世界各国を訪れて気づいた、地元は特別だってこと。あんがとう農園 明星孝昭さん(石川・中能登)

ミツカルのイベントに関わってくれるローカルプレイヤー。今回は2019年10月2日、京都にて開催するイベントのゲストとしてお招きしてる太田殖之さんをご紹介します。

明星孝昭さん
あんがとう農園

あんがとう農園3

美容師専門学校を卒業後、20代は国内、海外で旅をしながら、世界一周をする。30歳になり農業をしようと決め、田舎に戻る。
石川県の有名なコメ農家に農家としての心構えなどを学び、32歳で、無一文、農地なしから、あんがとう農園を始める。野菜、ハーブ、エディブルフラワーなどを年間を通して無農薬で300種類を栽培している。
よく働き、よく遊ぶをテーマーに楽しみながら、地域貢献をしつつ、従業員を大事にし、みんなで面白い農業を考え中。

ーー現在のお仕事を教えてください。

中能登町で、国内外の野菜を自然栽培で育てています。伝統種、固定種中心に、年間300種類です。もともと野菜中心でしたが、ハーブやエディブルフラワーも増えてきました。石川県内や東京のレストランに出荷しています。

ーー農家になられたのはなぜでしょうか?

田舎に可能性を感じたからです。田舎で何かするとしたら、農業かなと直感で。20代の頃は美容師をしていて。その後、「いろんな世界を見たい」と世界各国を巡りました。帰国後、何をしようと考えた時に、地元=原点に戻って一から新しいことをやりたいと思ったんです。

ーー農業の経験はそれまであったのでしょうか?

ないですね。ただオーストラリアやニュージーランドで、ピッキングの仕事をしていたことがあって。世界各地から集まった旅人と農作業をすることが、とても楽しかったんです。
また、海外でオーベルジュ(地方にある宿泊設備を備えたレストラン)を見て、「地元でやってみたいな」と思ったというのもあります。

ーー生産はどのように学んだのでしょうか?

中能登町は古代から続く織物のまち。田園地帯なので稲作農家はいますが、畑作農家はほとんどいません。身近に教えてくれる人もいないので、独学で自分なりの生産方法を習得しました。

あんがとう農園2

ーー最後に、これからやりたいことを教えてください。

今年中にハーブコーディアル(シロップ)を商品化して、販売したいです。地元に戻って10年。今までは好奇心で、多くの種類の野菜を作ってきましたが、これからは他の農家との差別化を意識しつつ、次の一手に向けて準備を進めていきたいと考えています。

▼明星さんが登壇するイベントはこちら。

当日は、あんがとう農園の野菜を使った料理もご提供予定です。ぜひ味わいに来て下さいね。


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