マリと開運と私 2024/8/14 娘と三峯神社へ

次女も以前から、また三峯神社に行きたいと言っていたので、お盆に休みを合わせて一緒に行くことにした。
それが、ちょうどマリとはるみさんに会う約束をした次の日だった。

次女が住んでいる家からの方が三峯神社に近いので、私は2人と別れてから、県外に住む次女の家まで車で行った。
2人にパワーを貰い元気モリモリだったから、高速を使って2時間の運転も全く疲れなかった。
次女は、家の近くにある温泉施設に連れて行ってくれ、そこも、そこでの食事も奢ってくれた。

《次女の家からの方が近い》とはいえ、三峯神社までは高速を使っても、片道2時間半だ。
次女も《奥宮》のことは調べていたようで、ぜひ登りたいと言うので、登る予定にしていた。

ところが、この日は日本に台風が近付いていて、ちょうど昼頃から秩父市は雨の予報になっていた。
片道1時間半の登山だから、ちょっとは濡れるにしても、10時には登り始めよう、ということにして、7時に出発することにした。

まぁ、しかし、いつも予定通りに出発出来ないのが我が家族。
出発時間も遅れた上に、次女はコンビニのコーヒーが飲みたいから近くのセブンに寄ってくれと言い出した。
行き当たりばったりは、いつものことだ。

次女はとにかくよく喋るので、寝不足でも運転中に眠くなることはない。

5月にともえさんと行ったばかりなのに道を間違え、予定より大幅に到着が遅れてしまった。
登山口も間違えて、またまた時間のロス。
登り始めたのは、11時を過ぎてしまった。
そして、近くで熊の目撃情報があったというアナウンスが…

とはいえ、けっこう前後には他の登山者もいて、向かう先から次々に下山してくる人もいた。

1年前の山の日に登山したきりで、久しぶりな上に、普段身体も鍛えているわけではないから、すぐに息が切れ始めた。
まぁ、同行者は娘なので、気を遣うことも無く休みたいときに休みながら登った。

8月とはいえ、山の上だし、空気は下界よりはひんやりしていた。
ただ、湿度は高そうで、汗がだらだら流れてきた。

初めてだからついつい写真なども撮りながら登っていくと、1時間ほど登った頃には空がだんだん暗くなってきた。
予報の通り、雨が降りそうな気配。

次女は
「やっぱりやめよう」と、言い出した。
でも、山頂まであと300Mと立札に書いてある。
「あとちょっとだから、行っちゃおうよ」
と、私は無理に進もうとすると、
ゴロゴロゴロ……と、聞こえ始めた。
雷だ。
登ってくる途中に、雷が落ちやすいとか、雷が鳴りだしたら、みたいな看板もあった。
もともと雷が大嫌いな次女は
「やめよう。下りよう。」と、言い続ける。

子供の頃から、この子は何となく大人より状況判断が上手かった。

次女がそう言うならそうなのかも……
と思ったし、
今日はあまり歓迎されていないのかも、とも思った。
歓迎されていないのにわざわざ無理にお邪魔してしまうのも良くない。

下山を始めると、それでも下からは次々と登ってくる人が……

簡単にまた行ける場所ではないから、とてもガッカリしながら下りた。


登山口まで下りてくると、そこから見る空はまだ明るかった。
今から登る人達も…
「私には《3回来なさい》と仰っているのかも……」
なんとなく、そう思った。

眺めの良いお店でお蕎麦を食べて、お参りをした。


次女を自宅まで送ってしまうと、私が家に帰るのに、とんでもなく時間がかかってしまう。
次の日にはまた早朝からの仕事が入っていた。

私が家に向かう途中にある駅で降ろし、そこから電車で帰ってもらうことにした。

奥宮に登る目標を達成出来なかったので、すぐにまた来ようということになった。
休みを合わせるのが大変だったけれど、何とか次の予定を決めることは出来た。




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