進化を遂げたい次世代救急科医師へ,真心をもって捧げる雑誌
時勢は,刻一刻と変化し続けている。日々の荒波に揉まれながら生きる救急科医師ほど,その変化を生身で感じ取りながら生きている医師はいないであろう。
救命救急センターにおいて生息していた救急科医師は,重症外傷や心肺停止患者の蘇生と治療にあたることを生業としていたが,その後の開拓を経て,災害対応や新興感染症パンデミック対応にまでその活動領域を広げた。さらに,疾患と病態を問わずに全疾患を受け入れ初期診療を行う新世代の救急科医師は,そのスキルを以って近隣の二次救急医療機関へと出て行き,世界屈指の高齢社会を支える地域のインフラとして機能するに至った。そして今や,昭和の時代に馬車馬のように昼夜を問わずして働いていた救急科医師が,令和の時代には「医師の働き方」において医療界の先陣を切って,その改革を実行しようとしている。
変わり続ける時代において,その“変化”を確かな“進化”へ繋げてゆくためには,新しい知見と経験に基づいた確実な“成長”を積み重ねる必要がある。ゆえにBeyondER誌は,進化を遂げたい次世代救急科医師へ,真心をもって捧げる雑誌である。
編集委員◉小倉 崇以(済生会宇都宮病院 救急・集中治療科/栃木県救命救急センター)
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