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ポーロと予習~明日、美術館に行きませんか~

こんにちは、medien-lienライターのちひろです!

突然ですが、明日、美術館に行きませんか?

なぜか!
「美術館って、想像以上に気軽で楽しいところだから」!

私個人の意見ですが、芸術作品の楽しみ方は人それぞれだと思います。

純粋に「好き」と思える作品をただ眺めて「好き」に浸るも良し、
作品をとりまく情報から、その背景や作者の内面性に思いを巡らせるも良し。

作品以外の面でも、美術館を訪れる理由はさまざまにあるのではないでしょうか。
例えば、静かな場所に行きたい、美術館の素敵な建築を見たい、などなど。

一方で、
「そうはいっても知識がないからよく分からない」
そう思う方も多いのではないかと思います。私は大学で美術史を専攻しているのですが、「美術史の流れを知っていることで、作品をより楽しめる」という場面は確かにあります。

ただ、ここからは私の考えですが、作品鑑賞において「ただ目の前の作品に引き込まれる、心を奪われる、圧倒される」そんな経験こそが何よりも大切なのではないでしょうか。

つまり、自分の気持ちの赴くまま、感じるままに絵を眺めるだけでいいはずなのです。

私にとって、「目の前の作品から感じること、自分の感じ方に向き合う時間」は、なくてはならない大切なものです。

先日、アーティゾン美術館にて開催中の「空間と作品」展に行ってきました。この写真はピカソのコラージュ作品(右)と、キュビスムでよく知られるブラックの作品(左)。「絵画」って、私たちの見ている世界って、何なんだろうと考えさせられます。

少し話を変えて。みなさんは、最後に美術館を訪れたのはいつでしょうか?

スマホやパソコンを通じて、家にいながら様々なコンテンツを楽しめるようになった現代。

わざわざ時間や労力、お金を割いて「美術館に行く」という選択をする人は「少数派」なのでしょうか。

一方で、最近では若い女性を中心に、美術館へ足を運ぶ人が増えてきているようにも感じます。特に、昨年末から今年の春にかけて、東京と大阪で開催された「モネ 連作の情景」展は、SNS上でも見かける機会が多くありました。

また、「展覧会グッズが可愛い」と度々話題になっていたことから、グッズを目当てに展覧会を訪れる人も多くいたのではないかと思います。

そのように、グッズは美術館へのハードルを下げてくれる役割を担っているのかもしれません。

しかしながら、冒頭でも触れたように、まだまだ「美術館はハードルが高い」と感じる方が多くいることも、きっと事実でしょう。

九州大学の現役学生が制作するラジオ番組、「ケロケロ見聞録」、9月放送では、
そのような「美術館はハードルが高い!難しい!」という声に着目して番組作りをスタートさせました。

テーマはもちろん、「美術館」。現役大学生が、「美術館をもっと楽しむために必要なこと」を考えます!

この記事は、九州大学の現役学生が制作するラジオ番組「ケロケロ見聞録」(ラブエフエム国際放送、毎月第1日曜よる10時から)をより深く楽しめる情報を提供するものです。
この記事に興味をもって下さった方は、ぜひ各種サービスでケロケロ見聞録をお楽しみください!

1,福岡市内の美術館3選

ケロケロ見聞録9月放送前記事では、福岡市内の美術館を3つご紹介します。
美術館に行くためには、まずはどんな美術館があるか知らないと始まらない!
このnoteをきっかけに、美術館へのお出かけの予定を立ててみませんか。

福岡県立美術館

昭和39年(1964)年に、美術館と図書館の複合施設として開館した福岡県文化会館が前身の県立美術館。
昭和60年(1985年)に福岡県立美術館として独立し、現在に至ります。

「県立」美術館ということもあり、福岡県にゆかりのある作品を多く収蔵していることが特徴でしょうか。もちろん、国内外問わず様々な作品も鑑賞することができます。

場所は、天神北のあたり。天神にお出かけの際は是非!

写真:福岡県立美術館HPより

HPはコチラから

ちなみに、2029年には新たに大濠公園付近に移転する計画が進められています。
新たな県立美術館の姿に要注目です!


福岡市美術館

つづいて、大濠公園の中に位置する福岡市立美術館。
2019年にリニューアルオープンしており、その建築の美しさも特徴の一つです。

コレクションの特徴は、その「多様さ・多彩さ」。
古今東西を問わず、集められた作品たちは、とても見応えがあります。

写真:福岡市美術館HPより

個人的に、赤茶色の雰囲気ある外壁と、美術館入り口付近に草間彌生の南瓜が展示されているところが好きです。

HPはコチラから

福岡アジア美術館

福岡アジア美術館の特徴は、何と言っても「アジアの近現代の美術作品を系統的に収集し展示する世界に唯一の美術館」であること。

既成の「美術」の枠を超え、多様なメッセージを伝えようとする近現代作品の声を聞くことができる場所です。

場所は中洲川端駅すぐ。博多や天神からもアクセスが良好です。

写真:福岡アジア美術館HPより

HPはコチラから

2,今月の聴きドコロ!

①出演者3人の「わたしと美術館」

今月放送の出演者は、めい、ハル、なおきの3人!

普段に美術館に行くかどうかなど、3人それぞれの「美術館とのかかわり」をトークします。

ちなみになおきは番組初出演!要注目です👀

左から、めい、なおき、ハル

②学芸員さんにインタビュー!

福岡市美術館 学芸課教育普及係長 髙田瑠美さまにインタビューを行い、美術館の楽しみ方などについてお聞きしました♪

美術館に深く関わる方の、貴重なお話をうかがうことができました!

福岡市美術館 学芸課教育普及係長 髙田瑠美さま(上)と、めい(下)

③「明日、美術館行かない?」

髙田さまへのインタビューや、大学生を中心に実施したアンケートなどをふまえ、「若者がもっと美術館を楽しむためにはどうすればよいか?」を考えます!

現役大学生ならではの視点でトークします♪

3,おわりに

最後に、先日訪れた「空間と作品」展(アーティゾン美術館)のなかで、印象的だった言葉があります。

(明確にメモをしていないので、ニュアンスにはなってしまう点をご了承ください。)

絵を自宅に飾るなどすることは、特権的なこと。しかし、現代の私たちはそれを美術館で享受することができる。そして、そこで感じたものを自分の日常に持ち帰ることができる。

この展覧会が、作品が置かれた「空間」に着目したものであるからこそのメッセージですが、美術館と私たちとの関係性を考えるうえで、重要になる言葉ではないでしょうか。

9月放送では、美術館についてとことん深堀りします!
放送日は、9月1日よる10時~、LOVE FMからの放送です♪

radikoでは、1週間のタイムシフトもお楽しみいただけます。
(福岡にお住みでない方も、radikoプレミアム会員であれば、リアルタイム放送と1週間のタイムシフトをお楽しみいただけます。
ケロケロ見聞録9月放送を聴いて、美術館をもっと身近に感じてみませんか?


3,SNS展開

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