人目を気にする人へ~ #meets岡山 で学んだ「私らしい生き方を見つける方法」
こんにちは。この9月からライターインターンをしています、関西学院大学4年生の佐々木将人です。僕を一言で表すなら聴きスパート×癒しスト(になりたい)です!!皆さんに和やかであたたかい文章をお届けできればと思います!
突然ですが、みなさんは人目を気にして生きていますか?
「勉強しなさい!」
「早く帰ってきなさい」
「どうしてお前はできないんだ」
僕はこんな言葉を、家族に言われて育ってきました。
その影響下、僕は本当に行動するのが怖いんです。失敗したら怒られる、好きなことをやっていたら遊び過ぎだと怒られる、そうやって家族の目を気にしてしまう自分がいました。
だから行動するかにも決断をすごく迷ってしまいます。
そんな中、今回は10月4日開催されたイベント「OKAYAMAカフェトーク」でゲストスピーカーとして話してくださった岡山で想いを持って生きるお二人から学ぶ、人目を気にせず行動する方法(?)をみなさんにシェアしたいと思います~!
「OKAYAMAカフェトーク」とは、ご当地のフルーツをいただきながら地方で暮らし、好きなまちで働くことを語るイベントです。
今回のゲストはこのお二人!
**静岡生まれ 岡山の山間部・西粟倉村へ移住された鈴木あすみさん
**
彼女はつい半年前に人口約1500人の西粟倉村に移住され、温泉元湯で働いておられます!
彼女は栄養士の資格をもっていて、調理はできるけど生産者の声は聞けないという思いから昼間は八百屋で、夜は居酒屋で調理のアルバイトをされていたそうです。
だけど、そこで体力的なきつさを感じ、お仕事をご退職されました。
そんな時、彼女は気仙沼のゲストハウスに行き、想いをもって営み、場を作っていることに心を動かされたそうです。だけど、すでにゲストハウスはいっぱいある。
じゃあ本当は何をやりたいのか。
必死になって考えたとき、地域密着でかつ料理も生かせる西粟倉村へ移住を決意されたそうです。勤務先は「子どもの笑顔が真ん中にある大きな家」コンセプトの元湯。
静岡県出身の鈴木さん。今では静岡のものを買って提供したいと言えば協力してくれる、そんな温かい環境で生活をエンジョイされておられます!
**岡山生まれ岡山育ち岡山在住 今も岡山で活動される梅崎泰佳さん
**
梅崎さんはずっと、良い子であろうという人生を歩んできました。本当に好きなものを自信をもって「好き」と言えなかったそうです。
大学卒業後は地元岡山でデザインに関わる採用コンサルタントの職に就かれ、仕事を楽しんでおられましたが自分で何かしたいという想いが内にはあったそうです。
そんな梅崎さんは2018年の西日本豪雨をきっかけに「地元は元気だから来てください!」という動画を作ると、本当に来てくれる方がいたそうです。これをきっかけに自信を持って自分の好きなものを表現されるようになったとか!
そんな梅崎さんは「瀬戸内かわいい部」を発足され、「かわいい」という観点から瀬戸内の魅力を発信する活動を行っておられます!
バックグラウンドの違う鈴木さん、梅崎さんのお話から、お二人に共通点が2つあることがわかりました。
2人に共通するもの
①自分の心に正直になる
②でもそのために立ち止まる
①自分の心に正直になる
鈴木さんは地域密着で、笑顔を見ながら料理がしたいという素直なことを言ったからこそ「子どもの笑顔が真ん中にある大きな家」がコンセプトの元湯がある西粟倉村にたどり着かれました。
梅崎さんも「仕事以外に楽しいことをしたい」という想いに正直になり、西日本豪雨の際に地元が元気であることをPRされました。素直になり、自分が好きなものを表現することで、人に喜んでもらえる。
自分の心に正直になってたどり着いたものはお二人ともかけがえのないものだったでしょう。
②でもそのために立ち止まる
鈴木さんは今の栄養士という役割を捨てるかどうか、梅崎さんも仕事以外になにかするかどうかを立ち止まって考えておられました。だからきっと立ち止まって、向き合って下した決断はかけがえのないものだろうと思います。
今、人目を気にして自信がない人たちへ
こんなこと聞いても自分はどうせこのゲストの方と違う…って思うことは多いと思います。現に僕もそうでした。
でも後ほど交流会で梅崎さんとお話をお話したときに、「良い子を演じるのがしんどくなって、泣いて泣いて泣きまくった」という話を聞きました。みんな苦しんで苦しんで一歩前に進んでいくのだと思いました。今もやもやしてるかもしれない。でもきっとどこかで心の琴線に触れる瞬間がある。
だから立ち止まってもいいんです。うまく行かなくてもいいんです。人を目を気にしてもいいんです。だってその経験はきっとみなさんの心の琴線に触れるものだと思うから。
そうやって苦しんで「感じた」ことが皆さんにとってかけがえのない一歩となりますように。
最後は岡山名産のブドウを使ったフルーツサンドで交流し、笑顔でパシャリ。「地元で働く」「岡山で働いてみたい」「もっと地方との接点を持ちたい」などの声が飛び交い、みんな自分らしい仕事や生き方を見つけるヒントを得た模様。いろんな生き方を知って、みんなが自分らしく生きれる社会になればいいな。そんなことを思った夜でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
文/佐々木将人