念願の劇団四季『WICKED』を観に行ってきた!
昔からミュージカルが大好きで(生で観る機会はほとんどなかったけど)、Gleeというアメリカのドラマにも激ハマりした。
そこで聞いた「Defying Gravity」が、作中の楽曲の中でも頭から離れなかった曲の1つだ。
元を調べたら『WICKED』というブロードウェイミュージカルの曲だった。そして日本でも劇団四季で観れるというじゃないか。
この日から『WICKED』を観ることが1つの夢となった。
高校生の時にできたその夢を、約10年ほどたった先日、大阪四季劇場で叶えてきた!
『WICKED』は『オズの魔法使い』と繋がりのある物語だ。
私は『オズの魔法使い』のストーリーをざっくりとしか把握していなかった。それでも、劇が始まった瞬間引き込まれていった。
なんと言っても、歌声やダンスに魅了され、そこに加わるグリンダのクスッと笑える可愛さ。
特にエルファバとグリンダの2人が打ち解けるシーン(Popular)には、「こういう子いたいた」とグリンダを観ながら思い、エルファバの戸惑いながらも嬉しそうな感情には、「良かったね、、、」と心が温かくなった。
胸が締め付けられるシーンも多く、「違う!そうじゃない!」って大声で否定したい気持ちを押さえつけていたら、めちゃくちゃ泣いていた。
観終わった感想は、なんとも言えなくなった。
そして、ネタバレせずに感想を語るには私には難しすぎる。
エルファバやグリンダの気持ちや決断、オズの魔法使いの行ったことやその心理。何も真実を知らない国民の声。
全て作中のことで、魔法もオズの国もないにも関わらず、とても現実的に思えて怖かった。
ハッピーエンド…とは言い切れず、あの時の決断をどう思うのか、今この瞬間の気持ちを想像しただけで涙が止まらない終わり方だった。
私は誰か1人に共感した、ということはなく、シーンごとに共感する人が変わって心が保たないかと思った。
グリンダのお茶目な様子に救われ、なんとか身体中の水分が無くなる前に幕が閉じた。
私の生きている世界で、信じている善と悪は誰かに左右されたものなのか、何を持って決められたものなのか。考えずにはいられなくなった。
アメリカをはじめとする海外ではもう『WICKED』の映画が公開されている。しかも歌唱シーンは後で音を入れてるんじゃなくて、撮影してる時に本当に歌ってるlive singing。もう楽しみでしかない。
のに!日本では来年3月公開予定だ。なんてこった。こんなにも心待ちにしているのに、来年だなんて遠すぎるよ…
比較的安く行ける韓国に観に行こうかしら。