キャリアコンサルタントが合格後にやるべきことは?登録&マストな7つ
こんにちは!
このnoteは、オンラインキャリア相談実績2500件超のミートキャリアが「未経験キャリアコンサルタント」の方々に向けてお届けします。
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✓キャリアコンサルタント国家試験に合格後、仕事に結びつけるには何が必要かわからない
✓キャリアコンサルタントに合格したら、その後どうすればいいんだっけ?
✓キャリアコンサルタントに合格できたけど、知識・技能的にはまだ不安が大きい
すぐに結論を知りたい!という方のために、概要を書いておきますね♪
【キャリアコンサルタント合格後にすべきこと】
・キャリアコンサルタントに合格後、まずすべきことは「登録」
・合格したら、ネットワークが築けたり、情報収集ができたりするサイトなどに登録しよう
・合格後も自己研鑽ができる環境を整えよう
詳細を知りたい方は、最後まで読んでみてくださいね~!
キャリアコンサルタント合格後に必ずやるべき“登録”とは
キャリアコンサルタント試験を合格した後、まずやらなければいけないことは「登録」です。
登録とは、キャリアコンサルタント名簿への登録のこと。
「国家資格キャリアコンサルタントWebサイト 登録センター(※)」というサイトなどで名簿に登録をしないと、合格後、キャリアコンサルタントとして活動ができないんです。
背景には、キャリアコンサルタントが国家資格であり、守秘義務・信用失墜行為の禁止義務が課されていることなどがあります。
この登録は、5年毎に更新が必要で、更新するためには知識講習・技能講習を受けるなどの一定の要件が必要になってきます。
登録に関する事務は、厚生労働大臣から指定されている指定登録機関「特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会」がおこなっています。
※「国家資格キャリアコンサルタントWebサイト 登録センター」
※参考:厚生労働省「更新講習の受講について」
国家試験に合格後も、名簿に登録しないとキャリアコンサルタントは名乗れない
国家資格であるキャリアコンサルタントは、この名簿に登録をしないと名乗ることができない「名称独占資格」です。
そのため合格後であっても、この登録をせずに、名刺に「キャリアコンサルタント」と書いたり、「キャリアコンサルタントの〇〇です」と名乗ったりすると、罰則があります。(30万円以下の罰金…)
ちなみに、紛らわしい名称を名乗ったりしてもNGです!(たとえば、ハイパーキャリアコンサルタントとか、、、我ながらダサめですね笑)
※参考:厚生労働省「「キャリアコンサルタント」名称独占について」
実技試験のみ、学科試験のみの合格では登録できない
キャリアコンサルタント試験は、試験免除制度(一部合格)があるのをご存知な方も多いでしょう。
試験免除制度とは、学科試験と実技試験のどちらか一方に合格すると、合格した方の試験が、以降の受験では免除となるもの。(有効期限は、合格した試験実施日を基準として、翌々年度末までです。)
キャリアコンサルタントの登録は、この実技試験か学科試験のどちらか一方のみを合格しただけではできません。
実技試験、学科試験をどちらも合格後、はじめてキャリアコンサルタントの登録ができるんです。
登録ができるキャリアコンサルタントの資格の種類
キャリアコンサルタントとして登録できる資格の種類は、いくつかあります。
「国家資格キャリアコンサルタント」の他にも、国家検定である「キャリアコンサルティング技能検定」に合格することで取得できる「2級キャリアコンサルティング技能士」や「1級キャリアコンサルティング技能士」があります。これらは、国家資格キャリアコンサルタントの上位となるものであり、2級は熟練レベル、1級は指導レベルという位置づけです。国家資格キャリアコンサルタントと同様、実技試験と学科試験があります。
また国家資格キャリアコンサルタントは、実務経験がなくとも、厚生労働大臣認定の養成講座を受講、修了することで受験資格が得られますが、キャリアコンサルタント技能士は、実務経験の年数が受験の要件になっています。
たとえば、2級キャリアコンサルティング技能士の受験要件には、「5年以上の実務経験を有する者」や「3年以上の実務経験を有する者で、キャリアコンサルタント試験に合格したもの、又はキャリアコンサルタントであるもの」などの年数要件があります。
※参考:特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会「国家検定キャリアコンサルティング技能検定」
※参考:特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会「国家検定キャリアコンサルティング技能検定,受験資格」
キャリアコンサルタント試験の合格後にするべき登録の手順4STEP
キャリアコンサルタント合格後に、いの一番にしなければいけない「登録」。
ここでは、ざっくりとした流れだけお伝えしておきますね!
※詳しくは、「国家資格キャリアコンサルタントWebサイト 登録センター」のサイトからご確認くださいませ。
STEP1 マイページ(Web申請)・登録申請書類(郵送)で登録申請
まずは、登録申請をします。
申請方法は、「国家資格キャリアコンサルタントWebサイト 登録センター」のサイトから申請した後に、申請書類を郵送しておこないます。
申請に必要なものとして、「合格証書」や「登録免許税(9,000円分の収入印紙)」、「住民票」などがあります。
STEP2 登録センターで審査
キャリアコンサルタントの登録センターで審査がおこなわれます。
結果が来るまでは4週間ほどかかります(時期によって前後あり)。結果は、メールで来ます。
STEP3 登録手数料を支払う
審査が完了し、めでたく通ったら、今度は「登録手数料」として8,000円(非課税)を支払います(お金が飛んでいく…)。
STEP4 登録証が交付・郵送される
支払いを登録センターにて確認完了したら、いよいよ「登録証」が発行されます!
この交付にも、4週間ほどかかるようです。
ドキドキわくわくそわそわモゾモゾしながら、到着を待ちましょう♪
ちなみに登録申請する期限は特になく、合格した事実も無効になることはありませんが、合格後5年が経つと登録前に講習を受けなければいけないことに。
忘れる(なんてことは無いとは思いますが!)ことのないよう、以下のサイトから詳細を確認しておきましょう!
※参考:国家資格キャリアコンサルタントWebサイト 登録センター「よくあるご質問 お問い合わせ」
試験合格後にキャリアコンサルタントとして働くために必要なこと7選
試験合格後、無事に登録ができたら、いよいよキャリアコンサルタントとして活動を始められます!
「キャリアコンサルタントとして働きたいけど、何から始めたらいいのかわからない」という人も多いでしょう。
ここでは、キャリアコンサルタントとして働く(仕事を得る)ために必要なことを7つご紹介します!
合格後にするべきこと1)キャリコンサーチで情報公開する
キャリコンサーチでの情報公開はしておいたほうが良いでしょう!
キャリコンサーチとは、キャリアコンサルタント検索システムのこと。
先述のキャリアコンサルタント名簿に登録しているキャリコンと、キャリコンを求めている人や企業とのマッチングをサポートしてくれるサイトです。
氏名や居住地、プロフィール写真や対応可能業務などを入力し、情報公開を申請すると、検索結果に表示されるようになります。
正直、これ経由で仕事がバンバン来るという感じではありませんが、登録しておいて損はないでしょう!
※国家資格キャリアコンサルタントWebサイト 登録センター「キャリコンサーチ(キャリアコンサルタント検索システム)」
合格後にするべきこと2)キャリアコンサルタント同士のネットワークを作る
合格後に意識したいのは、キャリコン同士のネットワークを構築して、情報が入ってきたり、身につけた知識やスキルを維持向上したりする状況をつくること。
そのため、キャリアコンサルタントとしてのキャリアを積み上げていくには、キャリコン同士のネットワークが重要です。
試験合格前は、定期的に講座に通って、一緒に勉強したりロープレしたりするので、知識やスキルはお互い磨いていくことができますよね。
でも試験合格後は、わりと疎遠になってしまうことも…。
それをしっかり維持するなり、他のコミュニティに属するなりして、キャリアコンサルタント同士のネットワークを作ることができれば、勉強やロープレの相手にもなってくれるでしょうし、情報収集やモチベーション維持にも有効になります。
できれば、初心者同士、未経験者同士のコミュニティではなく、すでにキャリアコンサルタントとして仕事をしている人、収入を得ている人がいるコミュニティなどに属すると、ワンランク上の情報が入ってくるはずです。キャリアコンサルタントとしてのメンターもみつかるかもしれませんね。
合格後にするべきこと3)リファーできる専門家とのネットワークを築く
試験の勉強時に、キャリアコンサルティングの際、自分の能力や専門性では支援ができない問題をクライアントが抱えている場合は、その業務を引き受けてはならず、専門家への「リファー」をする必要があることを覚えている人も多いでしょう。
実務をする際に、この専門家とのネットワークがないと適切なリファーができませんよね。
「すぐに専門家とのネットワークを築かないといけない」というわけではないですが、合格後、キャリアコンサルタントとして実務をしていくときまでには、適切なリファーができるよう専門家とのつながりを作っておくことが、大切になるといえるでしょう。そして、リファー先を得るためにも、まずは先述の通り「活躍しているキャリコン」とつながるのが得策なのです。
合格後にするべきこと4)キャリアコンサルタント合格後も自己研鑚を続ける
資格取得後も自己研鑚をする必要があります。
それは、キャリアコンサルタント倫理要項の第4条に書かれているから、というだけではありません。
現代はVUCA(将来の予測が困難な状況)の時代といわれ、技術革新や新しいサービス・考え方が毎日のようにでてきます。2013年のダボス会議でも「2013年に小学校に入学する子どもたちの65%が、現時点では存在しない完全に新たな職種につくことになる」という報告がありました。
我々キャリアコンサルタントは、このVUCAの時代に次から次へと出てくる新しい仕事や職種、考え方等をキャッチアップして、クライアントのキャリアを支援していく必要があります。
キャリアコンサルタント合格直後は、自動車で言えば「免許取りたてホヤホヤ」の状態。。。実際に公道での運転は怖いでしょうし、とてもじゃないですが首都高なんて走れませんよね。だから合格後も自己研鑚を続けることで、公道でも、首都高でも走れるような、技能や知識、経験を積んでいく必要があるのですね。
この自己研鑚をしていくときにも、先述のキャリアコンサルタント同士や他の分野の専門家とのネットワークや、それを築けるコミュニティが非常に重要な役割を果たします。
自分だけでキャッチできる情報量と、様々な人から得られる情報量では雲泥の差があるからです。
ミートキャリアにも、現場で活躍しているキャリア支援者たちから熱い指導が受けられる「キャリアサポーター・アカデミー」というオンライン講座があります。プロの支援者たちと実践さながらのロープレをして実務スキルが磨けたり、仕事を得るステップのアドバイスが得られたりするので、ぜひ見てみてくださいね!
※参考:キャリアコンサルタント倫理要項「(自己研鑚)第4条)」
合格後にするべきこと5)ACCNやJCDAなどの会員になると講座やニュース等の情報が届く
自己研鑚やネットワーク構築にも関連しますが、キャリアコンサルタントが多く登録している協会や団体が、いくつかあります。
ACCN(一般社団法人オールキャリアコンサルタントネットワーク)や、JCDA(特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会)などが、それにあたります。
これらの協会や団体に入会することで、キャリアコンサルタントに関連する法改正のニュースや、講習・講座の案内、コミュニティの案内などが定期的にメールで届いたりして、キャリアコンサルタントとしての自己研鑚やネットワークづくりに役立てることができるでしょう。
合格後にするべきこと6)キャリアコンサルタントとしての強み・できることを明確化する
キャリアコンサルタントは、とても守備範囲が広い仕事です。
そのため、国家試験合格後も気が抜けません。
オススメは、まずは自分の強みを活かして専門性のあるキャリアコンサルタントになること。
クライアントに対して強みやできることの棚卸しを支援してきたように、キャリアコンサルタントである自分自身も「強みやできること」の棚卸しをし、明確化していきましょう。
そうすれば、キャリアコンサルタントの知識や技能と、自身の経験をかけ合わせて、専門性のあるキャリコンとして高品質の支援ができ、かつ仕事を得ることにもプラスに働くはずです。強みの明確化や棚卸しのためには、キャリコン自身が合格後に定期的に、キャリアコンサルティングを受けるのも良いと思いますよ。
合格後にするべきこと7)物怖じせず仕事に応募してみる
合格後は、実務経験を積んでいくのが何よりも大事な一方、資格取得したての未経験キャリアコンサルタントにはなかなかハードルが高いものですよね。
ただスキルや経験が無いからといって、仕事に応募しなかったら受かることもありません。
バットは振らなきゃ当たらない!のマインドで、物怖じせずにキャリアコンサルタントの求人に応募してみるのも、合格後には必要なことだと思います。
正社員以外にも、派遣社員や契約社員だったり、パートやアルバイトだったり、副業や業務委託の案件もあるでしょう。
はじめは収入ではなく経験を得る、という目的でボランティアという選択肢もあるはずです。
千里の道も一歩から。みんなはじめは未経験、初心者だったのです。
物怖じせずにどんどんチャレンジしていってくださいね!
まとめ!キャリアコンサルタントとして働くには合格後が大切
今回は、キャリアコンサルタント試験の合格後に、やるべきことを解説してきました!
合格してホッと一息しつつも、キャリアコンサルタントとして仕事を得て、実際に活動をしていくために、一歩一歩階段を登ってみてくださいね。
「誰かのキャリアを支援したい」というあなたの思い、ぜひ実現してください。応援しています!
※キャリアサポーター・アカデミーは、2023年3月開講期をもって終了しました。これまでありがとうございました!
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