やりたい事探しから解放されたら道が拓けた*アワード受賞者木下結さんインタビュー
ミートキャリアアワード2020受賞者インタビュー②
ミートキャリアではサービスリリース1周年を記念して、自分らしい働き方に一歩踏み出し、大きな変化を見せた方を表彰する「ミートキャリアアワード」を初開催! 1年間の利用者の中から、キャリアサポーターの推薦で選ばれた5名を発表しました。
受賞者がどんな悩みや葛藤を経てどんな一歩や変化を実現したのか、5名のSTORYSをホームページでご紹介。さらにインタビューをnoteで随時公開しています。
今回は「小1の壁」や副業との両立をフルリモート転職で叶えた木下結さんです!
「小1の壁」や副業との両立をフルリモート転職で叶えた
木下結さん(滋賀県、人事職、31歳)twitter
オンラインキャリアカウンセリング4回利用
■Before 「やりたいこと」を見つけなくてはと思い込む
・「やりたいこと」「好きなこと」を見つけて仕事にしなくてはと思い込む
・異なる業界での広く浅い業務経験、スキル面で自信がない
・「次こそ長く働かなくては」と先の先まで予測しようとする
■After 「できること」ベースで考えるように
・「できること」「今後積み上げていけそうなこと」で考える
・発想を変え、「新しい仕事に臆せず取りかかれる」という強みにした
・目の前のライフイベント「小1の壁」に合わせていつまでにどうなりたいか見える化した
20代は3回の転職で広く経験を積んだが、「自分のやりたいこと」を見つけて次こそ長く働きたい。「小1の壁」に備えて場所を選ばず働けるスキルを身に着けたい。
そんな”なりたい理想の姿”と長年モヤモヤしていた自分とのギャップに自信をなくしていたが、カウンセリングを通じて「やりたいこと呪縛」や固定観念から解放される。納得がいくまで半年間仕事探しを続け、フルリモート転職で育児や副業との両立を叶えた。
「小1の壁」対策で転職を考えるも、スキル面で自信がなかった
Q:カウンセリングを受ける前と後では、自分にどんな変化がありましたか?
「小1の壁」に備えて、また「自分のやりたいこと」を求めて転職したいと思ったものの、私は人材、Web、士業と異なる業界に勤め、総務や人事で広く浅い業務経験しかないため、「これが私の強みですと言えるものがない」とスキル面で自信がありませんでした。
働く時間に制限のあるワーママで30代ともなれば、専門性やリーダー経験など高いスキルや経験値が求められるという固定観念があったからです。
それが、カウンセリングで「業界は違えど、総務や採用、人事、会計事務を経験したってすごい事ですよね。20代でそんなに広く経験をしている人っていないですよね」「新しい仕事に臆せず取りかかれることが強み」と言ってもらえ、自分の職歴を俯瞰して捉えることができました。
これがきっかけで自信がつき、助走が早くなりました。
「やりたいこと」呪縛から解放された!
Q:カウンセリングを振り返り、一番の気づきは何でしたか?
「やりたいこと呪縛」から解放されたことです。
私は「やりたいこと」「好きなこと」を仕事にして、4社目となる次こそは長く働き続けないと思い込んでいました。
でも、自分のやりたいことが分からず、悩むはめに。興味があって1年前にWebデザイナーの副業を始めましたが、これを本業にした方がいいのか?と考えたこともありました。
そんな中、カウンセリングで「転職で得たい事は何か?」を考え、優先順位を付けた結果、私にとっては家庭や育児とのバランスがより大事だと分かりました。
両親が共働きで鍵っ子だった自分の子どもの頃の体験から、子どもが小学校低学年までは誰かが家にいる安心感の中で過ごして欲しいという思いがありました。
そこで、仕事探しは「やりたいこと」「好きなこと」ではなく、「出来ること」「今後積み上げていけそうなこと」軸で考えようと、発想の転換ができました。
また、当初は出社勤務を前提で考え、「転職したい会社が家の近くにはない」と嘆いていました。世の中にはリモート勤務の可能な会社があると知ってはいたのですが、フルリモートで人と会わずに働くなんて怖い!自分には合わないのでは?と勝手に思い込んでいました。
でも、コロナ禍でリモート勤務経験ができたことで不安が払拭され、転職で叶えたいことがはっきりしたら、リモート勤務可能な会社を探す、リモート勤務ができないか交渉するという選択肢が自然と見えてきました。
こんな風に自分の中の思い込みや固定観念から解放してくれたことが大きかったです。その後は行き詰っても、何か別の考え方や捉え方ができないか探すようになりました。
Q:一歩を踏み出すために、やってみて良かったこと、使ったサイトや本は?
私は初動は早く、割と臆せずに一歩踏み出すことはできるタイプ。でも、一歩踏み出した後に迷子になることが多いので、いろんな人の価値観や考えに触れながら自分に落とし込み、歩きながら考えてきました。
また、先の先まで予測するのは不可能だと気づき、目の前のライフイベントに合わせていつまでにどうなっていたいかを見える化しました。
私の周りの友人は全員専業主婦で、お手本にできる経験談を聞くことはありませんでした。しかしイベントに参加してみるとワーママがたくさんいて驚き、同じ思いや悩みを抱えていることに救いを感じました。
<イベント>
・bosyu×ミートキャリアの「#子育て中の働き方を変えたい人、bosyu!」(強みを見つける方法を知った)
・ミートキャリアの「 思考のクセを知って『折れない心』を育てよう!」(思考のクセを知ることができた)
<本>
・「さあ、才能に目覚めよう: ストレングス・ファインダー2.0」トム・ラス
・「転職と副業のかけ算~生涯年収を最大化する生き方」moto
<オンラインでの繋がり>
ミートキャリアイベント後、twitterでつながった人とZoomで話したり、やりとりしたり
<シミュレーション>
同居する親の定年退職、子どもの入学などライフイベントをカレンダーに落とし、いつまでに転職し、どのくらい収入を上げなくてはいけないか計算した
Q:木下さんにとっての「自分らしい働き方」とは?
1つ目は、時間も収入もどちらも得られる方法を模索し続けていくこと。
本業だけでなく副業でもいろんなチャレンジをしたい。ワーママとの交流やつながりを増やしてインプット、自分の体験をアウトプットすることもしたいです。
2つ目は、20代で横に広げてきた選択肢や経験値の中から、今後はどれを積み上げていけそうかを考えその都度選択していくこと。絶対にこれ!とガチガチに決めず、やりながら考えたいと思います。
育休復職後のモヤモヤから、グッっと前に進んでいく感覚へ
Q:受賞にあたってのお気持ちや、これを読んでいる方へのメッセージをお願いします!
受賞に関しては率直に嬉しいです!ミートキャリアの人たちはどの方に(画面上で)会っても魅力的で、親身になってくださるのです。しかも本気で私の幸せを願い、私の選択を応援してくれ、結果が出た時は本人以上に喜んでくれます!家族でも友人でもない「第3の場」が居心地の良さでもあると感じています。
思い返せば…育休復帰後からずっと自分のキャリアについてモヤモヤが降ってきては消え、また湧いてきて、ぐるぐる同じことを考え続けているという経験をしてきました。家族や友人に話すとスッキリはするものの、いまひとつ本音で話せなかったり、無理にポジティブに装ってしまったり…。そんな偽物の自分の言葉を本心と思い込んで本当の気持ちにふたをしたり…と悪循環に陥っていました。
そんな時、ミートキャリアのイベントに参加して心が軽くなったのを覚えています。失礼ながら同じように悩みを抱えている人の存在が救いで、一歩踏み出すきっかけになりました。
その後カウンセリングで75分間自分に全力で向き合ったことで、そこからグッっと前に進んでいく感覚をつかむことができました。自分だけではなかなか見えてこない時、ミートキャリアを利用すると絶対に解決の糸口が見つかりますよ!
担当キャリアサポーター星野 莉奈から木下さんへのメッセージ
「自分には強みがないのが悩み」とおっしゃっていた木下さん。ですが詳しくお話を聞くと、幅広い経験を積みつつも、1つ1つの経験に再現性をお持ちでした。
また、本業+ワンオペ子育てをしながらデザインを学んで副業でバナー制作の仕事を受けたり、未経験の業種、職種に転職したり。興味のあることにチャレンジする行動力はもちろん、行動までのスピード感がとても印象的でした!
それはカウンセリング後すぐに転職活動を始めたことにも表れていて、今回、見事、自分の転職の軸に合った会社に入社が決定したと聞いてとても嬉しく思います。今後ますますのご活躍を応援しています。
※2022.2 星野 莉奈は現在オンラインキャリアカウンセリングをお休み中です