Kindle出版&作成について話そう!イベントレポート【MediWebラボ企画】
今回は、運営している「MediWebラボ」内で開催した「Kindle出版&作成について話そう!イベント」にて、Kindle出版&作成経験のある2名のラボメンバーさんに、質問・相談を行った内容をまとめています。
Kindleの執筆方法や難しかったこと、副収入などメリットについて、モチベーション維持やWeb記事作成との違いなど、気になるポイントをたくさんお話ししてくださいました!
ゲストの自己紹介
MediWebラボコミュマネ かのりささん
コミュニティの運営やイベント運営をしながら、のんびりKindle作成に取り組んでいます。MediWebラボコミュニティマネージャーのかのりさです。
現在、「田舎に住んでいても、好きなことだけでオンラインで働く体験談」をテーマにKindle本を作成中です。
私もKindle出版経験者のあきこさんの話が聞けること、楽しみにしています!
作業療法士ライター あきこさん
医療ライターの山田あきこです。「がんばりすぎない介護: 介護と趣味を両立して豊かに暮らす」というKindle本を出版しています。
今は介護施設で働きながら、ライティングのお仕事をしています。よろしくお願いします!
Kindle作成をしたきっかけ
あきこさん:
Kindle作成についてSNSで見たことをきっかけに、「自分のポートフォリオとして作成できたらいいな」と思い挑戦しました。
自分は作業療法士として働いており介護の知見があったこと、母が父を介護する様子を間近で見ていたことから、この体験を多くの方に知っていただきたいなと思いました。やってみたら自分に向いていたので、現在2本目のKindle本作成を企画しています!
かのりささん:
私の場合は、昔働いていた職場にKindle本を出版している方がいたんです。
その方が良い意味で特別な方ではなくて、「身近にもKindle本を執筆している人がいるんだな」「特別な内容でなくても出版できるんだな」と刺激を受けたことがきっかけでした。
Kindle作成をして難しかったこと、良かったこと
あきこさん:
まず、Kindle作成をして良かったことは、納期が決められていないので自分のペースで稼働できることです。
難しかったことは、スケジュール管理です。ずるずる過ごしてしまうのが、良かったことと相反していましたね。
また、私の母世代の方には「電子書籍」の馴染みがなかったので、ペーパーバック(Kindle本を紙書籍として購入できるサービス)での個人出版も検討しています。ペーパーバックだと在庫の心配がないので、コストなく普通の紙書籍として出版できて魅力的です。
かのりささん:
良かったことは、「Kindle本作成してます!」と発信すると、応援してくれる方がたくさんいることです。やらないといけないな、という気持ちにもなるのでありがたいですね。
難しいことは、競合のリサーチです。私はWebライターの経験がないので、Kindle作成前の競合リサーチから難しいなと感じてしまいます。今の時代に合いそうなテーマだからこそ、ジャンルの垣根を超えてどこまでも競合のように思えてしまい大変です(笑)
Web記事とは違う、Kindle本作成の流れとは
あきこさん:
Kindle作成をする際は、「自分に何ができるかな?」と自分の強みを考えてテーマ案を洗い出しました。軸がぶれないように、MindMapを使って書き出したり見直したり……。
構成組みやリサーチについては、Web記事と似ているかなと思います。
ただ、Kindle本は2万文字が目安と言われているので、書き切るための細かい土台作りは大変かもしれません。
私の場合は、Googleドキュメントで書いたものをWordに変換し、epub(イーパブ)ファイルに変換をしました。今はWordでもKindle本にできるようですが、epub(イーパブ)ファイル化するとより見やすくなるとのことで、専門の方にお願いしてファイル化してもらいました。
かのりささん:
私の場合は、「自分が何を伝えたいか」を軸に作成しています。
その上で、重視するポイントをどこにするべきか、SNSでアンケートを取ったり周りに聞いたりしています。
あきこさんと同じくMindMapを使用して目次を作り、そこに肉付けをする形で作成しています。
Kindle本で得られる副収入やメリットについて
かのりささん:
まだ作成前ですが、1〜2万円くらい得られると嬉しいな、という気持ちはあります。
ただ、その他のメリットとして「書籍を出したことがある」というのは箔が付くとも言われています。特に年配の方は、電子書籍も本の書籍も違いなくすごいと感じてくださる方も多いです。
いろいろなお仕事をする中で、決裁権を持つ年配の方にすごいねと思っていただけるのは、メリットがあるのではと感じます。
あきこさん:
Kindle本は、最初はセールをしたり100円くらいでの販売をした後に値段を上げたり、という方が多いです。
無料ランキングと有料ランキングがあるので、どちらかのランキング入りを目標にする、という方もいるかもしれません。KindleUnlimitedに加入している方は無料で読み放題なので、価格はあまり気にされない方もいるかなと思います。
Kindleは後から値段変更もできるので、売上を見て修正する方もいるかもしれませんね。
Kindle本は、どのくらいで作成完了できるのか?
あきこさん:
私の場合は、リサーチや校正校閲、KDP登録まで入れると3か月くらいで作成完了しました。
すでに書きたい内容を考えた上で作成をスタートしたので、執筆だけを考えると2週間で作成は完了しました。書く材料が定まっていたら、期間は短く作成できるかもしれません。
私の場合は取材も入れているので、相手とのやり取りなども考慮が必要でした。取材の特典あるなしでも、作成期間は変わりそうです。
実は私は、子どもの用事や自分のやる気でKindle作成のために取っておいた3日間を無駄にしてしまったことがあったんです。だからこそ、寝る前や日常生活のすきま時間に、強引にKindle作成をする時間を盛り込みました。
結果的に、「日常に盛り込むこと」が自分のやり方として合っていたので、2週間で完成できました。
私のモチベーション維持方法は、やる気がなくてもパソコンに向かってまずはやる!ことです。
Kindle作成後の目標とは
かのりささん:
自分が作成して楽しかったら、ではありますが、Kindle作成のサポートができればいいなと思っています。
次に作成してみたい、と考えるかたのお手伝いや、一緒に書くということができたら楽しそうです。
あきこさん:
実は今、子どもと一緒にKindleの絵本を作成しているところなんです。Canvaやデジタルイラストで作成しており中々進んでいないですが、そちらの出版が今の目標です。
子どもが絵を描くことが好きなので、一緒に楽しく絵本を完成できればいいなと思っています。
イベントを開催して
今回は、Kindle出版&作成中のラボメンバーさんにお話を伺いました!
Kindle出版に興味のあるラボメンバーさんからもたくさん質問をいただき、中々聞けない内容が詰まったイベントになったのでは、と思います。
イベントの録画は、以下から視聴できます!
今後も医療×Webクリエイターが集まるコミュニティ「MediWebラボ」では、ラボメンバーさんの強みや興味関心のある内容に対して、さまざまなイベントを行います。
みなさんのご参加、またお待ちしています!😊🙌🌸