強迫性障害の解釈
最近、有名人の公表で、強迫(強迫性障害をここではそう呼ぶ)が世間に少しずつその名が広まりつつあるのかなって思う。
当事者なら誰しもが、一発で説明ができない。そのジャンルも多様でまたそれらが微妙にクロスオーバーしていたりしていて非常に繊細で複雑。
原因ははっきりと解明されてはいないが、当事者として感じるのは、性格を形成する時期でのなんらかの影響とセロトニンの生成が健常な人間より少ないという肉体的なことかなと思う。
誰しも生まれ育った環境は違う、一概に一緒とは言えないからあくまで個人論になる。
以前から強迫系youtubeを観たり(カウンセラー系のは観ない)して、あ〜わかるわかるとかそういった、徐々に世間への動きと言うものを感じてはいたが、この複雑な説明のつかない疾患ゆえにただただ静かに動向を拝聴させていただいていた。
有名俳優やアイドルが次々に公表し、強迫
とはなんぞやみたいなことをTVでもやっていたらしいが、ネットで見る限りはその細かい症状についてはあまり触れられていないように思う。
つまり、精神疾患者としての枠組みはできたが、内容は説明しづらいという部分があるのかなと個人的には思う。もちろん俺も自身のことを説明できない。全くもってできない。
おそらく強迫性障害が認知されていけば、今の生きづらさを軽減できると考えている当事者は多いのではなかろうか。少なくとも俺はそれに該当する。
全く同じ症状ということが少ないため、共通点はその強迫に直面するまたは、それに直面しそうな時に、激しい不安や不快感を感じるということだ。
その後の強迫行為は、自身を守るため、自身の愛する者物を守るために俺は行っている。これも個人差はあるだろう。
さて話を少し戻して、強迫性障害がメジャーになることは我々にとって、嬉しいこともある反面、誤った解釈により迫害されうることもあるということだ。
例のエアガンの問題で、精神疾患だどうのこうのって少し出ていたので気になった。被害を訴えてる側は強迫性障害を公表しており、相手側はそれを精神疾患者が狂言しているといったような揶揄のように俺には解釈できてしまった。もちろんあくまで雑感でだが。当事者にはいろいろあるのだろうが、大袈裟かもしれないが対強迫となれば話は別だ。それについて有名無名は関係ない。
しかしこの内容自体には俺は正直、冷たいが一般社会で日常的に行われてる虐め行為(認識は各自による)、エゴによる支配欲、快楽によるその場のノリ、といったところと似ていると感じた。
被害を訴えてる側は当時の立場上言えなかったし逆らえなかったという点も一般社会で嫌というほど見ている内容と似ている。理解もできる。
有名人が被害側にあって、いわば権力に歯向かう様を見て賛同者は多いみたいだが、俺は一概にそうは思っていない。
もちろんこの芸人には同情するし、彼の言うことからして間違った行動もしていないとも思う。した側とされた側の温度が違えばそこは摩擦が生じて、「ネタやん」の部分が「やられた」となってそこに激しいストームを生じてしまう。そこってとても難しいと思う。
心情的には俺はその芸人側だし、彼と似たような経験をしたこともある。それが強迫に出てる部分もあるのかもしれない。
しかし、この問題がエスカレートすることで強迫性障害や他の精神疾患が、世の中的にダメな方の解釈にならないことを本気で祈っている。
その場でやり返したかったんやろなぁ、もし仲の良い友達やったら代わりにやり返してあげたかったかな。けど、その場でやり返さないと上手くいかない場面が多い社会だと思う、切なく冷徹な世界だから。
個人的には相方の巨人のモノマネが好きだが。そう思う関西男子は少なくはないのではないだろうか、強迫の認知度よりは。。。
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