3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/10/18号
おはようございます😃
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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇
【本日のピックアップトピックス】
①訪看STへの配置薬拡大、条件付き容認を提案
【ちょこっと解説】
厚生労働省、訪問看護ステーション(訪看ST)での医薬品配置拡大を条件付きで提案した。在宅医療強化のため、医師・薬剤師らの合意を前提とした特例的対応とする方針を示した。
地域の医療機関と連携し、医薬品提供体制を構築する必要性を強調。現行ルールで対応できない場合、地域の合意に基づき医薬品を訪看STに配置し、限定的に使用を認める案を提示した。
今後の検討事項として備蓄医薬品の範囲を議論。指定市では解熱鎮痛剤や下剤の備蓄を求める声が上がっている。
②財政審 予算編成へ議論スタート 保険料率上昇抑制に医療・介護給付費の伸び抑制する制度改革必要
【ちょこっと解説】
財政制度審議会は、2025年度予算編成を開始し、物価上昇が現役世代の保険料負担を増大させる中で、医療・介護給付費の抑制が必要とし、プライマリーバランス黒字化を目指すとした。
「歳出の目安」に基づき、医療・介護分野での制度改革を進める必要性を示し、予算編成においてはEBPMを活用して施策の効果を検証し、政策の質を向上させる重要性を強調した。
社会保障全体の議論を若年世代の負担を考慮しつつ進めるべきとの意見が出され、経済成長と財政健全化の両立を図る予算編成が求められた。
③3分の1が「偏差値40以下」、薬学部を問題視
【ちょこっと解説】
大手学習塾のデータによると、偏差値40以下の薬学部が全体の3分の1を占めている。
進級率やストレート合格率の低い大学も見られ、薬剤師として活躍できる人材育成には、入学段階からの選抜が重要となる。
薬学教育においては、知識・技能・態度を兼ね備え、患者視点に立てる人材育成が求められる。
④日薬、医療安全対策「改めて徹底を」 スギ薬局の調剤事故受け会員に通知
【ちょこっと解説】
スギ薬局で起きた調剤事故を受け、日本薬剤師会が医療安全対策の徹底を会員薬局に通知。業務手順書の見直しや事故防止の話し合いを求める。
事故のハイリスク薬には、より厳格な安全体制が必要と強調。基本である安全な薬物療法の重要性を再確認。
「薬局ヒヤリ・ハット事例収集分析事業」の活用を推奨。一包化に関する事例を資料として提供し、参考にするよう指示。
⑤ゲノム編集ベビー、法規制へ 国会提出目指し調整本格化
【ちょこっと解説】
厚労省は、ゲノム編集技術で遺伝子を改変し子を誕生させる研究や治療を取り締まる法案の調整を本格化。2025年までの国会提出を目指す。
法案では受精卵や精子、卵子、RNAへの改変を規制。現在は指針で一部研究のみ容認しているが、罰則はない。
2018年に中国の研究者がゲノム編集受精卵から双子を誕生させたと報告し国際的に非難。生命倫理専門調査会は法規制検討を求めたが、技術の進展や難病治療への期待から慎重な検討が必要とされ、法案提出は先送りされていた。
⑥昨年度の体力・運動能力調査 30代後半の男女で二極化
【ちょこっと解説】
30代後半男女の体力合計点に二極化:男性は過去最高を記録した一方、女性は過去2番目に低い結果となった。男性はコロナ禍での運動習慣化が影響した可能性がある一方、女性は仕事や家事の忙しさ、過去の運動経験の少なさからくる苦手意識が背景にあると考えられる。
過去3世代比較で反復横跳びは向上、ボール投げは低下:昭和、平成、令和の10歳の結果を比較すると、反復横跳びは大きく向上した。これは平均身長の増加やリズミカルな動きへの慣れが影響していると考えられる。一方、ボール投げは低下しており、現代の遊び環境の変化と全身運動経験の不足が指摘されている。
スポーツ庁は働き盛り・子育て世代のスポーツ参加促進へ: 30~40代女性の体力・スポーツ実施率低下を深刻に捉え、企業や自治体と連携し、スポーツへの参加を促す取り組みを進める方針だ。
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【医薬品供給情報】
こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。
医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。
①日本ジェネリック
②武田薬品工業
③塩野義製薬
④共和薬品工業
⑤全星薬品工業
⑥東和薬品
⑦日医工
⑧サンド
⑨富士レビオ(※自主回収)
4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇
医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。
【その他のご案内】
①基本料1「4000回以下で高集中率」に改革余地。財務省提言による要件強化・点数見直しの最新動向と対策を徹底解説~24年改定後 売上シミュレーションシート進呈~
本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪