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iMacのメモリを増やしてみよう。【iMac 2020 27-inch】

はじめに

前回紹介したiMacですが、メモリにどうしても不足感を感じていたので思い切って増設することにしてみました。
今時のMacはもうメモリのカスタマイズができませんが、リニューアル前の27インチiMacだと実はまだメモリを弄ることができます。
仕様はこの通り。

PC4-21333
バッファなし
パリティなし
260 ピン
2666 MHz DDR4 SDRAM

Appleの仕様ページより引用

ということで、これに合った仕様のメモリを買えばいいのです。

今回はAmazonで買いました。なかなかノートPC用メモリ※って売ってないですよね。条件に合うものがなかなか見つからずに辿り着いたのがこちらでした。
(※iMacのメモリはデスクトップ用ではなくノートPC用と同じです。)
なんで8GB2つのパソコンに16GBかって?これしかいい値段のやつがなかったからですね…。

早速増設してみよう。

iMacは電源ケーブルを抜くとメモリスロットの蓋を開けるためのボタンが出てきます。これを爪かマイナスドライバーで強く押すと上の蓋が取れるのです。

ちなみにめっちゃ固いよ!!

蓋が取れると、左右のレバーを開くように引き出してメモリスロットを取り出します。

付いてる二つは元々刺さってた8GBx2。

ここに買ってきたメモリを差し込みます。

スロットが埋まったらOK。

ここのメモリは「カチッ」っと感触があるまで押し込んでください。
ちゃんと刺さってないと電源を入れてもずっと液晶に何も映らないという問題に直面します。私は今回一度やらかしました。
(昔はこの時3回ビープ音が鳴るという仕様だったのですが、今は鳴らないようです。うっすらとファンの音だけが聞こえて何にも始まらないことになるのでしっかりとメモリ刺すようにしましょう。)
後は蓋を閉めて再配線すればOK!

メモリ交換後は起動画面が出るまで20秒ほどかかるので気長に待ちましょう。

この辺りは瀬戸弘司さんの動画を見てもいいかもしれません。(当時は2012モデルですが、2020も変わりません。メモリの順番だけ違いますがそれだけは後述)

メモリ増設後は…?

48GBに!!

ということでメモリ増設完了〜〜!!
…といいたいところなのですが、実はこれよくない配置になっています。
最初にこのMacは2666 MHzと書きましたが、なぜか2133MHzになってます。

実はこれ、メモリの配置順番のせいで理論値クロック周波数が引き出せていない状態なのです。

メモリの順番?

メモリは差し込んだ配置順番によって、デュアルチャネルという処理速度が向上する恩恵を得ることができるのですが、iMac 2020モデルはちょっと違うらしく

新しいメモリを1、古いメモリを2とすると
iMacは2019年モデルまでは
1
2
1
2
という順番で配置すればOKだったのですが、どうやら2020年モデルだけは
1
1
2
2
という順番じゃないとこのクロック数向上の恩恵を得られないそうです。
デュアルチャネルで配置するとクロック数が下がると言う謎現象が起こっているのです。

(参考にしました)

付いてる二つは元々刺さってた8GBx2。

最初開けた時は
-
2
-
2
という感じで配置されていましたが、2020モデルで交互に差し込むとどうやらダメなよう。
そのため、手動で
1
1
2
2
という配置に変えてみることに。

順番を入れ替えると

クロック周波数が向上しました。理論値でないことに変わりないのですがそれでもさっきより高いです。容量が違うのでしょうがないっちゃしょうがないのです…。
クロック周波数が下がるデュアルチャネルの方が書き込み速度は速いという記録もあるようですが、今回はクロック周波数を優先することにしてみました。

こんな感じでiMacのメモリ増設は進んでいきます。
今はApple SIliconに完全移行してしまったことと、他の一般的なPCでも交換できないような形になり物理的なメモリパーツを用意する必要がなくなってしまいましたが、こうして自分でカスタマイズできるのもPCの醍醐味だなと感じています。
それでは。

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