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3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/11/20号

おはようございます😃
本日もお忙しい医療従事者の方に向けて“ささっと”情報をお届けしていきます💊

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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①「病院経営の厳しさ」がより明確に、医業・経常「赤字」病院の増加が著しく、個々の病院が抱える赤字も拡大―日病・全日病・医法協

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【ちょこっと解説】

  • 病院経営の厳しさが顕著化し、2024年度調査では、医業収益が増加していても赤字病院が増加していることが明確化。22年度から23年度にかけて、経常利益が黒字から赤字に転落し、一病院あたりの赤字幅も拡大している。

  • コロナ禍前と2024年までの比較では、患者数の回復が不十分であり、入院と外来の診療単価は増加しているものの、施設あたりの収益の伸びが鈍化している。コロナ補助金が収益に影響を与え、病院の赤字割合が増加。

  • 背景には費用の増加や補助金の減少があり、人材不足や高コスト傾向が進んでいる。病院経営の動向を注視し、状況の変化に応じた対策が必要とされる。



②サービス過剰地域での特定の医療機関に診療報酬上の減算を要請

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【ちょこっと解説】

財政制度等審議会・財政制度分科会において、財務省は医療費高騰と現役世代減少を背景に、医療保険財政の深刻化を指摘し、以下の3点を中心とした社会保障改革を提案した。

1. 医師偏在対策の強化:

  • 診療報酬体系の見直しや、医師偏在指標に基づいた診療報酬減算措置を導入する。

  • 特に、医師過剰地域における特定診療科への診療報酬減算を検討する。

  • 地域医療構想の実現に向け、都道府県知事の権限強化や医療機関の役割分担の明確化を進める。

2. 2025年度からの薬価中間年改定の実施:

  • 全医薬品を対象に実勢価格に基づいた薬価引き下げを実施する。

  • 新薬創出適応外薬解消等促進加算の累積控除を適用するなど、新薬加算の適正化を進める。

3. 介護保険制度改革:

  • 介護老人保健施設や介護医療院への多床室室料負担を導入する。

  • 介護保険サービスの利用者負担割合を見直し、2割負担対象者の範囲を拡大する。



③日薬連 自主点検で承認書と製造実態に齟齬は44%、3796品目 「軽微」強調する業界に釘 安定確保会議

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【ちょこっと解説】

  • 日本製薬団体連合会は、後発品製造業者172社を対象に行った自主点検の結果、対象品目の43.5%にあたる3796品目で承認書と製造実態に齟齬があったと報告した。

  • 今回の自主点検は、過去最大規模で実施され、製造方法だけでなく、試験方法や試薬に至るまで詳細な確認が行われた。 その結果、承認書との齟齬は広範囲に及び、必要な薬事対応が終了した品目は184品目にとどまっている。

  • 構成員からは、報告件数の多さや「軽微な相違」と矮小化する業界の姿勢に批判が噴出した。 再発防止のために、原因や背景の調査、自主点検の頻度や内容の見直し、情報共有の必要性などが指摘されている。



④高度肥満症患者、心血管疾患リスク軽減のための減量目標値が明らかに

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【ちょこっと解説】

  • 高度肥満症患者における心血管疾患リスク軽減には、長期的な減量目標値の設定が重要となる。

  • 本研究では、高度肥満症患者314人を対象に、減量治療開始から1年後、5年後の体重減少率とCVDリスク因子の数を解析した。その結果、リスク因子を1項目以上減らすには、1年間で初期体重から5.4%、5年間で5.0%の減量が有効であることが示された。

  • さらに、確実なリスク軽減効果を得るためには、1年後には7.5%以上、5年後には12.0%以上の減量が必要であることが明らかとなった。この結果は、医師が高度肥満症患者に対して、長期的な減量目標を明確に示すための患者への説得材料となり、治療への理解促進が期待される。



⑤corteとソラミチシステム社が共同開発した、AI薬歴作成支援サービス「corte」 日本調剤の50店舗への導入決定!

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【ちょこっと解説】

  • AI薬歴作成支援サービス「corte」が日本調剤の50店舗に導入開始された。生成AIを活用し、薬剤師による服薬指導の会話を自動的に要約し薬歴を効率的に作成する。これにより、業務効率化と医療の質向上が期待される。

  • ソラミチシステムとcorte社が共同で開発した「corte」は、薬剤師の対物業務を効率化し、患者との対話に集中する環境を提供する。SOAP形式でのテキスト自動生成機能があり、情報共有もスムーズである。

  • 「corte」の導入によって薬剤師は業務の負担を軽減し、患者へのコミュニケーションと服薬指導時間を増やすことが可能となる。医療DX推進の一環として、患者サービスの向上を目指している。



⑥岡山のせとのわ、倉敷で医療ツーリズム 厚労省が採択

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【ちょこっと解説】

  • 岡山市のせとのわ等が、海外医療関係者と連携し倉敷市で医療ツーリズム推進。宣伝から診療、帰国後フォローアップまで一貫体制構築を目指す。

  • 厚労省の調査・実証事業に採択。倉敷成人病センターの高度医療技術と倉敷美観地区観光を組み合わせ、2025年3月末まで実証実験実施。課題洗い出しと行政連携による解決策検討を行う。

  • 事業の自立化目指し、岡山県全域、瀬戸内エリアへの拡大、インバウンド誘客効果も見込む。



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【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①ビオメディクス


②岩城製薬


③カイゲンファーマ


④日興製薬



4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。




【その他のご案内】

①2024年11月最新 独自入手事例を限定公開【個別指導・告知なし立入検査】33の指摘事項の分析と傾向。加算返戻を防止する、最低限の対策方法を解説





本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪


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