清らかな神様、どうぞお越しください。
なんでもかんでも
季節の行事や慣わしを
商業化&イベント事にしてしまうことに
消極的な考え方を持っている
ノリの悪いわたしですが
「イベント事にしない、日本の慣わし」は
それなりに大事に思っています。
お正月のお飾りも、その一つ。
日本の大切な慣わし事は
その意味を重んじ
「華美でない」ものが好きで
お正月のお飾りも
例外なく地味を極めております。
正月飾りは
「門松」「鏡餅」「しめ飾り」があり
それぞれの地域ごとに
なんらかの特徴があったりもしますが
わたしのお正月飾りの認識は
初日の出のタイミングで
お越しになる神様を
家にお迎えするための「目印」であり
災厄から家を守る「結界」でもある。
中でも、玄関に飾る「しめ飾り」は
神社で見る「しめ縄」と
同じ意味を持っていて
神様が宿る場所でもあると
教えられてきたので
「清らか」である必要があるんじゃなかろうかと。
そんなわけで
我が家も神社のように
清らかな空気が漂うよう
至極シンプルなしめ飾りにしています。
それにね
我が家には、ぜひ
シンプルで実直な神様に
お立ち寄りいただきたい!
キラキラの派手な神様よりも
清らかな空気を伴う神様に
お越しいただきたいわっ。
そのため
しめ飾りで
「うちは、とても清らかですよ」
「清らかな場所をご用意しておりますよ」
という、アピールをしております。
様々なお宅の玄関に
しめ飾りが掲げられる季節になると
そのお宅の飾りを見ては
この家には、
どんな神様がお立ち寄りになるのかしら…
と想像し、ニヤついております。
われながら、
あまり褒められた性格ではありません。
ところで
先日、知り合いと話していたら
知らない人がいたので
ひとつ書き添えますと
しめ飾りを飾る日ですが
12月29日と31日は
縁起が悪く、ご法度なのよ。
今日は29日なので、慌てて飾らず
明日にしましょ!
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