「決めつけられた一年間をふりかえって」 〜 冬編1 〜
K先生へ
一年生最後の3学期の授業参観に行って、私は足速に小学校から去りたくなりました。
2学期の授業参観の時と、3学期の授業参観での息子の席がずっと変わっていないことに驚きました。
半年以上も、ずっと、息子の席は一番後ろの廊下側の席ですね…。
どうしてですか?
息子が疎外されているようで、悲しくなりました。
たかが席かもしれませんが、されど席です。
黒板も見にくいし、K先生の声も聞こえにくい…。
コロナの影響もあり、席と席の間隔が通常より広くとられているため、なおさらです。
私は、授業参観の後の懇談会は、欠席をしました。
やはり、あなたの前で、私の感情を押し殺すことはできないからです。
息子を決めつけて、悪者扱いしたあなたの言動が許せません。
そして後になって、息子が上級生から暴力を受けていたことも知っていながら、一切、私には連絡をしてこなかったK先生。
あなたが小学校の先生、新一年生の先生とは思えないことをしたせいで、それ以来、息子は大人の目を見ることができなくなりました。
大人は信用できないし、怖いから、目を見ることができないそうです。
息子がいちばん目を見ることができない大人は、K先生、あなたですよ。
あなたの築き上げた王国の中で、息子は一日も学校を休まず登校しました。
一年間の中で、息子は、あなたから注意や叱られたこと以外で一度も話しかけられたことがないそうです。
世の中には、いろんな大人がいます。
だから、あなたのような人間性の大人や教師もたくさんいます。
反面教師にするという考えもありますが、まだ新一年生の息子には、酷すぎました。
私はあなたを憎んでいます。
K先生、もうすぐ一年生の一年間が終わりますが、いつ息子が小学校で頭をケガした時の病院代を、あなたがおっしゃった通りに、返金していただけるのでしょうか?
あなたからの連絡は、一切ありませんが、その後どうなっていますか?
登校班のみんなへ
12月から、私は、おばあちゃんにかわって、息子の登校に付き添って、毎朝、小学校まで一緒に歩きました。
いきなり私が息子の登校についてきたので、みんなは驚いていましたね。
私の大切な息子が、また暴力をふるわれたりされやしないか心配だったからです。
私は、冬からずっと登校班のみんなと歩いて登校をして、驚きました。
どうして、みんな挨拶をしないのかな?
毎朝、見守り隊の方々が、みんなに、「おはよう。」と挨拶をしてくださっているのに、どうしてみんな堂々と無視をするの?
横断歩道や交差点で、警察の方がみんなに注意をしても、どうして言うことをきかないの?
見守り隊の方々は、みんなの安全を守るために、毎朝、毎夕、立っていただいたり、一緒に登下校していただいているんだよ。
警察の方だって、みんなの交通安全や防犯のために、毎朝、毎夕、パトロールをしてくださっている。
うちの登校班だけではなくて、他の登校班も、小学校全児童が挨拶をしない印象を受けました。
残念です。
こんな小学校に、大切な息子を預けたくないと思いました。
上級生が下級生のお手本となってほしい…。
上級生をみて、下級生は成長していくと思うから。
このままだと、どんどん、小学校全体が悪い方向に行ってしまうよ。
だから、挨拶をしようよ。
挨拶は、気持ちいいよ。
挨拶は、人を思いやる心の始まりだよ。
だから、挨拶は、大切なんだよ。