見出し画像

ヘルステック・デジタル技術関連ニュースまとめ 2024#13

この1週間に弊社Facebookページ等で紹介したヘルステック・研究・産業、ロボット・AI等デジタル技術関連ニュースをまとめて紹介します。
※ 記事のリンクが切れている場合は記事名で検索していただくとヒットする場合があります。
※ 過去のまとめはこちらのマガジンに。

今週の個人的注目トピックは

  • 4月を前に、働き方改革・業務負担軽減にむけた医療AI・DXの取組のニュースが多数

  • 中国国産手術支援ロボット、da Vinci (Intuitive Fosun)の他にも活性度を維持

です。




・医療AI

医療進出を加速させるNVIDIA | Medical AI Times (2024.03.25)

「NVIDIAはJohnson & Johnsonと「外科手術における生成AIの活用」について、GE Healthcareとは「医療用画像の改善」に関しての契約を発表した。」

Medical AI Times

EDANとGH LabsがAIを活用した超音波診断装置の開発で協力 (2024.03.25)

GH Labsは特に中低所得国における健康格差を是正するためのイノベーションを目指すGates Venturesとビル&メリンダ・ゲイツ財団が設立した非営利団体。

「本提携は、特に低・中所得国(LMICs)の医療アクセスに革命を起こすことを目指しています。」

Edan Instruments, Inc. プレスリリース

【医療DX】音声入力とAI要約でカルテ作成業務を楽にする「medimo」、大型機能アップデート及び糖尿病内科専用AIを提供開始 (2024.03.25)

「糖尿病内科の実臨床の音声データ(匿名処理済)を用いて、糖尿病内科頻出の医療用語の変換精度が高いAIモデルを開発」

「日常的な診察と栄養指導専用の診察テンプレートの提供を開始し、クオリティの高い記録作成が可能に」

株式会社Pleap プレスリリース

AIインフルエンザ検査を受けた累計患者が5万人に到達、アイリスの “nodoca” (2024.03.26)

2022.12.23の販売開始から15ヶ月で5万人達成。

AI医療機器開発のアイリス シリーズDにおける資金調達総額が50億円に到達 (2024.03.28)

「今回の調達資金を用いて、咽頭画像データベースの拡大、AI搭載咽頭内視鏡システムnodoca®の更なる研究開発と普及促進、また新たな疾患判定AIの研究開発にも注力することで、医療技術の深化に貢献してまいります」

アイリス プレスリリース

NTTデータが開発した脳MRI診断支援AI技術をエルピクセルが「EIRL AI パートナープログラム」で製品化 ~パートナー各社との連携により、医療AIの社会実装を加速~ (2024.03.28)

「既存の診断支援AI「EIRL Brain」シリーズとともに医療機関に提供することで、脳ドックや頭部外来診療における画像診断の包括的な支援を目指します」

エルピクセル プレスリリース

AI予測分析ツール「Prediction One」 、メディカル・データ・ビジョンの疾患発症リスク予測に技術協力 (2024.03.27)

「従来の「疾患リスクレポート」では、健康診断の結果から非AIロジックによって、6種類の疾患発症リスクが予測されていましたが、このたび「Prediction One」が技術協力することで機能が強化され、2024年9月末までに疾患リスク予測の対象を合計22種類に拡大します」

ソニーネットワークコミュニケーションズ プレスリリース

医療機関に4つの生成AI、業務負荷を軽減し研究用データベースの充実へ (2024.03.29)

先日発表のあった医薬基盤・健康・栄養研究所、大阪国際がんセンター、日本IBM、TXP Medicalのプロジェクト。

「(1)患者説明・同意取得支援AI(2)問診支援AI(3)看護師音声入力支援AI(4)書類作成・サマリー作成支援AI」の4種類。アバターなども。

コミュニケーションスキルも生成AIの方が優秀!? 医者がいらなくなる世界は来るのか? | m3 .com AIラボ (2024.03.21)

・OSCE分野で模擬患者役をAIが担当
・患者とのコミュニケーションにChatGPTを活用 医師の回答よりも好まれる結果に

在宅医療の次世代サービスを先行公開 | 株式会社eWeLL (2024.03.29)

「2024年4月に提供を開始する国内初の生成AIによる訪問看護計画書作成をはじめとする在宅医療の次世代サービスの概要を発表」

・AI看護計画/AI看護報告
・ケアログ
・AI訪問スケジュール 等

eWell プレスリリース


・手術支援ロボット

重慶で中国医学設備展示会開催 (2024.03.30)

記事中に2つの手術支援ロボット(da Vinci型)の写真があります。

上海微創医療機器人(MedBot)のToumai®Endoscopic Surgical Robotと康诺思腾(Cornerstone Robotics)のSentire Endoscopic Surgical System

https://www.csrbtx.com/en/product_center


・デジタル医療

心臓シミュレータで救命を スパコンエンジニアの使命感 千葉修一 ジャパンメディカルデバイス|経済界ウェブ (2024.03.24)

UT-HeartのJMD千葉CEOのインタビュー。
課題は承認手続きと価格面。

医療機関向けスマホ「日病モバイル」とパラマウントベッドの「スマートベッドシステムTM」が連携開始   6月より大阪たつみリハビリテーション病院(全120床)に導入決定 (2024.03.25)

「医療従事者が院内どこにいても、ベッド上の患者のさまざまな情報を把握」
「患者の状態変化(睡眠、起き上がり、離床等)に関する通知を端末で受信」することで早期対応と働き方改革に貢献

「医療従事者が院内どこにいても、ベッド上の患者のさまざまな情報を把握」
「患者の状態変化(睡眠、起き上がり、離床等)に関する通知を端末で受信」することで早期対応と働き方改革に貢献

フロンティア・フィールド プレスリリース

治療用アプリ開発スタートアップS-Alpha社と資本提携およびライセンス契約を締結~ヘルスケア領域における治療にデジタル技術を活用~ (2024.03.28)

先日のInnoJinとの資本提携に続き。
デジタル医療サービス展開に積極的なロート製薬。

神奈川県とデジタル活用による地域医療等の課題解決に向けた協定を締結 | 株式会社DeNA (2024.03.29)

「医療ICTに関連するデジタル技術やノウハウを活用し、生産年齢人口の減少や医師の働き方改革等により、医療人材の確保等が課題となる中、平時はもとより、災害や新興感染症発生時にも対応する効率的で質の高い医療提供体制の構築をはじめ、デジタルの活用による地域医療の課題解決に向けた研究・実証・検討などの取組みを行います」

DeNA プレスリリース


・働き方改革

日本メドトロニック「医師の働き方改革」実現のためのタスク・シフト/シェアを支援するメディカルスタッフ向けeラーニングコンテンツを4月1日より公開 (2024.03.27)

重要な取り組み。

「質の高いチーム医療を実現するためには、単に業務を移管するだけに留まらず、新たな業務を担う看護師や臨床工学技士が体系的に学べる学習コンテンツは重要な位置づけとなります。メドトロニックは、円滑なタスク・シフト/シェアに役立つeラーニングコンテンツを、多忙な医療従事者が隙間時間にも視聴しやすいスマートフォンアプリを通じて提供します。」

日本メドトロニック プレスリリース

医療現場のDXをサポートするOPERe、セイコーエプソンと資本業務提携へ (2024.03.26)

「OPEReによる医療現場のDXをサポートするアプリケーション「ポケさぽ」などのビジネスに対し、エプソンのインクジェットプリンター・スキャナーなどのハードウェアやソフトウェアを連携させることで、医療現場で課題となっている人手不足の解決を支援するビジネスの展開を目指す」

セイコーエプソン プレスリリース

ファストドクター、往診加算引き下げを受けたプレスリリースに込めた真意 休日・夜間往診の引き下げ「かかりつけ医機能の低下」 | m3 .com (2024.03.28)

救急トリアージ機能を持つ往診事業を展開するファストドクター。

「実質的に往診が制限されることになり、救急への負担を抑制することができなくなり、働き方改革の推進の妨げになるのではと我々は見ています。」

m3.com


・エイジテック

スマホで眼科受診・転んでも骨折しない床……IT技術で高齢者サポート 「エイジテック」が急速拡大 - ITmedia エグゼクティブ (2024.03.25)

眼科診断OUI Inc.、転倒対策Magic Sheldsの紹介のほか、Japan Age Tech Market Mapから抜粋した主なエイジテック関連企業の一覧など。


・大学・研究

(一財)イシダメディカル財団×(公財)京都高度技術研究所×京都市  ライフサイエンス分野の研究開発及び人材育成に関する連携協定の締結 (2024.03.29)

イシダメディカル財団は自動計量包装機器を手掛けるイシダが2023年12月に設立した財団です。医療機器・看護領域の研究開発や事業化支援を4月から開始します。

高校生向けオンラインセミナー(3)東京医科歯科大/藤田医科大 | 読売新聞教育ネットワーク (2024.03.29)

昨年10-11月に計6回行われたセミナー「未来の医療を創る君へ」のレポート。(1)〜(4)。(3)では宇山先生の手術支援ロボットの講義など。


・医工連携

多職種が連携し、腹部鏡視下手術における 術後皮下気腫に関する論文を発表 | 兵庫医科大学 (2024.03.26)

医師、看護師や放射線技師など多職種連携での研究成果です。

「看護師や放射線技師など多職種と連携し、約2,500名の患者データをもとに腹部鏡視下手術の際の合併症である皮下気腫の発生と、患者の背景や手術因子の関連について調査し、その発生率や危険因子などを探索」

「皮下気腫発生の危険因子として、女性、高齢(80歳以上)、低BMI(BMI20以下)、長時間手術(手術時間360分以上)、ロボット支援下手術、高腹腔内圧(気腹圧)、終末呼気二酸化炭素濃度(息を吐ききったときの二酸化炭素の濃度)が同定」

兵庫医科大学 プレスリリース


・製造・生産

日立、医薬向け製造・品質管理システム「HITPHAMS」をサブスクリプション型で提供開始 (2024.03.28)

「さまざまな形態の医薬品や医療機器の生産プロセスにおいて、GMPで要求される 製造指図管理や製造実績管理を中心に、厳格な製造管理・品質管理を実現する統合パッケージ」のSaaS版を発表。


・企業・マーケット

J&J、ショックウェーブ買収交渉 心疾患向け医療機器メーカー=WSJ (2024.03.27)

「ショックウェーブを巡っては、同業の米ボストン・サイエンティフィックも買収提案を検討していると昨年報じられている。」

ロイター

ライフサイエンス企業を取り巻く外部環境変化と、求められているオープンイノベーション支援について | KPMG (2024.03.11)

先端医療機器アクセラレーションプロジェクト 補助事業対象者を決定しました! | 東京都 (2024.03.27)

Global Vascularに最長6年間・最大6億円の補助。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?