海外医学生のMedmainインターン体験記
はじめに~Medmainとの出会い~
2021年9月から2022年8月までの一年間、メドメイン株式会社でインターンをさせていただきました。 ヨーロッパの医学部に進学し、右も左も分からないまま勉強に追われる学生生活がスタート。また、1年目でコロナ禍に突入。授業もオンライン形式にかわり、家に篭りっきりの海外生活のなかで遣る瀬無い気持ちから、私は後悔しないために一旦勉強に区切りをつけ、休学をし、海外医学生としてでは出来ないことを日本で全てやることに決めました。その一つが、医療系スタートアップでインターンをする、ということでした。昔から医師を志してきたため、会社で働くという経験を一度してみたかったのが正直な動機です。また、当時大学の勉強がとても大変だったこと、自分には別の道の方が合っているのではないかと壁にぶつかっていたこともあり、インターンを通して働くことを経験してみたかったのかもしれません。
そんな中で、たまたま見つけたのがメドメイン株式会社での医学生インターンの募集でした。募集はすでに終わってはいましたが、ダメ元で連絡をさせていただいたあの時から、休学が終わるまでの約1年間、インターンをさせていただきました。
インターンで得たもの
仕事は基本オンラインを通しての業務で、主にクラウドサービスを通して医療系学生を情報難から救いだし、学習サポートをしていくものでした。
私は海外の医学生なので、日本の学生の学習状況を全く知りませんでしたが、仕事を通して状況を把握していくうちに、海外医学部生が如何に乏しい情報の中で、それを得る手段もなく困難な学生生活を送っているのかを知ることができました。
目標を、「自分のような海外医学生を日本の医療系学生と同じ学習環境レベルまで持っていくこと」に設定し、施策を練ることや、営業をすること、イベントを企画することを行ってきました。
私にとって業務は全てが新鮮でした。会社でのオンラインを通したコミュニケーションの仕方、メールの打ち方、いろいろなアプリケーションの使い方、営業の仕方など、技術の面ではもちろん、日本の他のインターン生との連帯業務のなかでふと気づく、海外ではない発想や発見等はとても刺激的でした。
何より私がインターンをしてよかったと思う点は、尊敬できる素敵な医学生インターンの仲間に出会えたことです。海外の医学部はとても閉鎖的な環境で、勉強は忙しく、部活やサークルはないので、新しい友達を作る機会がありません。また日本の医学生と関わることは日本で実習する時以外に全くありません。ですが、ここでは優秀で切磋琢磨し合える仲間に出会い、同じ目標に向かって進むことができました。これは私にとって一生の宝物です。
また、通常はオンライン業務ですが、半年に一度ほど全国からインターン生が集められ、対面で業務を遂行する機会もあり、そこではいつもより濃い時間を仲間と過ごすことができました。なんと言っても、普段一緒に活動することのできない社長のアドバイスを直々に頂けたことは忘れられません。
さいごに
もちろん、楽しいことばかりではありませんでした。仕事をしていると、何度も壁にぶつかることもあります。ですが、その度に自分と向き合う機会をいただきました。反省し、原因を見極め、次に繋げる、このステップは毎回自分の心のあり方を成長させてくれました。 以上より、私にとってこの一年間はかけがえのないものとなりました。とても感謝しています。
今回、復学のためインターンに区切りをつけることとなりましたが、この体験は私の今後の学生生活はもちろん、社会人スキルとして活かすことができると確信しています。
この経験をもとに、これから大変な海外医学生生活を、以前とは違う形で再び堂々と送っていこうと思います。貴重な体験を、ありがとうございました。
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