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やさしさは自分に返ってくる

こんにちは,ちびです。

表題にある通り,私は「やさしさは自分に返ってくる」と思います。
話が長くなってしまうと思いますが,お付き合いいただけると幸いです。

きっかけは,私が考えを言語化できるようになってきた中で,
よくちまたで聞く,「誰かにやさしくしたら,自分に返ってくる」というのは実際のところ,どうなのか,考えたくなったところから始まりました。

そして,この考え方の大事な点は,だれからどう返ってくるのか,という点にあると思います。

まず,文字通り,私がAさんという誰かにやさしさをもって接したり,やさしさを持って何かをしてあげたりしたとします。
この時,実は私はAさんに対して,何か「許す」という行為をしている感覚があります。
例えば,わかりやすく私がAさんに電車で席を譲る行為をした場合,
これは,私は,Aさんに私が使っていた席を使うことを「許す」ことと同様の行為と言えます。
誰かにやさしくすることは,誰かを許すこと,でもあると思うのです。

そして,表題についてはここからが重要です。
誰かを許すことが出来たら,私のことも許せると思うのです。

この考え方は,私がどんな時も凄く自分を責めやすいという性格からきていて,実際になにかトラブルがあるたびに,自分も反省点が必ずあるはず,という真面目な性格から100%白でなければ,自分が悪い,と考える癖がありました。これだと大体のことが自分のせいになります。

ただ,ある時この考えにも限界が来てしまいました。
それが,駅前のカフェでアルバイトをしていた時です。

初対面のお客様で,オーダーをとっている始めからずっと起こっていらっしゃる方がいらしたときに,どうしても自分のせいにはできませんでした。
だって,どう考えたって私のせいで怒ったと考えるには,状況的に論理が合わず,ここに来るまでになにか嫌なことがあった,(もしくは怒りんぼうか)と考えるのが妥当だと思いました。

この時から,私は何でもかんでも自分のせいにするのはやめようと決めました。
そして,相手にされて嫌なことも,「自分だったらしない」をラインにして,判断し,またそのラインができるだけ正常に機能するよう,自分の行動も相手にとって誠実になるよう心掛けるようにしました。

それから二つ目のエピソードは,自分の大きな失敗経験です。
私は学生時代,よく人間関係で悩むことが多かったのですが,
失敗してしまったな,自分が悪かったな,と気づいたころには,
もう相手と関わることが出来ない状態になったしまったことがあり,
凄く迷惑をかけてしまったのを相手に対して償うことが不可能だから,
その相手にはもう心の中で謝罪と感謝をして,
次,自分が誰かに同じことをされたときに,恩返しのつもりで許そう,
と決めました。

実際,自分が逆の立場になった時に,それを思い出して相手を許すこともできましたし,相手の気持ちもよくわかりますから,その子もこれから成長していくし,葛藤しながら生きているんだと思うと,これからも友達として力になってあげたいと,私は昔の自分より強くなり,きっと魅力的な人になれたんじゃないかなと,自画自賛しています。

そして,だんだんとこういう考え方をしているうちに,
日常生活で,嫌なことをされても,同じ内容を昔誰かに迷惑かけてなくても,違う内容でも相手のことを許せる強い心を持てるようになってきます。

そして,その考え方に客観性が生まれてきて,
しまいには自分に対しても客観的な自分から許されるようになってきました。
最終的に,自分は他人に対して許せることは,自分にも許せるようになったのです。

これが,やさしさが自分に返ってくる原理になります。

自分がなにかをする(した)とき,
相手がやったとしても自分は許すだろうから,
自分がする(した)のも許そう。

と考えられるようになるのが,やさしさが返ってくる
ということなのかなと,自分は思っていますし,
この考え方をするようになってから,
何でもかんでも自分を責めていた時よりも,
生きるのが随分と楽になりました。

自分なんか…と思い詰めてしまう方に
お伝えしたいことがあります。

唐突ですが、
どうか私がなにか失敗した時には
許して貰えませんか。
きっと思い詰めてしまうような優しい心を持ったあなたなら許してくれると思います。

だから、そんな優しい心を持ったあなたが何か失敗した時も、自責の念にかられても、
大丈夫です。まずここに1人あなたを喜んで許してあげる人がいます✌️

だから、自分のことも私を許してくれるように許してあげてください。
どんな些細な失敗でも、友達を失ってしまうような大きな失敗でも大丈夫です。
私と平等に許してあげてください。
そしたらあなたはもっともっと優しくて素敵な人になれると思います◎

最初は難しいと思いますが、
少しずつこの感覚を覚えていってください。

もちろん嫌なことは嫌!と
そういった気持ちも大事にしてくださいね!
嫌なことは許すまじ!笑  オリャー!

この経験が誰かひとりにでも役に立ちますように。

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