専門家が教える脱毛方法の選び方
・脱毛したいけど、どうやってお店を決めたらいいのか分からない
・医療脱毛とサロン脱毛(美容脱毛)で迷っている
・家庭用脱毛器って効果あるの?
という方に向けて、脱毛方法の選び方をお伝えします。
まず結論からお伝えすると、
・「ニードル脱毛」は最後の仕上げで検討
・痛みに強い方は「医療脱毛」
・痛みに弱い、お肌が弱い方は「サロン脱毛(美容脱毛)」
・自分で継続できる方は「家庭用脱毛器」でもいい
というのが基本的にオススメの考え方です。
まずはじめに
今回説明をシンプルにするために、「医療脱毛」「サロン脱毛」「ニードル脱毛」「家庭用脱毛器」に分けて説明しますが、まず前提として、「医療脱毛だから」「サロン脱毛だから」と一括りにして考えるのはやめましょう。
同じ医療脱毛でも、クリニックごとに導入しているマシンや料金も全然違いますし、脱毛方式も違う場合があります。あくまで一般論としての違いを認識した上で、自分に合うお店を検討するようにしましょう。
ニードル脱毛は最初からやるもんじゃない。
よく「終わりのある脱毛」という広告で、ニードル脱毛が宣伝されていますが、それは事実です。ニードル脱毛で処理した毛穴からはもう毛が生えてきません。ではなぜオススメしないかと言うと、施術に痛みが強いというのと、他と比較して信じられないほど高額になる為です。
人間の毛は思っているより多く、脇毛だけ考えても、
脇毛の本数「片脇1500〜2000本、両脇で3000〜4000本程度」
と言われています。1本いくら(相場100〜200円)という値段設定のニードル脱毛で処置すると、脇だけでも30万円程度かかることになります。
ニードル脱毛は、「他の脱毛方式で一通り脱毛した後」の、最後の仕上げとして、気になる方は残った毛を処理する時に検討しましょう。
または、「硬毛化してしまった毛の処理」で利用するのもいいでしょう。
医療脱毛について
医療脱毛は、(ニードル脱毛を除いて)一番効果が高い方法です。
医療脱毛とサロン脱毛の違いは別の記事で詳しく書きますが、取り扱うマシン(光の種類)が違っていて、毛根の細胞へのダメージが大きいからです。
痛みに強い方は、医療脱毛が一番早く脱毛完了できるでしょう。効果が高い分痛みや肌へのダメージも大きいので、お肌が弱い方・痛みに弱い方には向きません。料金も一般的にサロン脱毛よりは高額ですが、ひと昔前よりはだいぶ安くなっています。(全身一回5〜7万円程度)
ただし、痛みを抑える為の麻酔代等が追加でかかってくる場合があります。
サロン脱毛について
サロン脱毛は、医療脱毛よりは一回の効果が低いですが、その分料金も安い場合が多く、お肌が弱い・痛みに弱い方にはオススメの脱毛方法です。
「医療脱毛は永久脱毛で、サロン脱毛はまた生えてくる」
というような意見を聞きますが、完全に誤解です。
脱毛というのは、扱っている光の種類(医療脱毛は単一波長でまっすぐ届くレーザー光、サロン脱毛は分散する光)こそ違いますが、やっていることは同じで、黒色に反応する光を使って、毛根の細胞にダメージを与えて毛を生えなくさせる施術です。
サロンが効果がないと言われるのは、医療脱毛業界による広告戦略効果もありますし、サロンによってトラブルのリスクを下げる為(中には長く通わせる為)に出力を弱めにしていたり、そもそも効果の低い脱毛方式のマシンを使っているケースも稀にあると思います。(ほとんどのサロンはしっかりとお客様の脱毛に向き合っていると思います)
ちなみにある美容系youtuberさんがフォロワーさん1000名以上に実施したアンケートでは、サロン脱毛に通っている人で、「効果の実感がある」と答えた方は83%だったようです。
同じく医療脱毛に通っている方にも同じ質問をしたところ、「効果の実感がある」と答えた方は86%ということでした。
もちろん脱毛結果の個人差や、元々医療脱毛に対しての期待値が高かったとう事もあると思いますが、サロン脱毛は効果がないという事は全くなく、サロン脱毛をして、もう毛が生えてこないという人もたくさんいますし、最近はマシン自体の性能も上がっているので、効果の高いマシンもたくさんあります。
むしろ、個別のお店やクリニックによる差の方が大きい気がしています。
家庭用脱毛器について
家庭用脱毛器は、サロンの脱毛器よりさらに効果が低いですが、こちらも根気よく続ければ十分な脱毛効果があります。
ただ現実問題として、出力も弱く、連射もできず冷却も弱いマシンになるので、自分で時間をかけて根気よく続けられる方じゃないと、満足のいくレベルまで脱毛を完了させるのは難しいでしょう。もちろんマシンによってほとんど効果がないものもあるので、購入するならある程度実績のあるメーカーのものを選ぶといいでしょう。
こちらも医療かサロンで一通り脱毛した後に、気になるところに照射するのに利用するのがオススメです。
今回の内容は以上です。
次回は、「脱毛選びの7つのポイント」について解説したいと思います。
みなさんの脱毛選びの参考になれば幸いです!