キャリアサポーター・アカデミー 誕生秘話
こんにちは! ミートキャリアの上林(かんばやし)です。
先日ミートキャリアでは、キャリア支援者を志す方向けのオンライン講座『キャリアサポーター・アカデミー』のリリースを発表しました。
2022年6月1日の開講に向け、ただいま1期生のお申し込みを受付中です!(定員30名)
この講座は、ミートキャリアが2021年8月に開始した『キャリアカウンセラー養成講座』をさらにバージョンアップさせたものです。
では、今までとどこがどう変わったのか?
今日は、リニュアルを担当した私・上林が、リリースまでの舞台裏や新講座のこだわりポイントをお話します!
振り返り:旧講座『キャリアカウンセラー養成講座』を作った理由
『キャリアサポーター・アカデミー』の話をする前に、その前身の『キャリアカウンセラー養成講座』ができた経緯を少し。
(旧講座の開発者が想いをつづったnoteがこちらです👇)
資格があるのに仕事がない、を撲滅したい。
そうなんです。
個人向けのオンラインキャリア相談サービスを提供するわたしたちミートキャリアは、これまで採用活動の中で、たくさんのキャリア支援者の方に出会ってきました。
お一人おひとりに、「誰かのキャリアを支援したい」と思うようになった、深いストーリーがあって。
誠実で素晴らしいお人柄の方、情熱をもった方が多くて。
本当に、「ぜひ一緒に仕事をしたい!」と思う方ばかり。
でも、もう一歩のところで採用することができない…その一番の理由が、「実務経験の不足」です。
ミートキャリアは、「利害関係なく100%ユーザさんに寄り添ったサポート」を提供するため、個人から料金をいただく形のサービスになっています。選考水準は決して低くなく、「実務経験」は必須になります。
でも、実務経験がない方々が、「実務経験を積む努力を怠っている」というわけでは、決してない!と感じています(これは声を大にして、言いたい)。
キャリアカウンセリングは、守秘義務のある仕事である以上、OJTができません。現場で育てるのが難しい=採用市場では常に即戦力を求められる。実務経験を積むルートがかなり少ない性質の仕事なのです。
人事とか、人材紹介会社とかの、近しい仕事をしながらじわじわと経験を得る方法はあるものの、そういった業界・職種についていない方は、実務経験を積む手立てがありません。
本人の努力不足というより、そもそも実務経験を積む難易度が高い性質の仕事だ、という前提があります。
なので、たくさん勉強をして、キャリアコンサルタントやコーチの資格をとったのに、
実務経験がないと求人に応募できない、仕事の場を得ないと実務経験が積めない…という、ニワトリとタマゴの世界に、どうしても陥ってしまう。
実践練習の場さえあれば、きっと素晴らしいキャリア支援者として、キャリアに悩むたくさんの人の力になられるだろうに。その素質と想いがあるのに。
なんてもったいない、日本の未来の損失ではなかろうか!!
じゃあ、実務に限りなく近い経験を積める練習の場を、作ろう。
そうしてできたのが、『キャリアカウンセラー養成講座』でした。
実践重視で構成したこの講座の最大の特長は、ミートキャリアの現役キャリアサポーター(※ミートキャリアでは、カウンセラーをキャリアサポーターと呼んでいます)である講師が相談者役を務める、60分の模擬カウンセリング。
方策の提案まで展開する本番さながらのカウンセリングを60分間実施し、さらにその直後に個別のフィードバックをたっぷり30分受けることで、高角度で成長できます。
3ヶ月の講座修了後には、有料のキャリアカウンセリングを提供できるレベルのスキル体得を目指す講座です。
実際に、卒業生は3ヶ月の間に見違えるように成長し、キャリアカウンセリングの仕事を獲得したり、ミートキャリアのキャリアサポーターとして参画したりと、多くの方が活躍されています。
「カウンセリングスキル」と、「個人で仕事を得る力」は、別物
では、今回、何をバージョンアップしたのか?
それは、「有料レベルのカウンセリングスキル」だけにとどまらず、「個人で仕事を得る力」を身につけるカリキュラムが加わった点です。
2021年10月にキャリア支援者を志す人たちの無料コミュニティ「キャリたま」を発足させたのですが、ここでカウンセリングの「ノウハウ」「事例」に次いで「仕事の見つけ方」を求める声が多かったことが、ひとつの起点でした。
また、旧講座の受講生の半数以上が、受講目的に「副業・複業のキャリアカウンセラーになりたい」を挙げており、
座学後のフリータイムやSlackでは、こんな質問・議論が飛び交うように。
副業・複業をスタートする場合(もちろん独立する場合も)、業務委託で仕事を得るにしても、自らサービスを立ち上げるにしても、必要不可欠なのがセルフブランディング力です。
ミートキャリアのキャリアサポーターは、全員が副業・複業・独立の体現者なので、受講生の質問に対し自らのリアルな体験談を交えながら応答しており、それが大変好評でした。
であれば、これをしっかりと体系的にカリキュラム化することで、キャリア支援者を目指す方々へもっと価値を届けられるのでは?
ということで、起業・独立支援の経験が豊富な講師(高瀬桃子 キャリアサポーター/キャリアサポーター・アカデミー講師)とともに、新カリキュラム開発に踏み切りました!
開発にあたり、旧講座の卒業生の方にはインタビューやアンケートへご協力いただきました。お忙しい中、快くご協力くださった皆様に、この場を借りて心より感謝申し上げます!
『キャリアサポーター・アカデミー』のこだわりポイント3つ
①「スキル向上」と「個人で仕事を得る力」の2軸を、まるっと学べる
旧講座を開講した時も、「こんなに本格的に実践経験が積める場は、これまで探しても探しても見つからなかった!」というお声をたくさんいただきました。
今回のリニュアルでは、スキルを磨く「キャリアカウンセリング実践」講座の良さはそのままに、「個人で仕事を得る力」を体得する「キャリア支援者ひとり立ちステップ」講座が加わることで、副業・複業スタートのノウハウを学ぶ場を別で探さなくても、本講座内でまるっと学ぶことができます。
集客ハウツーの一般論ではなく、実際にキャリア支援者としてひとり立ちしてきたキャリアサポーターの実例を惜しみなくお伝えできるのが、本講座の新たな魅力です!
②卒業後は、多様な場所で自由に活躍してほしい
『キャリアサポーター・アカデミー』の講座名は、ミートキャリアに蓄積されたキャリアサポーターの知識やノウハウを広く提供し、キャリア支援者を増やしたい、という思いで命名しました。
講座修了後は、ミートキャリアのキャリアサポーター選考への応募資格が得られますが、本講座はミートキャリアに限らず、副業やフリーランス等でプロとして仕事ができることを目指すものです。
わたしたちミートキャリアのVISIONは、”自分に合った働き方が出来る社会の実現”。
そのために、一人でも多くの「誰かのキャリアを支援したい」人が、プロとしてひとり立ちできることを後押ししたいと思っています。
修了後の活動の場は、自由です。ミートキャリアにこだわる必要は全くありません。
「キャリア支援者ひとり立ちステップ」講座では、「どこで」「誰を」支援するのか、といった”キャリア支援者としてのキャリア戦略”を、講師とマンツーマンで相談することができます。
オフラインの場で、地域密着型のキャリア支援を始めるもあり。
現職で副業が禁止であれば、副業以外でどう活動していくか、一緒に模索するもあり。
ミートキャリアに蓄積されたノウハウを講座で存分に吸収したあとは、ご自分が支援を届けたい人に届けられるフィールドへ羽ばたいていって欲しい、と願っています。
③仕事や家庭との両立のしやすさ
旧講座と同じ3ヶ月間で、カリキュラムをひとつ増やしたので、内容はさらにモリモリ!なのですが、お仕事やご家庭と両立しながら無理なく学べるという点は、引き続きこだわっています。
時間固定のカリキュラムは、月に一度、3時間の座学のみ(基本的に「毎月第一土曜日の9時〜12時」を予定しています)。
毎回録画をしますので、出席できなかった場合も、録画視聴でキャッチアップ可能。後日Slackで講師に質問することもできます。
「模擬カウンセリング」や「キャリア支援者のためのキャリア相談」のカリキュラムは、曜日や時間帯に縛りなく、受講生のご都合に合わせて日程調整します。
また模擬カウンセリングはすべて録画を共有するため、最大90パターン(※受講者30名の場合)のカウンセリングを視聴可能。様々なケースを学ぶことができます。
通勤時間や家事の合間といったスキマ時間を有効活用することで、「最小工数で最大の効果!」が得られます。(卒業生の方が実際におっしゃっていた言葉を拝借^^)
他にも魅力はいっぱいある!!と自負していますが、卒業生(現在はミートキャリアのキャリアサポーターとして活躍中!)のさちさんが、その辺のことをユーザー目線でnoteに書いてくれていますので、こちらもぜひ^^
『キャリアサポーター・アカデミー』にご興味をお持ちくださった方へ
定期的に、説明会&卒業生座談会をオンラインで開催しています。
卒業生ゲストと参加者の座談会形式。お気軽にご参加くださいね。
“あなただからできる支援”が、必ずある。
「誰かのキャリアを支援したい」というあなたの思いを、
わたしたちは全力で応援します。
あなたと一緒に熱い3ヶ月を過ごせること、そしてキャリア支援者の同志として活動していけることを、楽しみにしています!
※キャリアサポーター・アカデミーは、2023年3月開講期をもって終了しました。これまでありがとうございました!