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チームビルディング メンバーそれぞれの価値観

関東は梅雨らしい、雲が多い天気が続いてやや憂うつなグッチ氏です。
この時期が過ぎればキラキラな夏がやってきます。
今年は3年ぶりに行動制限のない夏。お祭りや花火大会、旅行など計画が盛りだくさんの方も多いのでしょうか。
とても楽しみですね。

今回はチームビルディングにピッタリな「価値観ババ抜き」についてご紹介しようと思います。

チームに属す


職場のチーム

私達は日頃、意識的にも無意識にもいろいろなチームに属していると思います。企業、プロジェクト、地域、家族、友人、知人などなど。

もちろん関わる大きさもチームによって様々ですが、チームごとにメンバーも異なることが多いと思います。
そのメンバーがどのようなことを大切に思い大事にしたいかなど、日頃なかなか理解する機会が少ないと思いますが、それぞれが大切に思っていることを気づかせてくれるツールが「価値観ババ抜き」です。

価値観ババ抜きとは

一緒に働くメンバーや、もちろん家族でもその人が大切に思っていることは分かっているようで、なかなか分かっていなかったり。
もちろん自分自身を含めて心の気づきやヒントを可視化してくれるツールです。

チームのメンバーは、環境や世代、経験が様々なので自分が思っていることと違うことや異なる考え方があって当たりまえです。
よく「なぜ理解してもらえないのか?」「わかってくれない・・・」など、コミュニケーションがうまくいかない場面では、実はその人の価値観が影響しているかもしれません。

人の考える価値観、大切に思っている本質をお互いに理解することが出来たなら、もっと違う方法でコミュニケーションが可能になるかも知れません。

さらにもちろんチームメンバーの想いを見える化することができるのですが、自分自身が大切に思っていること、大事にしたいことを発見、確認するにもピッタリのツールなので、意外と自分はこれを大切に思っているんだ、など自分発見にも役立ちます。

価値観とは


パートナー・家族

価値観ババ抜きで捉える「価値観」とは
それぞれの人が「大切にしている行動の軸」や「規範として持っている考え方」を指します。

・価値観を知ることは、自分が何を選択し、何に取り組むかの判断基準になる。
・価値観に基づいた行動は、エネルギーを与え、活き活きとした充実感を感じることができる。
・判断にブレがなく信頼感、安心感の醸成につながる。

このようなことを価値観と捉え、「価値観ババ抜き」ではそれを知るきっかけと考えています。

価値観ババ抜きの進め方


価値ワードカード

この価値観ババ抜きは、名前の通りトランプのババ抜きのように専用のカードを使って行うツールです。
カードは全部で60枚。それぞれのカードには「愛」「安定」「パワー」「新しさ」「つながり」など様々な価値ワードが記されています。

推奨人数はおおよそ4〜6名程度で、推奨年齢はカード内容を理解できる10歳程度からとなっています。

まず裏向きに置かれた山札よりそれぞれ5枚のカードを取って持ち札とします。もちろんこの状態の持ち札は、たまたま手にしたランダムな価値ワードが並んでいます。

次にババ抜きの要領で左の人から取って、右の人に取られます。
取った人は1枚捨て、取られた人は山札より1枚取り、常に持ち札は5枚の状態です。

価値観ババ抜きの最大の面白さ、それは「価値ワード」を捨てることです。
常に5枚の持ち札の状態としなけらばならないので、かならずカードを1枚引いたら、1枚の「価値ワード」を捨てる動作が発生します。
様々な価値ワードがあるなかで、どの価値ワードを手放すのか?どの価値ワードを手元に残すのか?まさに自身との葛藤の時間です。

さらに時間が許す場合は、それぞれがその価値ワードを捨てる理由をプラスすると、さらにチーム内でその人想いを深く理解ができるようになります。

例えば「私は〇〇の価値ワードを手放します。その理由は〇〇を実現するために今は〇〇は優先順位が低いからです。」など人によって価値ワードに対する考え方が違うことを知ることが出来ると思います。

これを5周程度、まわった時点で終了です。

価値観ババ抜きで得られる成果

そしてここからが価値観ババ抜き醍醐味のシェアタイム。
ゲームを終了したら全員の手札をオープン。
それぞれの持ち札を見てみると「あ、◯◯の価値ワードは〇〇さんが持っていたんだ」など、その人が手放さなかった価値ワードがここで初めてわかります。

そうです。様々な価値ワードがやってくる中でどうしても手元に残した、捨てることが出来なかったカード。
それがその人の価値観に近いワードです。


シェア

ここからはそれぞれの残した手札、価値ワードについてシェアの時間。
なぜそのカードを残そうと思ったのか。またその価値ワードにつながるエピソードなど思いもよらない話が聞けるかもしれません。

さらにさらに時間をかけ自分自身との葛藤の末、残した手札5枚の価値ワードをここで3枚に絞り込みます。
3枚のカードは、2枚がサブ、1枚をメインと決めなくてはいけませんが、ここは時間をかけゆっくりと自分と対話をしながら考えます。

そこで残したメインカードは、サブカードに支えられて、きっとあなたの価値観を形成していると思います。
最後に記入式のシートに3つのワードを記入して参加したメンバーへ自身の価値ワードを発表し終了となります。

実際に価値観ババ抜きをやってみて

過去にチームでこの価値観ババ抜きを行ったところとても好評でした。
自分でも気づかなかった価値ワードへの対する考え方や、同じぐらい大切に思うワードの選択など、大きな気付きがあったという感想が多かったです。

価値観ババ抜きを開催した後もチーム内でそれぞれの大切な思いを共有できたことから、コミュニケーションも良い雰囲気になったように感じました。

またこの価値観ババ抜きは1度開催をしてから時間が経ってからもおすすめです。
手札のまわってくるタイミングもありますが、自分の環境が変わっていく中で違った価値ワードを選択していくのか、それとも変わらず近いワードを大切にするのかなど、また違った視点で気づきを見つけることができます。

さいごに

この価値観ババ抜きを通して知ることができたメンバーや自分の価値観。
これを今後どのように活かしていくのか、何をアクションするのかなど様々な活用方法を考えるヒントにきっとなると思います。

価値観ババ抜きはインストラクター講習を受講して認定を受けた人がカードを所有することができ、価値観ババ抜きを開催することができます。
不定期ですが全国で講習や参加体験も行っているので、興味がある方は主催をおこなっているチャンス・メイキング・ジャパンのホームページをチェックしてみてください。

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