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動画でコール&レスポンス+シアター型勉強会を企画中

こんばんは。ミーティングカレーの中村です。

今回は2つの動画コンテンツと今企画中のアイデアを紹介させてください。

自分はいるのかミーティング

ミーティングカレーチャンネルの最初の動画コンテンツは、「自分はいるのかミーティング」という、ちょっと変わったミーティングのオンライン版でした。

自分はいるのかミーティングは、「自我の存在をよくよく確認してみるとなにが見えてくるのか」という中村の個人的な趣味から発展したもので、対話形式で質問や意見を交わす過程を大事に進められるミーティングです。2~3人の少人数で、オフラインでスタートしたミーティングでした

しかし、コロナの影響で直接会うことが難しくなり、今回オンラインでやってみました。その一部をYouTube Live配信した、という流れです。

今回はオフライン時代からミーティングに参加してもらっているいしかわあかねさんにご協力いただきYouTube収録しました。

河合隼雄先生の「こころの処方箋」の中に収録されているエピソードの中から、いしかわあかねが気になった「己を殺して他人を殺す」というフレーズについての話からミーティングが始まります。
なかなか重みのあるフレーズですが、この言葉が気になった背景について中村心が掘り下げて行くセッションの様子を収録しています。

という内容です。

必然的に(?)あかねさん自身の悩み相談を踏まえた内容になってます。(この会は自我の存在を見つめ直す系の要素は随分少なめですね。)

そもそも「悩み」とは

自分はいるのかミーティングの公開後、映像プロデューサーのミヤモトリョウコさんと「YouTubeになにから出していこうか」みたいなZOOMミーティングをしていて、その中で先日のあかねさんとの自分はいるのかミーティングに話が及び、その流れで収録したのが2つ目の動画コンテンツとなったこちら。

悩み相談のメカニズムについて、CMプロデューサーのミヤモトリョウコと言語化セッションの中村心が対話しながら考えていく動画です。

スタートと同時に「悩むこと=不真面目」という話から唐突に始まってますが(“真面目“の定義を説明してからじゃないとわかりにくいですよね…)、だいたい以下のような話題を話しています。

・どこまでがジブンゴトでどこからが他人ゴトなのか
・思考が理由をつける
・ウィトゲンシュタインの言語ゲーム
・「悩み」と「分析」の関係性
・エニアグラムの哲学的背景
・相談の場においての発散と収束
・意味のある悩みと意味のない悩み
・問題のクロージングは誰がやるべきなのか

など。

割とダイレクトにあかねさんとの話へのレスポンスになっている内容となってます。

そしてあかねさんからのレスnote

ミヤモトリョウコさんとの対談をアップしたところ、あかねさんもこれを観てくれて、さらなるレスポンスをnoteで返してくれました。

こういうのめっちゃ嬉しいですよ、チャンネルを主催している僕としては。

しかも、このやり取りって、オープンダイアローグのリフレクティングをオンライン上でやってる感じに近いと思っていて、構造的にも本当に面白い。

言葉をネットワークで受け止めること、つまり受容的な、陰の威力みたいなものに気付かされると鳥肌が立ちます。

オープンダイアローグとかリフレクティングって何?という方のために、リアルで集まってリフレクティング会をやってみたときのnoteを参考までに載せておきます↓

リフレクティングみたいな対話形式でやり取りが発生するイベントを文字に起こすってめちゃめちゃ大変なんですよ。そこ行くと、対話をそのまま記録できる動画の力ってすげぇなぁと思う次第です。

シアター型イベントをやってみようかと

対話の流れをオンラインで共有しながら、それを種にして別の対話に発展したり、その様を観察することで新たな学びがあったり…というやり方に注目してます。

この話を言語化の文脈で集まったメンバーとのミーティングでしたらすごく食いついてくれた感があったので、ちょっと企画してみようと思います。

ステージ枠で公開で対話をしている2人の話を、ギャラリーが聞いて、そこからディスカッションするなり、ロープレに持ち込むなり、そういう感じで小規模なオンラインイベントをやってみたい。まずは練習、まずは勉強会、ぐらいの感覚で。

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「シアター型勉強会」については面白法人カヤックさんのこの記事を参考にしました。

「少人数の濃い議論」をステージ上で行います。その人達は、周囲で聞いている人達にわかりやすく話すことは意識しません。その代わりに、それらの議論の解説を実況と解説者が、その場で行っていきます。そうすることで、誰にでもわかりやすく、かつ、学びが促進されるのではないか?という仮説から、この新しい勉強会の形式を実施しています。(将棋番組のように対局と解説が切り替わりながら放送されるイメージです)

(心の声)言語化セッションの実演をステージ上で行うのは公開セッションに協力してくれる相談者さんがいてくれればできるとして、上の定義の中にある「解説」に相当する部分をオンラインでどうやるか、が課題のような気がするなぁ。ちょっと考えます。


SN

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