日本は、ゴッサム・シティ化しているのか…社会が悪いって思ったけど
先日の、安倍元総理の事件を見て私は映画「JOKER」を思い出した
3年前にこの映画を観たときに、アーサーの住んでいるゴッサム・シティはなんて酷い世界なんだと思ったが、コロナウイルスの問題によって同じように格差社会が世界中に広がっているのが浮き彫りになったと思う
映画の主人公アーサーも理不尽な格差社会の中、病気の母親を支えながら必死に生きているが、仕事の解雇、社会保障にも見放され、理不尽さの究極から不安、恐怖、怒り、憎しみ、怨念から狂気が育っていきジョーカーと名乗る
ジョーカーがTV番組の司会者を撃ち殺すのと、安部元総理が撃たれたのが私の中で重なった
私は、犯人一人が悪いのでは無く、社会問題の結果体として襲撃事件が起こったと感じたので、社会が悪いと思い諦めと絶望を感じた
今日ふと、ホントにそうなのか?と思った
社会は人間の意識の集合体で、人間一人一人の判断基準によって微妙なバランスで動いている気がする
そして、その判断基準はバラバラで、なんとも不安定で利己的で未熟だ
いくら社会制度を変えたって、皆の判断基準がそろう事は無いし、次々と起こる環境問題や疫病、戦争、AIの問題に法律が間に合わない
社会が悪いと諦めるのはもうやめた方が良いと私は感じた、社会を変えるのでは無く、人一人の未熟な判断基準を育てる事が必要な時代になったと思う
地味だし一見遠回りに思えるけど、一人一人がどうこの世界を観て、感じて思考して、行動するのかの根本に「判断基準」があるからだ
様々な問題の根本問題が「判断基準」
根本問題に着手する重要な時が来ていると思う