収入に対して仕事にかかる時間が多すぎる。
家を出発するのは9時。勤務時間は10時~15時。
勤怠を押した後、仕事のことについて話したり雑務を片付けたり、色々していると職場を出るのは16時。
買い物等を済ませ帰宅したら17時になることも。
どうにも割に合わないのだ。
帰宅してからも休憩する間もなく買い物の片付け、洗濯物を取り込み、夕飯の支度に取り掛かる。
家事なのでもちろん時給0円だ。
発信活動や副業に力を入れたいと思っていても、夜にはそんな気力も体力も残っていないのが日常。
逆に正社員で働く夫も同じだろう。
“一家の大黒柱”として働く立場として、朝早く出社し、夜遅くに帰宅する。
週末の休みに何か将来のための勉強や、副業の準備などする気にもなれず、何十年も同じ生活を繰り返し続けている。
『夫の収入に依存する生活から抜け出す』と心に決めた私は、まず“主婦でいる時間”を減らすことから始めてみた。
“時給0円”である家事労働は極力減らすことに越したことはない。
なんせ0円なのだから。
それよりも将来の収入に繋がる創作活動に遣う時間をもっと増やしたい。
私がいくら家事を頑張ったところで収入は増えないし、将来のためにはならないのだから。
私一人が家事を担ってしまったせいで、夫や子供たちは将来的にそれぞれ自立しなければならないのに、家事が自分たちの日常に組み込まれていない。
家事は本来“仕事”ではなく、“日常”でなくてはならないのだ。
「日常」は、特別のことがなく繰り返される毎日のこと
自分が居る部屋を綺麗にし、自分の着たものを洗濯して片付ける。
自分が食べたいものを自分で作る、又は調達してくる。
自分にとって必要なものを買いに行く。
各々がそれを当たり前にできていれば、誰か1人が家計を担ったり家事や子育てを担わなくて済んだのではないか。
そしてそれに対して互いに不満を持つことなく、円満に暮らせていたのではないか。
“お父さん”が働きに行き、“お母さん”が家のことを全て担って家族全員のお世話をする。
それを当たり前だと思って育った私たち夫婦は、初めから間違えてしまったのかもしれない。
気付くのに17年もかかってしまったが、気づいた日がスタート地点だ。
時給0円の家事は優先順位を下げ、まず自分の将来のための活動をすることにしている。
自分が余力のある時は家族のフォローももちろんする。
5年後にそれぞれが自分の生活を始めることになることも伝え、今からその意識を持たせることにした。
私はもう、“家庭において一人で家事育児を担う人”ではない。
他人から支配や援助されずに、“自分の力で生きていくことができる一人の人間”になるために、日々一生懸命暮らしていく。
そう心に決めた今は、未来がとても明るい✨
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