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【勉強会レポート】9/11開催『キャリア相談の事例検討会』

オンラインでのキャリア相談サービスを展開するミートキャリアでは、
『キャリア支援を仕事にする"7つの力"を学ぼう!』をテーマに無料のプチ勉強会を開催しました!今回は、2022年9月11日に実施した勉強会について、キャリアサポーター・アカデミー卒業生の小澤梓がご紹介します!

「キャリア相談ってどういう話をするの?」「事例検討ってなに?」と思った方も、ぜひご覧ください^^

”求人紹介しない”有料オンラインキャリア相談サービス「ミートキャリア」は、キャリア支援者を志す方を全力で応援する3ヶ月間のオンライン講座『キャリアサポーター・アカデミー』を運営しています。
受講生の80%が「キャリア支援を仕事にできた」と回答するこの人気講座から、そのエッセンスを盛り込んだプチ勉強会を無料開催しています。


テーマは『キャリア相談の事例検討会』

すこし難しいテーマ名ですが、その内容は運営のもとに多く寄せられるこのような声からつくられたそうです。

「”キャリア相談”ってどのような悩みが多いの?」
「転職相談とはなにが違うの?」
「”求人紹介をしない”相談ってどういう話をするの?」
「自分がよく知らない分野の相談を受けたらどうしよう…」
「さまざまな相談の事例を知りたい」

確かに「キャリア相談」って一言でいっても、どうイメージするかは人それぞれですよね。以前の私なら「キャリア相談=転職相談」と思っていたので、「いまの仕事に悩んでいる」と相談されたら即座に「転職したいの?」なんて聞き返してしまいそうです…汗。

ミートキャリアでは、キャリアに関する悩みには”仕事”だけはなく個人の思考や価値観、ライフステージの変化などさまざまな要因がからみあっていると考えています。それらを丁寧に聞き、整理し、相談者の望む働き方・生き方を一緒に考えることを『キャリア相談』というサービスとして提供しています。

今回の勉強会では、ミートキャリアでもよくお受する相談内容をもとにつくった事例を取り上げ、参加者同士で「どのように関わるか」といった意見交換をするワークを行いました。


はじまりは「自分に足りないスキルを把握することから」

冒頭、運営の上林さんがミートキャリアが考える「プロのキャリア支援者になるために必要な”7つの力”」を紹介。参加者の皆さんにも「何が難しいと感じますか?どのスキルが足らないと思いますか?」と問いかけがありました。

アカデミーで学ぶ前の私なら「ぜ、全部足りません…」と答えていたでしょう。3ヶ月集中して学んでも「提案力・専門知識」は更なる習得が必要と自覚しています。

上林さんいわく、やはり最も多く聞くのが「提案力・専門知識」、次いで「個人で仕事を得る力」。でも「〇〇が足らないからダメ」なのではなく、大事なのは「いまの自分に何が必要なのかを把握すること」だそうです。短い時間でしたが、それらをどうすれば身に着けられるかも教えていただきました。


相談事例「転職したけど、思っていたのと仕事内容が違った…」

場が温まってきたところで、いよいよワーク開始。勉強会には現役キャリアサポーターがアドバイザーとして登壇され、実際に受けた相談事例を扱って進めてくださいました。

●相談者…30代女性、既婚、子どもあり。
●経歴…新卒で入社した会社を出産のために退職。専業主婦期間を経て、業務委託で仕事を再開。その後、IT関連企業に転職。
●相談内容…スキル習得のために転職したが、思っていた業務と違っていた。働きやすさが抜群なので、仕事内容を我慢しようか悩む。働く上での優先順位を明確にしたい。
(*参加者には、事前により詳しい内容をお送りしています)

まずは、数人の小グループに分かれて自己紹介。続いて「60分程度の相談を受けることを想定」して、その事前準備となる『見立て』を考える作業を体感しました。お題はこの2つ。

①相談者にどんなことを質問・確認しますか?
②相談者に提案できるアクションには、なにがありますか?

『見立て』とは、簡単にいうと、相談者の話を聞く前に「どのような相談内容になるか」を考え準備しておくこと。例えば、考えられる選択肢をあげたり、「こう話されたら、これを聞いてみよう」とパターンを考えておくことです。

数年前にキャリアコンサルタントの資格を取得したままペーパーキャリコンとなっていた私は、アカデミー受講時、この『見立て』を前に固まったことを思い出しました。「15分の傾聴中心のロープレ」しか経験していなかったので、何をどう聞こうか、60分をどのように使おうか、充分に考えられなかったのです。

でも、大丈夫。この勉強会では「見立て」のエッセンスも教えてくれたので、全くはじめての方でもお題に沿って考えながら「この相談事例にどう対応するか」を学べるようになっていました。


答え合わせと「キャリア支援者」の学び方のコツ


後半は、各グループでの話し合い結果をZoomのチャット機能を使い共有。

運営側からの「思ったこと考えたことを口に出すことが、学びを深めるには大事」とのアドバイスもあり、各グループで出た質問案や見立てをそれぞれ発表していきました。「〇〇と△△は必ず聞きたいですね」「~は良い質問ですね」といったフィードバックもあり、双方で活発なディスカッションが繰り広げられました!

その後、サポーターから「今回のケースは難しい相談事例」という前置きとともに、考え方・進め方のポイントを教えていただきました。参加者からは「そういう聞き方があるのか~」「そこまで考えなかったな~」といった感嘆の声も。私も、見立て通りにはいかない…と知りつつ「なるほど、そうやって話を進めると良いのか!」と改めて学ばせてもらいました。

なかには、「60分でそこまで話せるか自信がない」「自分が詳しくない分野の相談だったらどうしよう」という不安の声も…。サポーターからは「その気持ち、とってもわかります。自分もかつてはそうでしたから。」と、2つアドバイスをいただきました。

話をよくお聞きしていくと、相談者が思っていること、ぼんやりとでも考えていることが次々と出てきます。「実は~をしたい」「いつまでに~したいのですか?」「〇歳までに~ができるようになりたい」「では〇歳までに~するために、いまから何をどうしていこうか考えましょうか?」…というように。まずは、ひとつひとつ丁寧に寄り添ってみましょう。

また、はじめは60分といった短い時間で行うのはとても難しいです。そういう時こそ「目指すゴール」を決めて、メリットやデメリットの整理、選択肢の絞り込み、スケジュールの具体化など、できることからひとつずつ積み重ねていけば大丈夫です。

また、上林さんからは、キャリア支援者としての効果的な学び方として「考えを自分の中に留めておくだけでなく言語化する→フィードバックをもらうといったアウトプットを繰り替えすプロセスも重要」とのアドバイスが。

確かに、私もアカデミー受講中は、自分でも考えるけれど他の人の考えを聞いて「そういう見方があるのか!」と知る過程が一番楽しかったことを思い出しました。「インプットとアウトプットの繰り返し、それを一人ではなく仲間とすること」この2軸で学びが加速するんだなと再認識できました。

プチ勉強会の終了後は、時間のある参加者とともにQ&Aタイムに。参加者からは相談事例に関する質問から自己研鑽の方法についてとさまざまな質問をいただきました。また、ご自身の進みたいキャリア支援について情報交換したりとちょっとした交流の場にも。最後は「お互い頑張りましょうね」といって締めくくるような、温かな時間となりました。

もっとしっかり学びたい方には、やはり3ヶ月の受講がおススメとのこと。同じ志を持つ仲間との学びには、何倍もの効果があることが実感できます!キャリア支援に興味のある方、ぜひご参加ください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


勉強会やお役立ち情報が欲しい方へ

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※キャリアサポーター・アカデミーは、2023年3月開講期をもって終了しました。これまでありがとうございました!

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